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プレ殿解除「された」カード選手権③ [炎槍と水剣の裁]
おはようございません
どうもつまさきです。おはようございます。
前説にする話が古くなってしまい悲しみに明け暮れていたらさらに執筆が遅れました。つまさき君、君もう死んでいいよ。
さて今回は前回の予告通り「炎槍と水剣の裁」(以下「裁き」と略します)について見ていきたいと思います。
このカードは前回のダークヒドラ君とは違ってデュエプレでも活躍していましたので知名度は高いでしょう。
そういえばヒドラ君デュエキングMAXで再録されますね。
しかしこのカードがプレ殿だった時代がある事を知らない人も多いのではないでしょうか。
また、このカードは現在プレ殿から一発解除で無制限化されている唯一のカードでもあります。
なんか日本語が難しい気がしますので最終学歴が幼稚園の人は読み飛ばしてください
環境ではどんな活躍をしていたのでしょうか?
気になるな〜 は?
では本編スタートです。
◯ 実は墳墓と同期なんです
裁きの登場はDM-13「龍炎鳳神誕」。
聖拳編最後のパックになります。初めて対抗色の多色が出た弾でもありますね。
主な同期カードを列挙してみましょう。
《龍炎鳳エターナル・フェニックス》
《悪魔聖霊アウゼス》
《剛撃戦攻ドルゲーザ》
《無双恐皇ガラムタ》
《悪魔聖霊バルホルス》
《パシフィック・チャンピオン》
《薫風妖精コートニー》
《天使と悪魔の墳墓》
《偶発と弾幕の要塞》
《パルピィ・ゴービー》
えっアカシックサード君忘れてるよ
今でこそ有名なカードもありますが当時の環境で使われたのは裁きとあとパルピィ・ゴービーくらい。のちに再評価されていく事になります
これがなんなのか未だによくわからない
◯ 効果で3体破壊して……あっドローはしません
さて裁きの効果をおさらいしましょう。
パワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、破壊したクリーチャー1体につき1枚カードを引いてもよい。
これは破壊対象になった分だけドローできます。
例えば破壊置換効果や「破壊されない」効果によって墓地に行かなくてもドローできるということです。
間違ってたらすまん
また引く枚数も事前に宣言する事なく任意に決められます。
2枚まで引いて、あと1枚引けるけどやめとこう、といった使い方ができ、非常に柔軟であるといえますね。
では次にこのカードの使われ方について見ていきたいと思います。
◯ なんや裁く裁くってうるさいな耳が炎槍か水剣になるわ
裁きですが主に「除去コン」、「ボルバルブルー」などのデッキに採用されていきます。
いい湯だな あはは
「ボルバルブルー」とは形を変えながら環境を2年余り支配したデュエマ史上でも稀有なデッキで、当時の大会参加デッキの7割がボルバル系という現象も起きるほど。
ボルバルステロイドの意志を継いだ(?)「ボルバルブルー」は裁きを手に入れた事でさらに安定してボルバルを着地させる事ができました。
シビレアシダケや青銅の鎧によるマナ加速、エナジー・ライトや裁きでドロー連発、アドバンテージ差で相手を圧倒、気が向いたら母なる大地と無双竜機ボルバルザークを使ってとどめを刺す……そんな光景があちこちで見られたとかなんとか。
初期の頃のテキストっていいよね
なんか昔のテキストだーって感じして
当時はウィニー(小型のクリーチャーのこと)の平均パワーが軒並み3000以下だったため、裁きの威力は凄まじく、「クリーチャーを出せば出すほど、相手に利用されて逆に不利になる可能性がある」という、なんとも悲惨な事態に。
自分が先に唱えてしまえば相手の裁きが腐る為、先に裁き撃った方が圧倒的強者。
裁きのメタに裁きが採用されるほどでした。
なんやこの運ゲー 二度とやらんわ
まあ規制かからない方がおかしいように思えますよね。
◯ 一本でも炎槍、二足でも水幻
さてなんやかんやあって、なんやかんやなかったわ、その高いスペックから裁き君は2006年3月15日をもって殿堂入りとなるわけです。
まあ前回のヒドラもそうでしたが殿堂入り、つまり一枚制限のカードは文字通り「引いた方が勝ち」みたいなとこあるので運ゲー化の加速という面では4枚の時より酷いとも言えると思います。
悪質な環境が改善される事は結局なく、最終的に2007年11月15日付けでプレミアム殿堂に指定されることになり、そのあとは「裁く」という言葉を聞くこともなくなりました。
この子どうやって温泉入ってたのかな
お湯に入れるのかな
ささ、ここからいつものリメイク紹介パートでっせ。今回は4枚ほど紹介します。
結構あるね
まずは覚醒編。
効果がほぼ同じということで紹介します。
「プレ殿カードとほぼ同じ効果で同じコストのカード出していいの?」と思われる人、いるでしょう。
おるよねおるよねおるよねおるよねおるよね
実際には、「自分のクリーチャーを破壊できないから完全に相手依存になってしまう」「進化元で強いカードがない」「そもそもソウルって何」といった理由で使われていません。残念。
次。エピソード2。
フリークロスという良さそうな能力から来る期待をその下のテキストでおもいっきりぶち壊していくなんだクロスギア強化しないのというDMP魂の溜息が今にも聞こえてきそうな一品。ごちそうさまでした。不味かったです。
お次のエピソード3でも。
先程の爆裂大河の能力を引き継いだカードになります。本家裁きの相手だけバージョンですね。
マイナーな進化元を要求するさっきの奴と比べるとだいぶ使いやすいですがやはり味方を巻き込めないのが痛いですね。別に弱くはないですが。
さて最後のリメイクカードは裁きの解除後に出たカードになります。
なんかこれ先に解説するのはなんかおかしい気もするのですが…
まあいいかいいよねいいんだよ3段活用
またこれも効果の範囲が相手だけになっています。またかよ。
手撃ちはしにくいコストですし、水呪文を簡単に踏み倒せるDの博才 サイバーダイス・ベガスにも対応していません。
(因みに本家はこれから撃てます。強い)
しかし優秀なカードが元である以上別に弱くはないわけでありまして、実際これを入れたデッキが大会で入賞していたり、といったこともあったそうです。トリガーであることも活かせるといいですね。
◯ いいもん!デドダム破壊するもん!
寄り道に時間を取りましたが本筋に戻っていきます。
もう3回もこのコーナーやってると、「カードがインフレしてもう使いものにならないよ」っていう説明が面倒くさいのですよ。
裁きは2016年2月1日より、プレミアム殿堂から無制限化への殿堂解除がされました。
先述の通りプレ殿から一発無制限化というのは後にも先にもこのカードしかありません。
理由としては、「クリーチャーの基礎パワー上昇」と「環境の高速化」が挙げられます。
昔のようなコストに合ったパワーなんてそんなものはない現代デュエルマスターズ。1コストで4000とか6000とか普通にあります。
とこ◯え
セ◯ーレ
裁きで破壊できる数が少なくなってしまいました。
また今は3ターン目にはソリティアしたりループしたりダイレクトアタックする時代。
6マナためて除去なんてそんな時間ありますか?
聞くまでもなくありませんよね。
他にも沢山のライバルが登場しており、解除後に環境に返り咲くことはありませんでした。
つまさき的お手軽全体除去代表のおふたり(?)
一瞬オニカマス対策になるとかならないとか言われたとか言われなかったとか言われたけど使われなかったとか使われたとかやっぱり使われてなかったとか…
しかし腐っても元プレ殿カード。
今でもデドダムやらテスタロッサやらを破壊できれば強いと思います。
これでいいとか言わないで!
◯ 終わりに
さていかがだったでしょうか。
今回は特に繋がりのない文章となっているところもあると思いますがご容赦を。
ではまた次回!さよなら、さよなら、さよなら。
次はキリコをやりたいよ俺は
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