なぜ代表の意見に批判ばかりするのか
会社では代表に反対意見ばかりする人として認識されている(?)私が、なぜ批判をするのか整理してみました。
概ね以下の理由です。
1. 粗が目立つと追求したくなる性格だから
2. 意見を言いづらい人の意見を代弁している(つもり)
3. 議論する文化を作りたい
4. 36協定の労働者代表だから
1. 粗が目立つと追求したくなる性格だから
私のノートを見てもらうとわかるかもしれないが、私は物事を分析して問題点や粗が目立つとそこを追求したくなる傾向がある。
思いつきで意見することは少ないので、意見にはそのような発言に至る背景が必ずある。
2. 意見を言いづらい人の意見を代弁している(つもり)
一般的に組織に入ってすぐあーだーこーだ意見を言う人は「なんだあいつ」と煙たがられることだろう。
あとは家庭があると、意見を言うことで自分の立場が悪くなる事を考えてしまい、保守的になる傾向があると分析している。
今の会社は積極的に議論やレビューする文化が有り、少なくとも私や代表はそんな事を全く気にしていないと思うが、やはり周りの目は気になるのだろう。
その点私は、今の会社に入社して7年くらいになるし、結婚もしてないので、万が一「お前は意見に反対したのでクビだ!」といわれても困るのは自分自身だけである。
(繰り返すが、誹謗中傷は当然NGだが、今の会社では正当な意見や議論で発言者が虐げられることはないと思う)
ある意味嫌われ役を演じているとも言える。
3. 議論する文化を作りたい
議論にはどんな人も積極的に参加してほしいと思っているのだが、現状の気になるのが、ほとんどの議題は誰も関心を持ってないか、少数の人の意見で決定しがちということである。
私自身、意見を出すことによって声が大きい人(主張が強い人)にならないように、かなり神経を使って発言しているが、意見の数が少ないと相対的にどうしてもそう見えてしまう。
また、組織には自浄作用がある方が良いと思っていて、そこを期待しています。もしかしたら偉い人だって間違いを犯すかもしれない。
ソフトバンクの組織について次のような記事があるので一部を引用します。
https://president.jp/articles/-/7421 (柳井正VS孫正義 特別対談「起業は50代からがいい!)
柳井
まあ、話を戻すと意見を自由に言える社風は大切です。僕はいつも言うのだけれど、社長の指示した通りに現場の社員が実行するような会社は間違いなくつぶれます。現場の人間が「社長、それは違います」と言えるような会社にしておかないと知らず知らずのうちに誤った方向に進んでしまう。ただし、現場の社員は社長が本質的に何を指示しているのかを理解しておくこと。それを現場の判断で組み替えていくのが仕事なんです。
孫
役員会や社内会議でよくありがちなのは肩書が上の人の意見が通ってしまうこと。ある意見に対して、正しい、間違っているという判断でなく、「これは社長の意見だから、あれは部長が言ったことだから」と通してしまうと、誰も意見を言わなくなる。新入社員の発言でも、それが正しいことならば会議を通るという体質にしておかないと、会社は成長していきません。
言いたいことはまさにこういう事で、代表が言ったから正しい、上司の言うことは正しいということにしてしまうと、組織の限界が見えてしまうと思っています。
なので、自分が正しいと感じた意見は、代表にぶつけるようにしていますし、議論に意味があるということを伝えたいと思います。
3. 36協定の労働者代表だから
これはおまけだが、今の会社では36協定における労働者の代表を務めている。
従業員に不利な就業規則などの変更を伴う場合はちゃんと意見をしなければいけないが、運用ルールにまで口を出す必要性は本来ないので、ここは義務感として感じているわけではない。
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