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Execution Monitor (Beta)

本ツールを使用できるExpert Advisor

 本ツール(Execution Monitor)はLet's real様において販売中のSelye EA, Sistina EA, Sherry EAにてご利用頂けます。

注文約定時間、スプレッド、スリッページの計測

 エントリー/エグジット時の注文から約定にかかるまでの時間(Execution Time)、スプレッド(Spread)、スリッページ(Slippage)を計測することができます。

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何の役に立つの?

 注文約定時間はブローカのサーバとの距離(ping)やブローカ側の処理能力に依存します。当EAはスキャルピングの部類にあたりますので、滑りの影響を受けやすいです。そのため、注文はなるべく早くサーバ到達するほうがよいとされています。(なるべくブローカの近いところにあるVPSを用意している方が多いのはそのためです。) 

 スプレッドは為替レートの売り買いの幅のことを言います。スプレッドが狭いほどトレードにかかるコストが低くなり、EAにとって有利な条件になります。
 当EAのバックテストは、デューカスコピーの過去のスプレッド条件で行ったものです。そのため実際のトレード環境のスプレッドやスリッページの条件がデューカスコピーのスプレッド条件より悪い場合、バックテストで期待していたような右肩上がりの収益にならなくなってしまいます。バックテストしたときの条件を下回るかどうかで、ブローカのお引越しを検討する目安になるかと思います。

 スリッページは注文してから約定するまでの間に価格が変動してしまうことを言います。(別名:滑り)
 このスリッページはプラスに働くこともマイナスに働くこともあるのですが、ブローカによってはプラスのスリッページ(ポジティブスリッページ)をブローカの利益として吸収してしまうので、マイナス方向に働くことのほうが多いのが事実です。この値の良し悪しでブローカのお引越しを検討する目安になるかと思います。

非エントリー時のスプレッドの計測

 スプレッドフィルターによってエントリーできなかった場合に、トレード時間帯(0時台)の最小スプレッドを計測することができます。

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何の役に立つの?

 当EAがトレードを行う0時台は比較的スプレッドが大きくなる傾向があるため、ある一定のスプレッドを超えている場合はエントリーしないようにする安全機能を搭載しております。(スプレッドフィルター)
 「ある一定のスプレッド」については通貨ペアごとにデフォルトの値が決められているのですが、ブローカーによってはこの値を変更したほうがエントリーが発生しやすくなり、収益につながる場合もございます。
 本機能を使うことで、スプレッドフィルターをいくつ設定すればエントリーできるかがわかるようになるため、スプレッドフィルターの値を決める目安にできるかと思います。

計測結果のCSVファイル保存

 計測結果をCSVファイルに記録することができます。チャート上には過去数十回分の平均値を表示していますが、CSVファイルを使って自由に集計して頂くことが可能です。

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計測結果のアラート通知

 計測結果から不利なスプレッド拡大、ネガティブスリッページ発生を検出したときにMT4のアラートで確認することが可能です。

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使用方法

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CSVファイルの内容

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ご利用上の注意

✓ 計測結果のCSVファイルを開いたままMT4を起動すると、ファイルの書き込みができなくなります。CSVファイルを閉じていることを確認してからMT4を起動してください。

✓ LogToSeperateFileをFalseに設定している場合、MT4やチャートを再起動すると、過去の計測データを忘れるため、チャートに表示されている数字がリセットされます。計測結果を記録したい場合はLogToSeperateFileをTrueに設定してください。

✓ 計測データのファイル書き込みに若干の処理負荷がかかります。マシンスペックが低い場合、他のEAのエントリーが遅れるといった影響につながる可能性があります。CPU使用率に余裕があることを確認の上、ご利用ください。

よくある質問(Max_Spreadの設定)

Q : Max_Spreadに値を設定する必要はありますか?
 Max_Spreadはデフォルトの"0"で問題ありません。
 "0"を設定(デフォルト設定)している場合、通貨ごとにプリセットされた値になります。
 チャート上の右側に表示で値を確認できます。(例:Max spread = 4.0)

よくある質問(CSVファイルが開けない)

Q : データフォルダに生成されたCSVファイルが開けないようです。
 チャートにEAをセットし、EAが動作している間、CSVファイルは開けないようになっています。
 一度チャート又はMT4を閉じると開けるようになります。
EAが動いているはずなのに開けてしまうファイルがある場合は、チャートからEAが剥がれている可能性があります。
 EAが動作しているか、チャートをご確認下さい。

よくある質問(CSVファイルに項目の記載がない)

Q : CSVファイルを開いても2行目以降の記載がありません。
 ExecutionLog_[通貨ペア名]_[MagicNumber].csv
 こちらはエントリー/エグジットするたびに1行書き込まれます。
 エントリーしていない場合、項目の記載がないのは正しい動作です。

 EntryFilterLog_[通貨ペア名]_[MagicNumber].csv
 こちらは、エントリー/エグジット又はスプレッドフィルターによってエントリーが中止されたときに1行書き込まれます。
 エントリーしていない場合、項目の記載がない場合もあります。

その他免責事項

 本ツールの使用にあたっては、すべて自己責任で行うこと。ツール使用により発生したいかなる損害も作者は補償しないものとします。


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