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これから楽器をはじめるなら!〜ドラム編後編・だくん~

さあ後編、早速どうぞ!(最後に告知あるので本編の後も読んでね)

③初心者がするべき練習(自宅で実践可)

結論から言いますと基礎練です。
先程述べたパッドを使うやつですね(無かったらジャンプとかでもOK)。
「初心者がするべき」と書きましたが、経験者にとっても欠かせない大切な練習です。

基礎練の種類はたくさんあり、
全部説明すると長くなるので別のサイトでやり方を確認して欲しいです。
あと17のはやほりが基礎練の譜面を配っていたような。
YouTubeとかにも転がってます。

http://drum-percussion.info/category141/

いずれは全て習得した方が良いですが、まずはシングルストローク、チェンジアップ、アクセント移動あたりからやると良いでしょう。
慣れてきたらダブルストロークやアップ/ダウンストローク、タップ、フラム、パラディドルなどを身につけて表現力を付けましょう。

どれもメトロノーム(アプリもあります)を使って、BPM80からやるのがオススメです(遅い方が難しい)。
アクセント移動や休符移動などは慣れてきたらテンポを上げて、叩けるBPMの幅を広げていきましょう。

退屈ではありますが、毎日やるとかなり変わります。

「俺はいっぱいコピーして叩きまくって上手くなるんや!」って思ってる人もいるかもしれませんが、そのやり方で上手くなれるのは才能がある人だけです。
自分はこの考え方で高校3年間叩き、大して上達しませんでした。

基礎はドラムに限らず重要です。
例えば野球においても、日々の練習で正しいフォームを身につけた方が良い球を投げられますし、打率も上がります。良いドラムもまた、日々の基礎練によって実現するのです。
ここでは最初に身に付けるべき技術を2つ紹介します。

オルタネイト(交互にという意味)を綺麗に叩く

日本人は裏拍に弱い人種だと言われています。
何故なら、日本の音楽は表でリズムを取るケースが多いからです(沖縄の人は幼少期から裏で取る民謡を聴いているので音楽に強いんだとか)。

つまり音楽を経験したことがない人は、表以外のタイミングで身体を動かすということに慣れていません。

スネアで
タカタカタカタカ(RLRLRLRL)
と叩くだけでも、初心者の人だとぎこちなく聴こえます。
これは左手(L)を、慣れていない裏のタイミングで動かすために生じる現象です。
オルタネイトを綺麗に粒を揃えて叩けるようになるのが第一歩ですね。

有効な練習はチェンジアップなど。
速いテンポ(BPM160くらい)で3分間ひたすら16分で叩き続けるという脳筋な練習も効果があります(結構しんどいから無理のない範囲で)。

リズムキープをしながらフィルインをキメる

ドラムは全体のリズムを支える役割を担っています。
ドラムが崩れてしまうと全体が崩れてしまうので責任重大です。
ただ、リズムを保ちながらビートやフィルインを叩くのは非常に難しく、特にフィルインではリズムが崩れがちです(力んだりしちゃうから)。

フィルインを綺麗に叩くためにも基礎練は欠かせません。
チェンジアップやアクセント移動、休符移動、ダブルストロークなどを練習して、自然にフィルインを入れられるようになりましょう。

自分は1,2年の時に基礎練に励み、かなり上手くなったと思います(元が下手なぶん伸びしろがあったのもある)。
つまらない練習は続けるのが大変だけど、1日5分で良いのでやってみよう!
絶対上手くなれます。

ここまでは初心者に向けて書いていましたが、それ以外の人もコツコツ基礎練やってみましょう(自戒)。
簡単なシングルストロークでも、地道にやると音に芯が出てきて良い音が叩けるようになります。
あと自分はメトロノームを裏で取りながらやってました(2拍3連とかむずい)。

④先輩たちの練習方法

ここでは先輩達がどのようにして普段練習をしているのかを紹介しようと思います。
※部室が使える想定です。

1,演奏する曲の音取り(耳コピ)

正直、最初から耳コピはできないと思います。
分からない時は先輩に聞くか、ネットで譜面or演奏動画を探すのが良いでしょう。

もしこの段階であまりに難しくて叩けなさそうなら、バンドのメンバーに言うことも必要です。

また、難しいフレーズは簡単にしてしまうのも手です。先輩達も大体の人が完コピなんてしてません。
ただ、普段叩かないフレーズを練習できるチャンスでもあるので、なるべく挑戦してみましょう!

曲の覚え方については、大体の先輩は何回も聴いたり叩いたりして覚えていると思います。
中には譜面を作る人もいます。忙しい人はこっちの方が効率良いかも。

2,曲を実際に叩いて練習する

音取りした曲を叩いて練習します。
うちのサークルはバンド練習が入っていないコマで個人練習ができるので、空いているコマに名前を書いて予約しましょう。

個人練に入ったら、時間に余裕があれば最初に基礎練を少しやることをオススメします。
やはり生ドラムとパッドは打感が違うので、家で練習して得た感覚を生のドラムで落とし込みましょう。
基本的なビートをメトロノームに合わせて叩くのも効果的です。

ウォーミングアップを終えたら曲の練習です。苦手な部分を重点的に練習しましょう(苦手なフレーズのみを練習していると、通して叩いた時に前後のフレーズとの繋ぎがぎこちなくなるので、前後を繋げて叩く練習もお忘れなく)。

曲を聴きながら叩くのもアリですが、
メトロノームを聴きながら叩けるようになるのがベスト。他のパートの音が聴こえないと叩いている時の感覚がかなり変わります。

3,バンド練習

いよいよバンド練習です。
もちろん音源やメトロノームなどの、リズムの指標はありません。しっかりリズムキープしましょう。
バンドの演奏では基本的にリズム隊がバンド全体を支え、その他の楽器がそれぞれの表現をします。
なので、特にベースと息を合わせることを心がけましょう(目を合わせられると楽しい。絶対目を合わせてくれないベーシストもいるけど)。

また、その日の最後の演奏を録音するのもオススメです。
叩いている時には気付かなかったことに気付けます(特定のフレーズで走る、ボーカルを聴かせたいところで無駄にうるさい等)。
もちろんドラム以外の改善点も見えてバンド全体の演奏力が上がるので、ガチバンで試してみては如何でしょうか。

4,ライブ、ライブ後

毎年、1年生の中には自分の演奏をしたらすぐ帰っちゃう人がいますが、これ、非常にもったいないです。

基本的には、遅い時間に先輩達のガチバンがあります。
つまり先輩達が特に力を入れているバンドを観ることができるのです。
上手い人の演奏を見て聴いて学ぶことはたくさんありますし、なにより良い演奏を生のでかい音で聴けるのは最高ですよ!
好きなバンドが増えるきっかけにもなり、良いことづくし。
用事がなかったら是非最後まで観てください!

ライブ後の打ち上げでは、普段話し辛い先輩が酔っ払って急に話しやすくなったりするので、タイミングを見計らって色々聞いてみたりするのも面白いかも。

話が脱線しますが、現役代へ
ハードル上げちゃったから頑張ってね。
あと自分の演奏を観て欲しいなら他の人の演奏を観るのも大事だと思うよ。


最後に

長くて拙い文章を読んでくださってありがとうございます。
馬鹿真面目に書きましたが、1番大事なのは楽しむことです!
こんな状況で楽しみにしてたサークル活動ができていないのはとても心苦しいですが、活動できるようになったら自粛してた分目一杯楽しんでください。
また、幹部代の子たちは新しい後輩のために色々な企画を考えてくれてるそうなので、是非参加してみてください!

これでドラム編はおしまい!だくんお忙しい中本当にありがとうございました!

いやほんとに先輩たちのnote売れるんだが、皆さんご協力本当にありがとうございます!!

ここからは告知↓

私たちは定期的にzoom交流会を行なっています。最近のzoom、実は参加者が非常に少ないです…、毎回違う部員に出てもらっているのでいろんな先輩と交流できます!怖い先輩はいないよ!笑

次回開催日は7/26(日)18:00~です。途中参加、退出可です。

うまく話せなくても大丈夫、別に絶対入部しなくちゃいけないわけではないし、音楽好きな友達できるかもなーくらいの軽い気持ちで遊びにきて欲しいなと思います。


では次回はこの企画最終回ベース編です!誰が出るかな、お楽しみに!

(ヒント:いいバンドはいいですね)


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