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コーチングについてまとめました!

初めまして。プロコーチを目指している津村 文彰(つむらふみあき)です。

コーチングセッションを受ける前に、こちらの記事に目を通していただくと、よりセッションが有意義な時間となると思います。少し長いですが、ぜひ、お読みいただけると幸いです。

1.コーチとコーチングの解説

コーチという言葉を聞くとスポーツ選手を連想される方が多いかもしれませんが、実はスポーツ選手でなくても誰でも自分にコーチをつけることができるんです。コーチは、相手(クライアント)が世の中にどんな価値を提供できる人なのかを探し、その人の目標やゴール(本当にやりたいことは何なのか)を一緒に考えそれをサポートしてくれる人です。
コーチングは、コンサルティングやカウンセリングと違い、課題や悩みの解決はしません。したがって、ビジネスのアドバイスをすることでもなければ、精神状態を安定させることはしません。

「コーチングとは、コーチがクライアントの真のゴールを設定することとその達成に向けてクライアントの気持ち(マインド)を切り替えるサポートをすること」です。

2. 人がゴールを設定したり達成できない理由

特に理解しておきたいものが現状コンフォートゾーンです。
現状(コンフォートゾーン)が邪魔をするのでゴールの設定や達成がなかなかできません。コンフォートゾーンとは、無意識レベルでストレスの無い居心地のいい環境や精神状態のことです。

コンフォートゾーンを保つ力(コンフォートゾーンに留まる力)は非常に強力です。
これは人間には、恒常性維持機能(元に戻ろうとする機能)があります。例えば、外気温が-20度でも80度でも何とかして体温は36度であり続ける。これは身体のコンフォートゾーンです。気持ちのコンフォートゾーンも同じです。今までほとんど運動をしてこなかった人が、ダイエットのために運動しようと思っても長くは続かない。このように、今まで運動したいなかった状況がコンフォートゾーンだったので、何かしたいや新しいことを始めたいと思っても必ず無意識にコンフォートゾーンに戻ろうとする力が働きます。

【人は今の現状が一番のコンフォートゾーンなのです。】

人がなかなか変わらない(変われない)というのはコンフォートゾーンが邪魔しているからと言い換えることができ、コンフォートゾーンを突破できた時だけ人は変われます。コンフォートゾーンを捨ててまでゴールを設定したり、努力することはなかなか一人ではできません。
コンフォートゾーンを捨ててゴールに向かうには以下の問いをクリアする必要があります。

1.なにが新しい挑戦を妨げているのか
2.なぜずっと同じ状態に居続けているのか
3.なぜ同じ状態にいることを許容しているのか

コーチはクライントが抱えるこれら問いをコーチングセッションの中で見つけ出し、現状から抜け出せる(現状の外にいく)サポートをします。

3.  コーチングセッションで何をするか?

コーチングセッションでは、次のようなことを行います。

①. 現状の特定

最初に行うのは、クライアントの現状を正確に把握することです。特に仕事に関して、現在の状況を詳細に理解します。例えば、「現在どのような仕事をしていますか?」や「何が好きで、何が嫌いですか?」といった質問をして、自分自身の職業等の深掘りします。どんな機能を仕事で提供しているかを把握することが現状を把握することになります。

②. あなたの特性を特定

次に、クライアント自身が持っている特性を明確にします。これは「ついやってしまうこと」や「社会性に負けない主体性」といったものです。例えば、怒られてもついやってしまうことや10年以上続けている趣味など、自然と行動に移してしまうことです。コーチングではこれを「want to」と呼びます。「want to」≒「人生を通底する無意識な行動パターン」です。これを見つけて、特定していきます。ここで、重要なのは、「have to」と「want to」をしっかり分けることで、「have to」≒「誰かのためにとか、会社に言われてとか、結果を出すためにやっていること」ではないということです。特性を特定することで、クライアントがどのような状況でも主体的に行動できる部分を見つけ出します。

③. とんでもないけど、達成したいゴール(未来)を設定

次に、クライアントが達成したいゴール(未来)を設定します。
これは、今の現状の自分では到達できないであろう未来(=現状の外)です。コンフォートゾーンから抜け出した上で、ゴールを設定をするので今まで自分一人では考えていなかったゴールを設定できます。

④. ゴールとのギャップを埋める

現状がコンフォートゾーンであることを理解し、それを超えるための新しい臨場感の高い未来を設定します。しかし、現状とゴール(自分の未来)との間に大きなギャップがあるため、そのギャップを埋めていきます。

4.コーチングセッションの注意事項

ここは特にコーチングを受けるうえで心してください

① 共感や傾聴しません

共感や傾聴は、現状を合理化してしまうものだからです。コーチは、クライアントを現状から外に引っ張り出す存在です。現状を正当化したり現状に留まることを薦めるような発言はしません。

② コーチはときに厳しく突っ込みます

クライアントよりもクライアントをサポートする「めちゃくちゃいい人」である一方、現状のクライアントからすると、答えることが難しい質問やグサッっときてしまう質問をすることもありますが、現状から抜け出すためには必要です。

③ コーチングは共同作業です

クライアントの現状把握、特性の特定、ゴールの設定、すべてをクライアントとコーチは作業同盟として一緒に進めます。コーチ一人が頑張ってもだめでコーチもクライアントも相手を信じ、はじめから最後まで本音で話し合い続ける必要があります。

5. コーチングを受けることに向いてる人

コーチングは決して万人に必要なものではありません。
悩み相談をしたい人や、現状に満足してて変わりたいとは思っていない人にとってはそのタイミングでは不要なものになる可能性が高いです。

・自分の現状に満足していない方
・新しいことにチャレンジしたいと思っている方
・今我慢すればいつか幸せになれるはずと思っている方

こんな人たちには、コーチングはとても大きい力になります。
ぜひ、私が力にならせていただければと存じます。

今回はモニターセッションですが、モニターとか関係なく、全身全力であなたが飛躍するきっかけとなるようにサポートしますので、よろしくお願いします。


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