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2023クソ年始グランプリ

みなさん明けましておめでとうございます。
とまれです。

さて、投稿期間がぐっと空いてしまったが、新しい企画を考えに考え推敲を重ね何度も出来損ないの原稿用紙をぐしゃっと丸めてゴミ箱へと投げ入れようとするがうまく入らずにゴミの日和山が出来上がるほどだったなんてことはまっっっっったくなく、単にちょっとめんどくさくなっただけである。

しかしそんなめんどくさくなった私ですらも記事を書こうと思わせたそれはそう、お久しぶりですあの憎きCOVID-19くんだ。

まずはその前に年明けに遡ろう。


初詣

私は毎年初詣に行くような人間ではないが、今年はなんと初詣にしっかり行った。しかも年明け直後に。

というのも1人の友人に行こーよ!と誘われてしまった手前、こりゃ行くっきゃねぇやと家を飛び出し、最寄りの神社までせこせこ駆けていったというわけだ。

そして現地で集合。
列に並び遥か彼方にそびえる本殿にむかって黒い群衆が蠢く様を見て圧倒されていた。

集合の時点では年が明けており、あけおめ~と何とも若者らしい新年の挨拶を軽く済ませた後、寒いねーとすかさず天気デッキを挟み込んでいく高等テクニック()をお見せしたところで友人の隣に立つやたらと視線を投げかけてくる人に気が付く。

と、その人が喋り出す。

「初めまして~。」

マジでおるやん。わかってたけど。

というのも実は誘い文句がそもそも「友達と一緒に来てんねんけど来る?」というもので、相手の子にもちゃんと初対面の人間を呼んでいいか許可を既に貰っているという用意周到さだったのだ。

まぁ呼ぶ友人もOKする初対面の人間も行く私も全員おかしい。

というわけで初対面の人間と友人との3人で奇妙な初詣が始まった。


地元ではかなり人気の神社で、参道となる通りは初詣のために並ぶ人でごった返していた。
当然並ぶ時間もかなりのものだったわけだが、一見苦痛かと思われたその待ち時間は友人が生み出したこのツーステップは誰のツーステップでしょうクイズが開催されたことで事なきを得た。

なんだそれはって?分からない。
本人に聞いてくれ。私も知りたい。

そんなこんなで参拝をし御神酒をもらい新年一発目の御神籤を引いた。

なんと大吉
こんな幸先のいいスタートがあるだろうか。いや、ない。(反語)

初対面の人間も大吉を引き当てていたが、友人は引かなかった。なんだか珍妙な理由で初詣では御籤は引かないらしかったが失礼ながらなんだったかあんまり覚えていない。

大吉を眺めながら大きな焚火の前で3人そろってぬくぬくと御神酒をがぶ飲みし、クソデカ紙コップパンパンの日本酒を半分ぐらい飲んだところで帰路に就くことになった。

友人たちはまるで逆方向だったのだが何故か友人たちの家の方に足は向いていた。

帰る途中2回ほど空になったコップの中に日本酒が湧き出てくるという珍事が起きたような気もするがどうだったろうか。

友人の家付近まで来て別れを済ませた後、風の吹き遊ぶ中家へと足を進めていると、はたと自分はいったい何をしているんだろうという気持ちにさせられた。酒は回っているうちは天国だが覚めた瞬間に突き落とされる。


日本酒をがぶ飲みしていたのは私だけだったようだし、結局初対面の人間は名前すら分からず終いである。


三が日、そしてその後

早朝に家に帰り元日ぐらい早く起きろとたたき起こされてミニマムおせちを食べた以外、至って何もしていない。
fanzaの新年セールをのぞくだけ覗いて結局買わずに終わった。

3日からバイトがあり、三が日だというのに馬鹿みたいに並ぶ客を見て終始ため息をつきながら接客をし、数連勤。
数少ない休みで大学に行き課題をしばき帰る。

後一日出勤したら友人と出かける約束があり、来週も大きめの飲み会で予定が埋まっていた。
予定が開いていると落ち着かない類の人間である私は非常に満足していた。


おや…?とまれのようすが…?

晩になって急に喉が痛くなってきた。
喉だけである。

熱も出ていないし倦怠感もない。悪寒もない。

なんだこれは、と思い眠りにつくも朝起きたらかなりの痛さにまで発展していた。

困ったな今日はバイトで明日は遊びの予定があるというのに。

急遽バイト前に薬局へ行き喉関連の用品を買いバイトへと直行。
わりと地獄のバイトであった。

そういえば過去にもこんなことあったな~と思い返すが一向に検索に引っかからない。
脳内ではなく天下のワールドワイドウェブ様で検索をかけると咽頭炎という単語がヒットした。

おお、この文字列は見たことがある。なるほどこれに違いない。
それ用の市販薬を買って眠りについた。

翌朝

起きた。

熱でとるがや!!!
外出不可!!!

と言っても36.9℃~37.1℃を行ったり来たりといった感じで別に家の中を動き回ったり昼ご飯を作るぐらいまでは可能だった。

この軽さだと風邪かインフルかだろうなと思いはしたものの、念のため親に検査キットを買ってきてもらうことにした。

ふんふんと説明書を読み、いざ実施。
科学者の気分で少しウキウキしながら検査キットに試料液をポタリ。
すすーっと左の方へとしみ込んでゆく試料を眺めていた。


めっっっっっっっっっっちゃ線出た。

こんなはっきり出んでもいいやんっていうぐらいがっつり。
というか15分待てって言われたけどそもそも2分ぐらいでもう線でてたやん。消える気配なかったやん。

え?そんな?そんなコロナ?
ワクチン4回は打ってないけど一回かかってるから実質4回打ってるようなもんよ?3回目は夏休み明けぐらいよ?ちょっと遅いか。


線、濃い。


唖然。呆然。大自然。
粉砕。玉砕。大喝采。

強靭でも無敵でも最強でもない。
脆弱で全敗、最弱人間誕生の瞬間である。


半開きになっていた自分の部屋を固く閉ざし、籠城の用意を整えねばならぬ。
この日の予定ばかりか、来週に控える特大飲み会すら参加が危ぶまれるとわかったと同時に、出勤できないがゆえに月収が1/4ほど減ってしまうことを理解した私は激萎え。

インスタのストーリーに「萎えた」の文字と共に検査キットの写真を載せた。


一人の人間から「妊娠ですか…?大丈夫…?」というガチ勘違いのDMが送られてきたが、妊娠して萎えてるやつだと考えたらあまりにもクズ人間過ぎて爆笑してしまった。


さらにその後

熱は39度台にまで到達し、あぁこれはきついなと感じて丸一日。
熱が下がった翌日の早朝に今この記事を書いている。

さて、コロナに感染したわけだが、いったいこれはどこから感染したのだろうか?

年末年始はバイトに全てを捧げてきた身として、バイト以外でもらってきたとは考えにくい。

そういえばパートのおばちゃんが「咳だけ出るんですよね~ハハハ」と言っていたのを思い出す。いやしかしバイトしてただけで濃厚接触と言えるのだろうか。

しかし、よく考えてみるとバイト以外に一つだけしていたことがあったのを思い出した。

そう。初詣だ。

あぁ、そういや馬鹿みたいに人いたし、みんな御神酒飲むためにマスク外してたし、自分も友達の飲み切れんかった分もらったし。

それじゃん。
絶対それじゃん。


神前コロナ感染人間爆誕である。

なんで?ちゃんとお賽銭も入れたのに。
あれですか?財布忘れて友達に借りた金でお賽銭入れたからですか?
それとも手合わせてる時に「なんか今年いい感じになりますように。」って適当なお願いしたからですか?
大吉って何ですか?嘘ですか?


ふと気になって大吉の御神籤を見返すと面白いことが書いてあった。

初めは危ない谷の小川の橋を渡るような心配事があるが驚き迷うことはありません

ちゃんと予言されていた。


予言の書。


終わりに

私は年明けからコロナに感染するという何ともついていない2023年のスタートを切ったわけだが、これから上向きになってくれるのだろうか。

まぁ予言の書によるとなるっぽいので安心したいところだが、ちっちゃいことまで用心しろと言われているので神こと逆ゆってぃの言うことを聞こうと思う。仕方がない。


noteは少々サボり気味であったが、これからも主に写真の記事を上げていくと思われるので見ていただけると嬉しい限りだ。


2023年、自分にとっても、これを読んでくれている方にとっても、いい一年になりますように。



賽銭の時借りた金、絶対返そ。




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