ナイツテイル感想 一幕

 お元気ですか。そうでもないですか。帝劇ナイツテイルの感想を書きました。4回も観劇しましたが、やっぱり生だと生という情報に脳のリソースがとられて碌な感想が生まれてやきませんね。とは言えとても素敵な時間だったので何に感動したのか思い出して感想を綴りました。
基本的に私は音楽ばかり聴いている女なので基本曲ごとに感想を書いたヨ 

overture

ミュージカルのovertureって漲るよね、、、、、、、これから何が始まって何が起こってどうなるのか 初めて見る時はワクワクするし、2回目以降も前回の記憶を思い出してワクワクする この概念を考えた人は天才。

騎士物語

戯曲だ〜!!っていう曲
これから騎士の物語が始まりますよ!!!って宣言してくれる 
音月さんが帝劇初日に、ここの「さあ描いて」はキャストだけでなく見る皆さんにも描いてもらって完成するんですって話をしてくださってから、私も描いちゃうんだからね、、、、、という気持ちで聴いてます。みんなで描いちゃうんやからね。
クリオンがぶち殺しまくっちゃった後、短調になるところ、、、たまらないですよね、、、ミュージカルがミュージカルしてるって感じで、、、、「さあー描いて」って始まりの歌詞同じなのに暗くなるのが良いです
ヒポリタがエアーで縛られるのあまりに縛られててすごい無い縄が見える

三人の王妃
ここ家帰ってみんなフリつきで真似してるよね? 一人で三役やってるよね?
シェイクスピアが全然わからないんだけど、マクベスにも三人の魔女出てくるから、三人の女が序盤に出てくるのがシェイクスピアなんですか、、?? 無知、、、原作翻訳版買ったし読も、、、


兵士の重荷
俺たちはテーベの誇り高き騎士だけどクリオンはおかしいだろっていうこと 私この辺3年前全然理解してなかった アテネとテーベがそもそもごちゃごちゃになってた 
アテネがやり返してくるぞってわかった後、テーベの騎士として戦うって切り替えるアーサイトと、大丈夫なんか??ってなるパラモン。
ここの行動の違いが物語に一貫してある二人の性格の違いでもある。最初にここでその違いを見せてもらっている感じ。
鍛えても鍛えても華奢なアーちゃん、よしおさんは綺麗なおねいさん 美人従兄弟姉妹、、、

フラヴィーナ
この曲、これからいろんなとこでたくさん聞くからよく覚えといてくれよな ここの頭のフレーズ、騎士物語の次に多く出てきてるイメージがある
この曲、リズム感ヤバない?この間指揮が見えたので見ていたのですが、その指揮はなんの拍をどう振ってるんですか?みたいな指揮しててすごかった 動き的に指揮っていうよりろくろ回してる方が近い(?)
ニュアンスで溜めているか変拍子なのかそういうリズムなのか全部なのか 楽譜見てみたい


牢番の娘のシーン
この物語、主役はフラヴィーナでは、、、?と初日のこのシーンで感じた。その理由を考えてみたい。
一つ目の理由はフラヴィーナのシーンは大体が彼女一人がメインのシーンになるから。
シェイクスピア「二人の貴公子」では牢番の娘はパラモンを逃すだけのモブで物語に絡んでこない(らしい)ので、フラヴィーナはほぼオリキャラ。そしてそもそもフラヴィーナは牢番の娘で、基本的に騎士達と交わらない世界に生きてる。そこにいろんな過去の偶然や今の偶然が重なって世界が交わる。だからフラヴィーナのシーンはほぼ彼女だけがメインのシーンになる。いつもセンターに立ってたら物理的に主人公に見えるやんね、、アーパラがセンター割ってるから尚更ね

二つ目の理由は、ミュージカルナイツテイルにおいてフラヴィーナはストーリー内容の展開を一番担っているから。
まあまあつまりフラヴィーナがオリキャラとして爆誕することで物語の結末は原作からめっちゃ変わっている(らしい)。ということはフラヴィーナがいるからこのエンドになるし、フラヴィーナのやることなすこと思うことが全部このエンドに繋がる。逆にいうと丁寧に描かないとオリジナルエンドに行けない。だから感情が特に綿密に濃く描かれるているのではないでしょうか。やはり彼女が主役です。

そして牢番の娘の歌。
本当にこの曲で計30回泣いてる。 上白石萌音、、、、、、、、、、、この世に舞い降りし天使???初めて尻まで鳥肌たった。
高い声の地声とファルセットの使い分けが何というか好き、、、という感じで撃ち抜かれてしまいました、、 
感情が乗ってるのに透明感のある声、、夏に飲む三ツ矢サイダーの一口目くらいの純度と気持ち良さ。
もう全員萌音ちゃんしか見てない。人を引き込む天才をこの目で確認しました。お仕事いつも頑張ってくれてありがとう、、君がナンバーワン、、オンリーワン、、


囚人の歌
シャンシャンシャンシャン。この辺りからパラちゃんとアーちゃんが赤ちゃんパンダに見えてきますね。かわいい。
手錠はめたままベットから飛び降りて回ってて、そのまま転んだら顔ぶつけるよ?🥺って思いながら見ている。
これも一人で二人分歌って家でめちゃくちゃになってる、、ハモリ厨なので一生ハマっててほしい〜兄弟!
上ハモ本光一 もぐもぐ

フラヴィーナ
ところでお庭のシーンで花を投げ込みたいって思っててTwitter見たらみんな割とそれ言ってて安心した ビョーン!ってやりたいよねビョーン!って
初演の時エミーリアが面白い方に振ってたか全然思い出せないのですが、今回はエミーリアが面白いし音月さんの声のバリエーションがすごいので最高。 「見られている!!」のところ、歌い方に男役が混じっててキュンです
そして問題の「俺が先に見た」シーンですが、パラモンに見ろ!って言われて見て美しいーって言った後すぐに歌に入ってくるアーサイトちゃっかりしすぎてて笑っちゃう やっぱ知的ではないと思うそういうところ(?)でも幸せならオッケーです。

囚人の歌
下降りてきて檻に捕まってるフリをする二人、完全にワンコ。 自分お手いいすか?
ここからはもうしっちゃかめっちゃか。枕抱きしめてジタバタしてるアーちゃん、赤ちゃんパンダがゴロゴロしてるようにしか見えない。カワイイネ、、
牢獄の壁をとび越えてやるアーサイト、多分千秋楽あたりになったら越えられるよ。なんかどんどん高くなってるもん。
そして再びの囚人の歌。感情草すぎて草。めちゃキレてますやん、、 ハモり厨はこっちの囚人の歌が好き。詰め寄ってハモリ、兄弟お前もか〜の終わり方も最高。
良いハモリは温泉と同じくらいの効能があるよ


兵を起こす
あーーーーーーーーあ 好きです 運命が走り始めますね さっきまで馬鹿騒ぎして喧嘩してたのに急に真面目になるじゃん、、、、そういうところが好きになっちゃうんだろうな、、、しらんけど、、
話の展開的にもここは二人が離れるシーンだから重要なんだけど、兎にも角にも私はパラモンの「正直はバカを見るぞ〜」が好きすぎてその話をしたい。ここって曲においてなんなんだっけ?ということを考えてコードまで思い出していたのだけれど、実際もっとおしゃれな和音だった。特に「なぜやーつが」の「が」の和音がおしゃれだった。なんの和音かはわかりません。和声死んでるので
正直は〜の部分は主音で終わらない感じがなんか私の好きな感じなんだと思う。多分。とにかくあそこがパラモンの複雑な気持ちをワンフレーズで表現してくれる。旋律とコードと歌い方による感情表現の可能性を感じます。
そして追放されたアーサイトパート。
転調担当アーサイト最初のお仕事。ここワンフレーズ元のキーで歌ってから転調するのが好き。見栄えが良いアーサイトの髪バサバサやるやつ、多分めっちゃええ匂いです。



カントリーダンス リハーサル
スカート上げるとめちゃくちゃダサくて超かわいい。重心(?)って大事なんだなって思った
服選ぶ時気をつけようねみんな、、
あとでかいリュック背負ってるのが新鮮でかわいい。 
私も名前を偽ってジャニーズに忍び込んで華麗な足捌きを披露して堂本剛の従者になりたい
堂本光一が許してくれなそうだけど 妄言パート終わり

贈り物
アーサイトいいな〜〜このスコーーーン!って性格がいいな〜!!!がなる感じが好青年以上の何かを感じさせるので好き。俺はイケてるんだぜ!!待ってろよエミーリア!どや!感があっていい。歌も踊りも超一級なんだけどアホ可愛さが出てて素晴らしいです。
ウィンク最後の方はできるようになってたみたいだけど音月さんのウィンクをその後見ちゃうとどう考えてもアーサイトのウィンクが幻すぎてニヤニヤする 天然の可愛さがアーサイトとマッチした奇跡のコラボレーションでした。ごちそうさまでした。


牢番の娘の嘆き
平行線オタクなのでこのシーンは一推しです。エミーリアを思うパラモンとパラモンを思うフラヴィーナ。ハモったって一緒に歌っていたって思いも時間も平行線なんです。せつねえ〜〜〜〜〜好き
と言う気持ちにジタバタしているとよしおさんの高音ハモりが来てびっくりする 井上芳雄 恐るべし 音域もすごいし声が直線で私の耳まで届いてくる。これが「声が伸びる」と言うことか、、

カントリーダンス
アホかわなところはアホかわと言うことで割愛します。(するな)
いつもセンターに立つ堂本光一を見ているので、後列の端とかで踊っている堂本光一が画的に新鮮ですごく見ちゃうというかあえて見ないというか。「堂本光一が踊っている状況で堂本光一に注目しない」という新鮮な状況を楽しんでいる。
10/31に行った時だけくるりんぱしてた。身を偽って危ない橋を渡ってるにしては余裕じゃんね

妹よ
シーシアス〜しっかりしてくれよ〜になる あれ歌い出した時にエミーリアと同じ顔しちゃう。まじ?そんなこと言うん???みたいになる。
だからヒポリタがヒポリタでよかった。ここのヒポリタ見て泣いてる。ヒポリタがいなかったら私がヒポリタになってた(迷惑客)
全体的にヒポリタ様に救済される ありがとうヒポリタ様
最後のロングトーン音月さんに惚れた。

パラモン逃げる
こっちはフラヴィーナのこと知ってて見てるけど、ストーリー的には最後に名乗るところで初めて彼女からフラヴィーナだと判明するんだよね。そこでフラヴィーナのフレーズ流れんの超エモい。こうやって音楽ワンフレーズで伏線回収をしてくるのが美しくて好き

登る太陽
4-4-3拍で次のフレーズに歌い繋ぐのがいい ああいう変拍子好き 複数人で歌うから尚更良い。
(ど頭を覗き)4人で歌う最初の曲。だよね?
会話ではなく自分の思いを歌っているのでこれもまた平行線。従兄弟様達二人ががっちり一緒に歌っている曲とこう言う曲と、コントラストがあってたまらない。転調担当アーたん。
part2のああ迫る、、、のああ が好き。

狩猟
ヒポリタ様のエア乗馬が美しい。と言うかあの動き腰痛くなりそう
あと、シーシアスが来たことを思わせるファンファーレが後ろから聞こえてくるのが追ってきた感があって好きだった。あれは物理的に金管の皆さんが後ろにいるから成せる技なのかしら。
そしてここは兎にも角にも終わり方ですね まあ、終わり方ですよ あの終わり方は天才じゃないですか。

ペラい!びっくりするほどペラい!でも本当に見ながら思ったことをね、書いとりますので!!!
二幕に続く!はず!

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