会社がリモートワーク標準になって半年、あと1年はそれが続くと発表されて思うこと

※記載内容は個人の見解/感想であり、所属する組織の公式見解ではございません

わたしが勤めている株式会社ゆめみでは、現在在宅勤務が標準とされています。弊社ニュースリリース
先日、追加のリリースが発表され、来年の2021年の9月までこの指針が維持されることとなりました。弊社ニュースリリース

コロナ禍で在宅勤務をする会社が多いと思いますが、1年後まで指針を決めている企業はそこまであまり多く無いのではないでしょうか。

このエントリでは、在宅勤務が標準となって率直にどう感じているか、1年後まで延長されたことについてどう感じているかについて話したいと思います。

弊社の在宅勤務標準を取り巻く環境

まず、弊社の在宅勤務標準ですが、標準ということで、基本的に自宅での作業をベースとして、個別に出社したい場合は申請ベースで出社可能になるものあり、感染リスクがある人を除いて出社自体は禁止されてはいません。

じゃあ、実際どのくらいの人が出社しているの?というと、具体的には把握していないのですが、私はこの半年間で2回しか出社しませんでしたし、出社したときも同じフロアに人は1人もいませんでした。
他のフロア通しても5人ほどしか顔を合わせていません。
もともとリモートする人は多かったと思いますが、普段東京オフィスだけで100人は出社しているのではないかと思うとかなり少ない数と言えると思います。

会社の環境が微妙なのではと思うかもしれませんが、大型曲面ディスプレイとアーロンチェアに座って快適な仕事ができますので、仕事環境については正直かなりいいと思います。
在宅勤務者には希望に応じて、この曲面ディスプレイとアーロンチェアやデスクが貸与されていますので、自宅でも同じような環境で仕事することが可能になっています。

各種会議や打ち合わせは基本的にリモートで行われます。
zoomによるビデオ通話の他、discordなどによる音声通話や仕事以外の雑談や飲み会などが盛んに行われています。

在宅勤務を半年やってみて思うこと

私は朝着替えて出社して到着して、そこで仕事のスイッチを入れるということが習慣づけられていました。
これが在宅勤務となるとスイッチの切替もできなければ、朝起きて座る机が仕事場なわけで、生活の中に仕事が入ってくるということに対してかなり抵抗感がありました。
いまでこそ慣れてむしろ出社が億劫になってしまった面もあるのですが、最初は適応するまでに時間がかかってしまいました。

コミュニケーション面ですが、基本的にプロジェクトメンバーは出社しませんので、会社に行っても対面で打ち合わせやちょっと横にいる同僚に相談できるという状況ではありません。
つまり、会社に出社することはリモート場所を変更することにしかならない状況でした。

最初こそ、「週3日位は出社するわ!」と言っていたのですが、交通費も定期代から都度申請になって精算が面倒になり、出社しても誰も居ないとなると、もはや出社する意義が見いだせなくなりました。
zoomやslackでコミュニケーションするのですから、相手からしたら私が会社に居ても家に居ても同じことです。
この状況は私の在宅勤務を加速させたといえます。

私自身、周りの空気を感じて先手を打って対処していく能力に長けていると思っており、相手の微妙な表情や仕草さえも察知します。
また周りを巻き込んで仕事を進めていくタイプです。

それが在宅勤務標準ではビデオ通話やSlack上の文字を通した「遠い」コミュニケーションしか出来ないわけです。
そうするとどうしても微妙な空気感や状況が伝わりにくくなるほか、お互いの様子が見えづらくなってきます。
コロナ禍で人と話すことも出来ず、ナーバスに感じていた人も大勢いるかと思いますが、私もその1人だったと思います。
こういう状況だと、完全に自身の長所がほぼ消えてしまっていますし、私もおそらく無意識のうちにストレスを溜めていたような気もします。
うちの会社がずっとこの方針なら、他社なら活かせるのかというのも考えたりしました。
これに関しては、discordでの積極的にコミュニケーションを取るようにという指針が会社から発表されていたかと思いますが、やはり私自身リモートでのコミュニケーションの壁はまだまだ大きいと思います。

通勤時間についてはどうでしょうか。
通勤時間はおよそ片道ドアtoドアで30〜40分ほどです。長い距離ではありませんが、往復で1時間余分に使えます。1ヶ月あたり1日分くらいは余裕できます。お昼にスーパーへ買い物やメルカリの発送にだっていけます。
一見、良いことだらけのように思えます。
ただ、先程、仕事のON/OFFのスイッチができなくなったと言いましたが、それは仕事の終わりに関してもそうです。
出社していると周りの人が帰宅すると「じゃあ自分も帰るか」という気分にはなるものですが、家にいるとそれがない為冴え際なく仕事してしまっていることが多くなってしまいました。
集計はしていないですが、通勤時間が減った以上に勤務時間が増えたような気がします。う〜ん。

在宅勤務標準が1年延長されることについて思うこと

率直に言うと困惑しています。
たしかにコロナ禍の収束が見えない中で明確に在宅勤務標準の期限を決めることは難しいでしょう。
とはいえ、今の時点で1年も延長する必要があるのかと思いました。コロナが収束したらまた元の通り対面でのコミュニケーションができ、自身の長所を活かせるかもという淡い期待もあったのは事実です。

結局の所、このままだと自身の長所を活かせないという状況は変わりがないですし、もやもやしたままの状況になると考えたので、どのようにしたらコミュニケーションがいくかよく考えるようになりました。
1年も豪快に延長されたらもう割り切って、リモート仕様にアップデートしていくしかないんですね。対面でしかやれない人はたぶんオールドタイプなんです。きっと。

あと、光熱費。めちゃくちゃ高いです。電気代とか去年の1.7倍とかになってます。オフィスの電気代安くなったんでは?支給しなくなった定期代から還元してくれよ!と思うところですが、今の所、会社から補助みたいのは出ない方針みたいです。ケチぃ〜。
あと在宅勤務標準1年続くならどうなるやら。

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