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プレ殿解除「された」カード選手権② [凶星王ダーク・ヒドラ]

冬は秋より冬らしい


どうもつまさきです。

プレ殿解除「された」カード選手権です。2回目。

今回はダークヒドラさんを取り上げていきます。

現在殿堂入りしており(ほんとに?)、デュエプレにも参戦しているカードですが、デュエプレでは「あんまり強くないかな〜」って感じですよね。

回収がランダムなのもキツいし自分を回収出来ないのもキツいですので環境ではあまり使われていません。

では紙の環境では?

実はこのカード、元々はプレミアム殿堂入りだったんですよ!!

それはそうだろこのコーナーで取り上げてるんだしさあ

現代デュエマにしか触れていない人には「こんなカードあったんか」くらいに思うかもしれませんし、知っていたとしても「殿堂だったのか」とか、「殿堂解除選手権見るまで知らなかった」とかいう人も少なくないと思います。

まあ気楽にやっていくので「こんなカードが強い時代があったんだなぁ」とか思いながらご覧ください。




◯種族デッキと共にあらんことを

では能力を確認していきましょう。

自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つクリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。

デッキのクリーチャーを同じ種族で固め、延々と墓地からクリーチャーを回収し続けるのが主な使い方です。

なんと自身がバトルゾーンに出た時も墓地にあるダークロードを回収することができます。

そのため1体目の《凶星王ダーク・ヒドラ》が破壊されても、2体目を出せれば簡単に手札に戻す事が可能。

この効果のため、相手からの除去に対して非常に粘り強く戦えます。

数ターン放置しただけで大量のアドバンテージを稼がれ、クリーチャー数に圧倒的な差をつけられて、そのまま負けてしまう、なんてことも少なくありませんでした。

…当時はね


◯ダークロードって実は不老不死なんですよ


ではこのカードの歴史について見ていきましょうか。

登場は2004年。
この年は北米でニンテンドーDSが発売されたり、ソニーもPSPを発売したりした年でした。

「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」というパックにて初収録。

同期のカードは「ミラフォース・ドラゴン」くんですが、

荒すぎるよ画像が

ペトローバがいる時代に何しにきたんだよ


……こいつの事は忘れて次行きましょう。


登場時からその高い種族サポート能力で「光器ペトローバ」などと共に数々の種族デッキを支えてきました。

除去しても除去しても復活する姿はまさにダークロードそのもの(?)。

不死ってだけで復活する訳じゃない気がする

出された相手は「母なる大地」や「魂と記憶の盾」などでダークヒドラで回収できないように除去するしかありませんでした。

古くは「アクアンイニシエート」から「ヘヴィループ」まで、非常に多くの環境デッキに採用されることとなります。

「ヘヴィループ」とは「ダーク・ルピア」「黒神龍ゼキラ」「龍神ヘヴィ」などで場をコントロールしつつ、それらをダークヒドラなどで使い回すコンボです。

元殿堂カード。

別にループする訳ではありません。当時と現代では「ループ」という言葉が指すものが変わってしまっていますね。


◯制限受けてもヒドラは死せず?

環境での活躍により、ヒドラさんは2008年に殿堂入り、一枚制限に。

除去しても除去しても意味がないというのは面白くありませんものね。

この措置により先述のダークヒドラ2枚でグルグルと回していく戦法がとれなくなった為、かなり弱体化します。

しかし今度は「引いたほうが圧倒的有利になる」という殿堂カードあるあるの状態に陥り、ついに一年後の2009年。

プレミアム殿堂入りに指定されます

これにより「除去ガーディアン」や「アッシュランデス」は自身の弱体化に咽び泣きましたが、「ヘヴィループ」はあっさりヒドラから究極神アクに乗り換えてリペアしてしまいました。だからなに。




◯現代のリソース力vs凶星王、勝つのは

このカードがプレ殿であった間に二つのリメイクカードが出ています。いっきにドン。

「マーズギルヒドラ」のほうは「カラフル•ダンス」なんかと組み合わせると凄いことになったりならなかったり。まあカラフルダンス殿堂なんですけどね。

「ザビ・ヒドラ」は自身を回収できなかったり、種族がエイリアンのみになっていますがエイリアンデッキでは活躍してくれそうです。四枚積めるのでね。

これらは2011年のカードです


さてリメイクが出たりしていましたが、本家も殿堂に降格してきます。2016年のことです。

2016年といえばデュエマは「革命ファイナル」。
これもインフレが激しいシリーズでしたね。

どれほどかって?
ではこのシリーズで殿堂又はプレ殿になったカードを見てみましょう。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》
《時の法皇 ミラダンテXII》
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》
《スクランブル・チェンジ》
《音精 ラフルル》
《禁断機関 VV-8》
《裏切りの魔狼月下城》
《プラチナ・ワルスラS》
《ベイB ジャック》
《Dの牢閣 メメント守神宮》
《ヘブンズ・フォース》
《暗黒鎧 ダースシスK》

……多すぎやしませんかね。

こうしたインフレによるゲームスピードの高速化によって、現代でダークヒドラなんて使ったら、

え〜?今更6コスのシステムクリーチャー使ってるなんておっそーい

ざあこざあこ

的なこと言われちゃいます。悲しいね。

相手が美少女ならむしろあり??
美少年でも以下略

もう昔のようなリソース稼いで除去してライブラリアウトを狙うなんてデュエマは終わってしまったんですね。

でもまあ強力なカードではあるので使ってあげたいものです。


……ここからは余談みたいなものですがこのヒドラさんもディスペクターにされていたり。


ダークヒドラはみんな大好きハヤブサマルとも相性が良く、ハヤブサマルを2枚かかえて無限に耐久したりしていました。

なんかディスペクトしてくれて嬉しい気もします。
能力も個人的に好きなのでね。

ネクラマゲとかに入れてみたいです。


◯最後に

殿堂に降格したとはいえまだまだ衰えない魅力。
ダークヒドラの紹介でした。

このシリーズはあと2枚で終わってしまうので次のネタ探しも頑張っていこうと心に決めつつ、

今回はこんなところでお別れです。
次回がありましたらまた次回。さよなら。さよなら。さよなら。




次回は裁きます

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