【2018年11月】中国東北地方でもキャッシュレスで乗り切れるか?
2018年11月23日〜25日に黒竜江省ハルビン市から遼寧省丹東市、大連市、瀋陽市を経て、天津市へと中国東北地方を周ってきました。中国は北京や上海、広州、深圳しか経験していなかったので、今回の旅では別の地方のキャッシュレスがどの程度進んでいるのかをみるのが目的の一つでした。各地のキャッシュレス状況をザッとご共有致します。
目次
1. 旅のルート
2. -10℃の極寒の地、ハルビン
3. 中朝国境の街、丹東
4. 歴史感じる大都市、大連〜瀋陽
5. 大港湾都市、天津
6. 旅の総括
1. 旅のルート
先日のタイガーエア台湾、香港エクスプレスで初LCCを体験して以来、「短距離ならLCCでも十分じゃん!」とようやく気付き、LCCのセール情報が気になって仕方なくなっていたところ、春秋航空日本でセールを見付け、急遽中国東北地方を旅する事にしました。
まずは春秋航空日本が就航している成田-ハルビン便をチェック!行きはセール価格で取れますが往復だと値段が上がってしまいます。そこで同じく春秋航空日本で就航している路線を見てみると成田-天津便というのもあり、帰りをこちらにすれば往復それぞれでセール価格が使える事に気付き、成田→ハルビン、天津→成田という中国への入出国ルートを約32,000円で予約する事が出来ました。
行き当たりバッタリな航空券予約でしたが、このルート意外とオススメです。なぜなら、成田→ハルビン便は成田10:20発でハルビン12:20着。天津→成田便が天津16:05発で成田20:20着という事でLCCの割に中国滞在時間を長めに設定する事が出来るからです。
ハルビン-天津間はおよそ1,200kmありますが、もちろん新幹線(中国高鉄)も走ってますから無理な旅でもありません。
途中極力多くの都市を観光して回れるルートを検討し、今回は以下のようなルートを巡る事にしました。
ハルビン東駅 20:47
↓夜行列車2126号
丹東駅 09:13
丹東駅 13:44
↓D7716号
大連北駅 16:01
大連駅 21:33
↓G8043号
瀋陽駅 23:38
瀋陽北駅 09:00
↓G218号
天津駅 12:21
2. -10℃の極寒の地、ハルビン
ハルビンへは成田から飛行機でたった3時間で行けます。ハルビンの緯度は稚内と同じくらい!気温は-10度の極寒です。しかし内陸で乾燥している為雪はなく、それが余計に突き刺すような寒さを感じさせます。
ハルビン太平国際空港はハルビン市街から40kmくらい離れており、地下鉄も通っていない為バスでの移動となります。所要時間は1時間以上掛かるのでゆとりを持って旅行プランを立てた方が良いです。
しかも春秋航空日本が到着するターミナルはメインターミナルから連絡バスで少々離れたところにありますので余計に時間が掛かりました。
バスのチケットはメインターミナル内のチケットカウンターで購入します。カウンターは現金オンリーの為、クレジットもWeChatPayも(もちろんAlipayも)NG!ハルビンに行く際には人民元の用意をお忘れなく…
空港からのバスは市内各地へのルートがあります。今回はハルビン駅行きの直通バスで市内へ向かいました。
ハルビン駅へ着く頃には14時頃になっていた為、ここから急いで市内観光を進めます。
ハルビンは中国の最北端にある黒龍江省の省都で、シベリア鉄道によって流入してきたロシア人によって発展した街だそうで、市街にはロシア風の建物やロシア料理店も多くあります。また氷の街としても有名で、毎年1月〜2月には氷雪まつりが開催されます。世界三大雪まつりに数えられるそうです。
今回訪れた11月末は特にそうしたイベントは無く、"ただ寒いだけ"の時期でしたが、市内の博物館巡りやロシア風建築巡りは異国情緒溢れる旅になりました。
気になるキャッシュレス事情ですが、ハルビン市内はさすがに大都市ですからチェーン店や商業施設、個店や路面店でもほとんどのお店でAlipayかWeChatPayが使えます。
また、市内の博物館は(中国の博物館は無料のところが多いですが)一部有料の施設ではWeChatPayが使えました。
ただ、地下鉄についてはAlipay、WeChatPayは使えず、代わりにUnionPay(銀聯のスマホ決済)に対応していました。地下鉄のチケット販売は地域によって対応する支払い手段に差があるようです。
ハルビンのキャッシュレス事情まとめ
市内観光、ショッピングにおいては基本的にキャッシュレスで問題ないが、空港バスや地下鉄等、交通機関で現金が必要。
因みにタクシーはWeChatPayが使えました。後述する各都市でもタクシーを使いましたが、どこの都市でもWeChatPayは問題なく使えました。
3. 中朝国境の街、丹東
ハルビン観光を終え、1日目の夜はハルビン東駅から夜行列車に乗り、中朝国境の街、丹東を目指します。
夜行列車や以降利用する新幹線のチケットは事前にTrip.comからネット購入していますので、各駅のチケットカウンターへ行ってチケットを発券してもらいます。
夜行列車に乗る前には酒とつまみの調達は欠かせません。その点は抜かり無く、事前にスーパーでハルビンビールと(中国の夜行列車の醍醐味である)カップラーメンを買って乗り込みました。
中国の夜行列車の座席クラスは**があり、今回は**に乗る事にしました。1室に2段ベッドが2つの4人部屋で、この日は私の他に1名乗車されていました。
夜行列車には電源はもちろん、洗面所やカップラーメン用の給湯器も付いてますので非常に便利です。さすがに連夜の夜行列車はキツイかと思い、今回の旅の2泊目はホテルにしましたが、慣れれば男性であれば夜行列車でも十分かもしれません。
さて、丹東に到着したら早速観光開始します。何せ丹東滞在は4時間程しかないので…
丹東観光で外せないのが"鴨緑江断橋"でしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?