2020Endless SHOCK そしてEternal(1)

こんにちは。もう3月も後半です。春のSHOCKシーズンも一旦の終わりが近づいています。コロナ禍で卒業旅行にも行けず暇を持て余した狂気の大学生こと私は、この2か月Endless SHOCKにそれはもう大変お世話になったので、感謝の気持ちを込めて(?)SHOCKの好きなシーンや感想ををつらつら記録しておきたいと思います。ペラい戯言ですが宜しければお付き合いください。
セリフはうろ覚えで引用してたりするので違ったらご容赦ください。

Ovreture 最初に迎える最高

ミュージカルで一番好きな時間。これから幕が開く舞台に心を躍らせながら、始まってしまったら終わってしまう、、永遠に始まらないでくれ、、と願う葛藤と闘いながら聴くOvretureが一番良い。トロボーンの方が楽器構えるのかっこいい。オーケストラピットの中を見せてもらえるのは映画ならではなのでとても嬉しかったな。オケピって閉所恐怖症の人にはキツそう。
こんな感じのしっちゃかめっちゃな記録がこの後も続きます。大丈夫か?

オープニング OPにして無敵モード突入

ハ~~~~~~~!!!Ovretureの最後、音に合わせて光る”Endless SHOCK”の文字。ひし形?に開けてそこに立つスター”コウイチ”、、、
この舞台、ぶっちゃけここまででチケット代の元が取れている。残り全部ボーナスタイム。
そして幕が開くと人!人!人! 人間の圧と生音の圧に圧倒される。この圧を早く生で感じたい。
コウイチが下まで降りてきてふぉ〜ゆ〜達と踊る所のギターがおしゃれ。基本的に豪華なオケの音で踊っている中、要所要所に繊細な音ハメがあって大好きになっちゃう。
さらにオーナー美波里さんの登場は初めて観劇したときから毎回鳥肌が立つシーン。登場した瞬間から放たれるオーラと包容力。劇場のオーナーとしてのオーラであり、美波里さん本人のオーラでもある。すごいものを見せてもらっているんだと実感する瞬間です。

オープニングが終わり、オーナーの挨拶。ここの後ろで流れているMemory of Skyscrapersのピアノアレンジが良い!!ありがとうございます。「この劇場には去っていった者の~」で雰囲気がガラッとかわり、美波里さんがお召し物を翻す所が最高。

オフブロードウェイ この幸せが永遠に続けよ、、、

 いきなり高いところから高音で失礼しますのコウイチ、ご褒美ですね!?ここのフライングのコウイチがええ顔しとるんよ、、、この時がみんな一番幸せだったよね、、わかるよ、、、、感情がバグるとここで泣けます。あまりに愛が大きすぎると失う事を思ってしまうので。

そして私が一番好きなのは最初のリカの登場です。梅リカ、黄色いドレスが似合う!ティンカーベルか!?!?!?!リカちゃんが一番かっこいいよ!!!!リカちゃん!!!!!!!!!!(毎回心の中で原文ママで叫んでる)
リカとコウイチが対等に肩を並べていることがどれだけ尊いか。これがずっと見れるならオン行かなくて良いよ、、ずっとここで笑ってよ?ね?

空飛ぶ車のところは、ギターとシンセとの掛け合いが良い。音楽がグっとロックに寄る瞬間にときめきを感じるタイプです。なぜ車を飛ばしているのかは未だによくわかりません。

そして最後、コウイチとタツヤとリカが並んで幕が下りるところ。ここの三人が白青黄色というカラフルでテイストの全然違う服を着て並んでるのがとてつもなく好きです。この瞬間、間違いなく三人は対等な同志として肩を並べているんだよね、、それが一目でわかるような衣装だと思う。
本編では客席側に背中を向けて終わるのですが、Eternalではこちらを向いて終わってくれるようになりましたね、うれしい。

千秋楽後のバックステージ これがミュージカル

私はベッドに上がる梯子でYes,My Dreamごっこしてるけど皆はどう?YMDごっこしてる?
この曲、私のイメージする”ミュージカル"そのものなんですよね。みんなで集まって歌うとことか。わちゃわちゃしてたのに歌い始めると皆動きが止まる所とか。
ライバルの「俺が踊ればパーフェクト!」をいつも楽しみにしているのですが、タツヤもパーフェクトな”パーフェクト”を見せてくれています。ありがとう。そして奥から走ってきて歌いだすリカちゃん。走ってくる直前の顔がものっそかわいいので全員みて?あと、「今日こそ、つたえよぉ~~お~~私のこの想い」「私の」と「この想い」の間の表情、マジで、めっちゃ、カワイ~~~~~~~~~~!!!爆発 
ここのリカのフレーズからタツヤのフレーズに繋がる間奏のドキドキわくわくキュンキュンがすさまじい。色んな高揚感を掻き立てられる。
タツヤちゃん、全体的に気性激しめだけど皆に愛されてることがわかるので、カワイイんだよな、、愛し愛し

屋上 尊い

映画SHOCKのコウイチは全体的にバラードの時の声の伸びが最高で、ONE DAYの高音もとても綺麗だったな。リカと目を合わせて歌ってる所がすごく良いな~~といつも思うんですが、Eternalでは合わせてない(コウイチ死んでるから)の、マジで辛かった。Eternal、要所要所で心にぶっ刺さって死ぬ。本編でコウイチが言うセリフをEternalでタツヤが引き継いでいたりと、Eternalにおいて屋上のシーンはとても大事なシーンでした。タツヤ、色々あったし色々やったけど大人になったんだな、、

オーナーと二人きりになった後、コウイチの「大きいとかあ、小さいとかじゃなくてえ」の「てえ」が癖になりすぎて脳内再生回数1万回を達成した。いつも通りの舞台仕様の演技がアップでカメラに抜かれると、皆の表情筋が引きちぎれないか心配しちゃう。一口に演技と言っても舞台の演技と映像の演技じゃ全然違うんだな、、ところでザキさんのひき肉っておいしいかな?(突然のカニバリズム)

ニューヨークの街 情報量がタイムズスクエア並みに多い 

ここはとにかく情報量が多い。コウイチがダンスの中でしがみつくポールを設置するのが泥棒の役目だったり、泥棒何気にCAの鞄を窃盗未遂してたりしてる。泥棒の話はこれくらいにしておきましょう。
まず"It's A Wonderful Day"が名曲すぎる。終わり方天才か?こんなめちゃくちゃクレッシェンドして終わる曲あんまり無い。余韻がすごい。大きめの打ち上げ花火とほぼ同義。
ド黄色のスーツで登場するタツヤ、普通に超似合ってるしカッコ良くない?上田竜也のポテンシャル高、、そしてタツヤくん告白ターンの後ろで踊ってるコウイチが世界で一番幸せな顔をしている。世界で一番幸せになってよコウイチ、、ピンクのカツラ渡された梅ちゃん困っててかわいい、、ダンスで喧嘩、こんなん大好きなのよ。そしてカンパニーの姫ことナオキさんの登場、、新聞に載るコウイチの写真は結構昔のコウイチっぽいな、、「俺たちのカンパニー」という状況説明のワンフレーズだけで歌のうまさを遺憾なく発揮するテラニシ、、情報が多いな!!!ここまでも情報が多いのに、この後リカが地雷を踏んでタツヤがブチ切れてコウイチが諫めます。SHOCKは地雷をなんのためらいもなく気持ちよく踏み抜く。そして踏み抜かれた方もちゃんと爆発する所が良い。ただ、こちら側の精神状態が良くないとデリカシーどこ行ったん?となり普通にムカつく。SHOCKで己の精神状態の良し悪しを測りましょう。ブチ切れて帰るタツヤ、コウイチへの執着を見せ始めるリカ、そしてオンの先に何があるのかまだよくわからないコウイチ。逃れられない運命にこのあたりから引き寄せられていく。

インペリアルガーデンシアター 暴走の片鱗

映画にはないけれど、USAのダンサーさんが超絶技巧で踊るシーン、死ぬまでに全員見てほしい。このシーンの復活のためにコロナは滅ぶべき。
"Dancing On Broadway" 
この曲もTHE ミュージカルって感じがする。SOLITARYの例のシーンがタツヤにとって「俺とお前(リカ)の見せ場」なのも頷ける、完璧なコウイチワンマンショー。コウイチがどう頑張っても優勝してしまう現実がこの曲にめちゃくちゃ表れている。リカとコウイチの「みんなーの夢をのせて~」からのタツヤとコウイチのハモリの流れが大変良いです。ダンサーさんがじゃんけん列車(死語)みたいな振り付けしててかわいい。

”Memory of Skyscrapers"
身も蓋もないことを言います。えっっっろ。この曲新入りなだけあって急に大人なんですよ。キラキラミュージカルから40代のエロさをいきなり突き付けられるこちらの気持ちにもなってほしい。(ありがとうございます)
冷静になって加筆しますが、挫折を超えてブロードウェイで生きていくことをしっとりと歌い上げている、大人の覚悟が見える曲でもある。ここは唯一コウイチというより堂本光一本人の姿-彼の成熟が見えるシーンかもしれない。

”Put your hands up" 
ここは上田竜也ソロコンの会場ですか、、??どの場面の誰よりもこの曲のタツヤが場を掌握している。タツヤは本来なんのコンプレックスを持つ必要も無いくらい高いポテンシャルと個性を持っていると思う。なのに何で、、、 
みなとくん、かわいい顔して歌声がしっかりしてて好きです。ニューヨークのシーンでタツヤはナオキさんの加入に反対してたのにここでガッツリ二人共演してるんだけど、ここに至るまでに絶対ひと悶着あったよね??
「俺たちのカンパニーに入れたら面白そう」とか言いながら自分のソロではなくタツヤのソロにナオキさんぶち当てるあたり、コウイチがいかに舞台ファースト人間かわかります。舞台のためなら何でもやるし、人間関係とか知らんし、最終的に舞台のために刺されて死ぬ。

”SOLITARY” 
全てのトリガーになる例の曲。コウイチの衣装はもちろんですが、黒スーツに赤手袋が良すぎる。ソリタリーのテラニシとコシオカ、オタクが泣いて喜ぶビジュアルしてる。目が足りないよ~~~~~~~
タツヤが出とちりして動揺するリカをなだめるコウイチはあまりに心強いですが、舞台ファーストの男の暴走とコンプレックス爆発男の暴走がここから始まると思うと怖くてたまらん。そしてまた身も蓋もない言い方するけど、最後のコウイチの女を捌くダンス(命名:私)が良すぎる。

バックステージ 濃厚すぎる幕間

 あっちもこっちもバチバチにキレてます。殴られたザキさんをリカが心配している所が彼女の真っすぐな性格を表してると思う。彼女はコウイチばっかり見てるようでちゃんと皆のこと見てる。だからリカが一番偉いんです。まあその後コウイチに縋っちゃうんですけど、、人間ってそういうものですよね、、
タツヤも元来周りや自分を冷静に見れるタイプだと思うんですよ。だからこそ自分の才能の限界に気づいてもがいてるわけだし。コウイチも確かに舞台ファーストだけど、座長としてカンパニーを大事にしているはずです。
でもここではもう二人ともバチ切れすぎてなーーーーんも見えてない。暴走機関車の正面衝突。タツヤは見ての通りブチ切れ侍だし、コウイチはタツヤの前でこそ理性的にキレてるけどその後オーナーに宥められはじめるともう全然ダメ。「走り続けるって疲れない?」って聞かれてんのに「立ち止まれって言うんですか?」って答えてるのマジでやばい。私が美波里さんだったら「そこまで言ってねえわ、質問に答えろ」って言っちゃう。
一方オーナーもオーナーで、ここでコウイチに自分の経験を話すのは悪手に見える。でもこれはしょうがないことで、オーナーは「舞台に立つ者」としての視点でしかコウイチを救えないんだと思う。美波里さんはコウイチの母ではないから。つまり本質的にコウイチの孤独を救える人間はいないってことよ、、
でも、母のようでありながら、母でないことを自覚しているオーナーはすごく信頼できる人だと私は思う。「あなたにはまだ仲間がいる」というセリフは即ち「私には何もできない」であり、「あなた自身が乗り越えるしかない」なのよ。寄り添いながらも背中を押してコウイチ自身に問題を乗り越えさせようとしている。なかなか出来ないですよ。コウイチが死んでからきっとオーナーは無理やりでも手を差し伸べなかったことをめちゃくちゃ後悔しただろうな、、、、


そんな感情的で濃厚な幕間、そして"Missing Heart"。吐き捨てるように歌うタツヤ、一方で繊細に歌い上げてるコウイチ。どちらもキレてるんですがキレ方の方向性の違いが表れています。そして包み込む美波里さん。みんなもっと自分を大事にして生きてほしい。閉ざされた社会は息苦しいよ、、

Japanesque  狂気のピリオド

殺陣は「キメ」のシーンが明確にあり、全て余すところなく顔面良好で拍手喝采です。顔だけでなく体から放たれるオーラがすごい。静を制すものが舞台を制すんです。たぶん。合戦の口上みたいな所、男の子ゴコロをくすぐられます。殺陣は単純にはえ~~かっこええ~~って口開けて見てるので意外と感想が書けないな?
ということで早々と階段落ち近辺の話になるんですが、タツヤの剣がすっぽ抜けるところで彼が焦った表情をするのが不思議なんですよね。わざとやるつもりで予備の刀に真剣を仕込んでいたのではないのか。実際、真剣だとわかったあたりから勝ち確!みたいな顔してるし。それだったらすっぽ抜けた時点で勝ち確ではないのか?ここの解釈がわからないので有識者の方のご意見お待ちしております。
そしてコウイチの最後の「つ”つ"け"ろ"ぉ”ぉぉぉ」!!!(藤原竜也の画像添付)これがアドレナリン限界突破した本物の狂気なんだよ。タツヤ君、分かった?仕込める狂気はまだ本物の狂気じゃないのかもしれないよ。
分かった?と聞くまでもなく、階段をゴロゴロと転げ落ちるコウイチを見るタツヤは怯えに怯えていました。自分がやった事の重大さに怯えただけではない、あれは「ガチの狂い」に触れた恐怖からくる表情でもあると思っています。
二幕でも語ると思いますが、今の堂本光一に改めて「狂い」を演じてほしい。血濡れになって絶叫する推しのドアップにこんな興奮するなんて、、、階段落ちって生だとハラハラするけど映像だとただただ興奮しますね、、顔面血だらけの堂本光一さんが可愛すぎて困った。あのシーンのステフォぶっちゃけ欲しい。過去にありましたっけ?(2幕に続く)(たぶん)








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