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プレ殿解除「された」カード選手権④ [エンペラー•キリコ]

これ殿堂発表前に書いてるからお蔵入りになりそうで怖い




どうもご無沙汰ですつまさきです。
先日の殿堂発表。なんかいろいろありましたが、やはりというか、なんというか、

やっと帰ってきた。

って感じですね。

デュエキンで再録されてますもん。
スーパーデッキの主役ですもん。

かれこれ4回目のこのシリーズ、最新のネタを取り入れる事でいまいち奮わない観覧数をゲットするべく、今日は頑張ってキリコの紹介です。カジュアるさんがやってるとか言わないで。あれ動画。これ記事ね。理解?

そんなこと言わんでええねん

前置きは短めにいきましょう、
では本編スタート。



◯ キリコよりハデスの方が強いとか思ってたのはいつの日か

いつもいつもよくわからん見出しにすな

エンペラー・キリコ。
初登場はDM32、神化編第一弾。32というと4の倍数で8の倍数で2の5乗でだからなんなんでしょうさよなら

同期には、
《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》
《ボルシャック・NEX》
《死皇帝ハデス》
《神帝のみなさま》
《ポジトロン・サイン》
《超電磁マクスウェル Z》
《死神術士デスマーチ》
《黙示賢者ソルハバキ》
《エンペラー・ティナ》
《大冒犬ヤッタルワン》

などどこかで見かけた事のある人ばかり。

これ地味にデュエキンMAXで初再録だったのか?

メルゲループの懐かしさや

デスマーチなんて現役バリバリなの凄いですよね
使い方なんか違う感じするけど。

因みにキリコとよく組み合わせられてきた「蒼狼の始祖アマテラス」はこの弾の前の弾で登場しています。

アマテラスについてはまた後ほど語る事にして、次はキリコのその派手な効果を見ていきましょう。





◯ なんでコスト制限も文明指定もしなかったんだよ

このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを表向きにする。その3体を出し、山札をシャッフルする。

……なんか王来編で出てきても良さそうなテキストですね…。(そこまででもない?)

ようは出せたらほぼ勝ちます。いやほんとだって。

やまふだからなんかでっかいどらごんとかでっかいのいっぱいでてくるよたのしいねおとうさん

自分のクリーチャーが山札に戻ることはさもデメリットのように書かれていますがそもそも場に他にクリーチャーがいなければ無からコスモなので全く問題ナッシングトゥーザウィンです。は?


日本語喋れよ在日日本人

さらにはコイツ素でパワー13000、T•ブレイカーとなかなかなスペックであるということも忘れてはなりません。


おれ1コストだけどなにか?
               -緑神龍ドラピ

なーんだミカドレオなんていなくてもとっくにデュエマって終わってたんかと思われたそこの君。ちゃんと弱点はあります。

強いカードなのでコストが高うございます。

あれ確か最近も強いけど9コストの奴いたな
ミッツァイルとかいうんだっけか

それにもちろん出てくるカードはランダムですし、キリコの進化元としてコストの軽いクリーチャーを採用しようとするとその分踏み倒す際のパフォーマンスが落ちる、というジレンマも抱えているのですが、デュエマのカードプールはこれらの問題点をキリコ現役時代でも解決するに足りるだけの力がありました。

でも、どうやって?



◯ いまはイザナギテラスで同じようなこと出来ます


高コストの進化クリーチャーをどうやって場に出すか。

この問題を解決したのは、登場した当時まだ地雷デッキ止まりだったキリコをトップメタに押し上げた要因の一つ。

母なる星域です。

たった3コストであらゆる進化クリーチャーを踏み倒してきます。

本家「母なる大地」やそのリメイク「母なる紋章」よりは流石に調整されていますが、それでもこのスペックはぶっ壊れ。

今はツインパクト化を果たしてそっちが使われています。

さらにはさっきちょっと出てきたアマテラスとの相性は破格。

まさかほぼ無調整でデュエプレ参戦するとはね

こちらも能力の確認をしておきましょうか。

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次のうちいずれかひとつを選んでもよい。

自分の山札を見る。その中からコストが4以下の呪文を1枚選び、山札をシャッフルしてからその呪文をコストを支払わずに唱える。
►自分の山札を見る。その中からコストが4以下のクロスギアを1枚選び、山札をシャッフルしてからそのクロスギアをコストを支払わずにジェネレートする。

まあつまりコイツの能力で星域が撃てる訳ですが。

こいつは種族「オリジン」を持っちゃってるってばよなので(?)キリコが乗ります。


Q.つまり?

A.コイツのせいで最低7マナと適当なクリーチャーがあればマナからキリコ爆誕

はい…当時は今ほどメタカードがあるわけではないわけでして…黒マグナムとかメスタポくらいで……はい、そんなものアマテラスからなんか出したりゴリ押したりすればどうにでもなるわけで…はい、誠に遺憾であります。はい。はい。

万が一キリコでめくれても全然OK、むしろありがとうまである

この「星域+アマテラス」という五重塔並みの安定感コンボを手に入れたキリコはついに環境へと上り詰めて行きます。

アマテラスからノーブルエンフォーサーを一生やってたい人生であった



◯ ドラゴンキリコなのかキリコドラゴンなのか

先に断っておくとだいぶざっくりとした説明です
全てを知りたければタイムマシン作ってね

さて三重塔コンボ(減ってね?)のお陰で環境へやってきたキリコ。

キリコのデッキといっても登場から殿堂入りを経てプレ殿するまでそれなりに長く環境にいた為色々な形があります。

その中でも「キリコドラゴン」(ドラゴンキリコ)なんてものは聞いたことあるんじゃないでしょうか。

キリコドラゴンの前にランデスキリコとかもあるんですが説明は省きます。ランデス嫌いでしょ?

このタイプはDM34「烈火の刃」(クロス・ジェネレーション)で「ボルシャック•クロス•NEX」が登場してからで、「光神龍スペル・デル・フィン」などの大型ドラゴンを主なコスト踏み倒し先にし、「龍仙ロマネスク」と第二の軸となる「超竜ヴァルキリアス」「超竜バジュラズテラ」を組み込んだものです。クロスNEXは一枚だった気がするんですが二枚だったかも知れません。

ハヤブサマル出せないの不思議で仕方なかった

現代でも充分すぎるスペック
最近モアイランドに仕事取られちゃってるけどね

ここでポイントなのは「ソルハバキ」と「ファル•レーゼ」。

どちらも種族「オリジン」を持ち、ソルハバキは実質1マナで出てきてマナ回収をこなし、ファルレーゼは使い終わった「星域」などを回収することができます。よくキリコで採用されていますので覚えておきましょう。


ん?



種族「オリジン」?



なんかあったっけ?

あれなんかこれキリコに進化できるとかそそそんなそんなわからんかきくくなけないよなははは文明違うもんなそ


キリコが乗ります。閉会。


現代デュエルマスターズに触れている人からすると「あれこれ4投じゃないんだ」と感じる部分がありますがアマテラスは全てを解決します



他には「キングロックキリコ」(黒キリコ)なんてものもありましたね。

アマテラスがナイトなのでナイトマジックも達成できるわけでそれはただのマイケルジョーダン

このデッキが出てきたのは神化編三弾環境とかだったと思いますがこの頃すでに「キング•アルカディアス」は殿堂入り。そのため進化元はトリプルマウス2体というのが多かったそうです。


このカード実はキリコの天敵です。

相手は、多色以外のクリーチャーをバトルゾーンに出す時、バトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。

この強力でしかないロック性能は同型戦に於いて如何なく発揮され、キング採用型は不採用型に早さ勝負で勝ちやすいという事があります。

先程の「キリコドラゴン」は脳筋脳筋また来て脳筋みたいなデッキ(少し違うがまあいいか)でしたが「キングロックキリコ」はコントロール寄りのデッキと言えますね。


この「キリコドラゴン」と「キングロックキリコ」は神化編環境を平家物語の巴御前のように暴れ回りました。

巴御前といえば「首ねじ切って捨ててんげり」ですなぁ懐かしい

まあ暴れ回っちゃったなら仕方ない。制限かけましょ…




◯覚醒編の後に覚醒してんじゃねェぞ



さて2010年5月15日、キリコはロマネスク、アマテラス、キングアルカディアス(コイツはプレ殿入り)らと共に逮捕されます。

これによってデッキの安定感も爆発力も右肩下がり、まるで…


まるで…


思いつかないよ。

……


ここから覚醒編では環境から一時姿を消すことになる訳ですが、完全に消えたのかと言えばまあそうでもなくて、どっちなんだよはっきりしろよと思われるのは当然なんですが、構築をコントロールに寄せたり「不滅オロチ」に採用されたりしてしぶとく残ってはいたそうです。

不滅オロチについては何も語りません。ググれ。


さて覚醒編は秒速3メートルで過ぎ去って次はみんな大好き…なのかは知らんがエピソード期に入ります。

さあ、ここからキリコの本領発揮。

インフレによって益々踏み倒す奴らがヤバくなって来やがるぜ。

ではエピソード期にキリコが獲得したイカれたメンツのご紹介だ。



No. 1、「サイバー•N•ワールド」

もう何かなんだかわからなくなってたカード。
今じゃなんともない訳で、それはそれで恐ろしい。

わかりにくいかも知れませんが出来る事が沢山あります。

1、墓地回収

2、手札補充

3、山札回復

4、単純に打点


「これだけでだいぶヤバいのですが…」

「はい」

「これからさらに衝撃の事実を申し上げねばなりません」

「覚悟してお聞きになってくださいね」

「ゴクリ…」

「こいつもキリコになれまs」

「をわああああああのあやあさたはまや」


つまりはですね、「せんせー、サイバーコマンドはサイバーにふくまれますか〜?」「含まれますねぇ」ということです。現場からは以上です。




No.2、「永遠のリュウセイ•カイザー」

パワカオブパワカ。
パワパワカ。

長いテキストに強力な効果、2011年を代表するカードといえばこれか。

全体SA化がキリコととても相性が良く、ワンショットの確実性が高まったのに加えてハンデス耐性まで持ち合わせてしまいました。ありがとうオブザコースト。

そう略す人おる?




No.3、「ボルバルザーク•エクス」

これ実は多色だから強くありません。






なんてことはありません。残念ながら。



マナを酷使しキリコを使い回し一回山札に戻ってはまた捲られてマナを起こしてリュウセイポンポンデルフィンポンポン相手は投了さようなら


「もうキリコいなくても勝てね?」

「それはそう」

特にNワールドとのシナジーは凄まじく「Nエクス」は有名ですよね。このあと2人は合体して戻ってくることになりますがまあそれは別の話。




ここまでの3種の登場によって帰ってきたキリコのリストはこんな感じになります。

キリコ一枚でどうすんねんと思った方、ご安心ください。


こいつらでマナに置いて星域で出しちゃいます。お手軽3分クッキング。

やばいなあこれだけ強いとプレ殿しちゃうよ(クソデカ伏線)


もちろんこのデッキは環境で暴れました。もちろん。もちろんってウルトラマンタロウの怪人じゃないよ。え?




◯最後の半年、伝説の「ザビミラキリコ」とは



ここで留まることを知らないキリコ。ヴォルグサンダーが登場したDMR-02 「エピソード1 ダークサイド」以降、「ザビミラキリコ」というデッキタイプが猛威を奮います。


「ザビミラキリコ」とはキリコをヴォルグ・サンダーによるライブラリアウトに寄せた型で、エンペラー・キリコのデッキとしては最後の型になります。先程の「Nエクス」のギミックも取り入れられていました。

リストはこんな感じ。

ヴォルグ4投、いいな……

ザビミラも最近めっきり見ないカードなので能力を確認しておきましょうか。

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。

ようは「ザビミラを一匹見かけたらあと4匹はヴォルグがいると思え」って事が書いてあります。

え?ヴォルグの効果くらい知ってるでしょう君。

流石に誰でも知ってるでしょう知ってるよね知ってるんだそうだこれは決定事項だわかったな



えー、フィニッシュがザビミラになったのでまあザビミラ一枚だけ捲れて他の奴ら弱いのでもなんだかんだヴォルグで勝てるからいいか的思考によってさらに構築の自由度が上がったりします。具体的にはオチャッピイとか青銅とか入ったりします。

他にも有能超次元呪文が入ってたりバベルギヌスでザビミラの効果を使い回したりめちゃくちや


さて、ついに盾を殴る事なく勝つことも可能になってしまったキリコ。

その強さはもとより、効果解決の為にターンが長くなることも問題視されます。さっき少し書きましたが何回もエクスでマナが起きる為何回も展開が可能で、さらに「フォースアゲイン」なんてカードも使われたりしました。

ソリティアという言葉が浸透し始めたのはキリコの登場から、といってもいいかもしれません。

合計2年に渡った環境支配も、終わりの時を迎えます。




◯ プレ殿、リメイク、そして解除


ついにプレ殿入り。

2012年3月15日のことでした。プレ殿同期はMロマノフ。

一つの時代が終わります。




では毎回恒例リメイクカード紹介に移ってきましょー!



1、「真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン」

場に出すのに一苦労するので軽量の進化元を入れたら踏み倒しが弱くなるので…と、うまい使い方が必要なカード。

外部ゾーンなどを駆使してうまくデッキを組みたい所です。最近は進化サポートが充実しているので新しくデッキを考えてみては?


2、「呪帝電融 カーペラー・キリテム」

キリコとカーストーテムのディスペクター。

色んなクリーチャーが出せます。確実に出したいクリーチャーを出せる(マナにいれば)のは本家と違っていいところですが、バトルに勝った時というのが少々キツいか。

最近は「ドギラゴン閃」とか「バウMロマイオン」とかいるので…

でもまあ面白いコンボが沢山できていいカードです。




3、「甲型龍帝式 キリコ³」

4、「神歌の歌姫アマテラス・キリコ」


なんで一緒に紹介するのかっていうとめちゃくちゃ相性のいいカードがあるからですね。

イザナミテラスです。

「神歌繚嵐」に収録のこのカード、効果は2つあります。

このクリーチャーが出た時、次のうち1つを選ぶ。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
▶︎自分の山札から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。その後、このクリーチャーから進化できる、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、手札またはマナゾーンから選び、このクリーチャーの上に置く。

ヤバいのは太字にした部分。
こいつ自身種族に「ドラゴン」「オリジン」が入っているので上記2種にアクセス可能。本家も乗ります。本家キリコもこいつと一緒に使われることになりそうです。

キリコ³は呪文を踏み倒せるのでオールデリート撃って勝ちです。なんでオールデリート撃てれば勝てるのかはそこら辺の人に聞いてください。

アマテラスキリコは本家よりも派手とも言える踏み倒しを行えます。攻撃時なのがちょっとね。
アマテラスキリコについてはまだ出たばかりですしおすし、これから環境入りする可能性も大です。


以上でリメイクカードの紹介が終わり。
後話すことといえば…解除理由でしょうか。

とにかくメタカードが強い現代デュエルマスターズ。

特に「とこしえの超人」はキリコの天敵です。

キリコ!3ブースト!盤面更地!

先程のイザナミテラスの除去範囲でもない…どうすんねん

さらにやっぱりゲームの高速化ですね。
3ターン目にT•ブレイカーが出てくるとかすでに負けてるなんて状況2011年じゃちょっと考えられないことです。

以前よりマシになったとは言え8コストの進化クリーチャーを出すのには時間がかかるし手間もかかります。まあ解除は妥当か。


とはいえカードのポテンシャルは凄まじいものがあります。何回もいうようにサポートは手厚くなっています。再び環境でキリコの姿を見るのも、案外あるのかもしれませんね。

その時を楽しみに。




◯ 終わりに

いやー長かった。
いつも3000字くらいで終わってたはずなんですがあれいま何字だ6710字?

破茶滅茶にも程がある本記事も終わりですね。
先述の通りこれは殿堂発表前(12月8日)に執筆した物なので筆者はいまお祈り状態です。解除しろよ、オブザコースト。

では、また次回のなにやらでお会いすることを楽しみに。さよなら、さよなら、さよなら。






「次回なにやるんですか?」

「…」

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