#51 へぇ〜
最近、私の様子がおかしい!
原因不明の肩凝りと動悸、そして軽い眩暈。
目の前の勉強に全く集中できなくて、なかなかしんどい日々が続いた。
もしや何らかの病気か!?と脳神経内科に行き(この歳で生活習慣病とかだったらどうしよう)、心電図を測り、MRIを受けた。(MRI、久々に入りましたが、あの機械音嫌いじゃないですね)
どこもかしこも全く問題がなかった。
お医者様には「肩凝りから来てるかもね〜〜」と言われ、肩凝り緩和の薬を出された。
安堵した。
が、こんなにも集中力がないのはなぜなのか。むしろいつもは過集中になりやすくて困るほどなのに…。と地味に悩んでいたのだが、病は気からとも言うので、あまり気にしないようにして…
おきたかったよーーーーー。
朝、思い切り対向車からの飛び石を食らい、フロントガラスを傷つけてしまった。
バッチーーーン!!!!と音がした瞬間、頭の中でなぜか「へぇ〜」という間抜けな声がした。今はなきムダ知識を得られる、某番組某ボタンの声だった。
体調のこともあったので、「せめて…、せめて車の運転だけは気をつけよう」と気を引き締めていたところ、これである。いや、普通にショックだよ。
事故に遭わなかっただけ良かったのかもしれない。フロントガラスは換えが効くが、私の命はそうではない。ここで死んでたまるかよ!
話戻って…、
この集中力のなさは何かしらと考えた。今日、講師の先生の話を聞いて「あーこれだ」と腑に落ちたのは、結果ばかり追い求めていないか、ということ。
今やっている勉強は、私にとって今までまったく触れてこなかった分野で、できなくて当たり前なのだ。だからこそ勉強しているのに、「はやく覚えて、はやく使えるようになりたい!」と気が急いでいた。
そんな一朝一夕で覚えられるわけではないのに、自分のできなさに焦り、わかりやすい結果が出るものでもないのに、何かしらの結果を求めて苦しんでいた。学生時代のテストみたいに点数化されるわけじゃないのに、だ。いや、だからこそ焦ってるのかも。
「だからこそ、反復なんですよ」
という先生の、このとんでもなくシンプルな言葉に頭をスコーンと殴られた気持ちになった。そうでした。わからないから駄目、とか自分の進みが遅いから駄目、ではなくて、わかるまで反復すりゃいいのでした。
私は先生がめちゃくちゃ眩しくて、「自分はあんな風にはなれませんわ笑」とどこか諦念の気持ちがあった。でも、そんな眩しすぎる先生でも、ひたすらに知識を入れて、それが自分の道具になるまで使ってみて、を繰り返しているわけで。私がすぐに「うおー!昨日入れた知識が早速今日武器になりましたー!」なんて、なるわけがないんだ。当たり前である。
もう少しあがいてみようかな。上手くやる、とか考えずに。たとえ回り道しても、結果ムダなものばっかりやってたとしても「ムダ・無意味こそ面白いって」みうらじゅんもそう言ってた!
と、最終的には少しだけポジティブになった一日でした。
よーし、明日ガラス交換の見積もり行ってこようっと。
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