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しばしのひとり時間を満喫(日本民藝館)

三連休最終日。
9月半ばだけれどまだまだ蒸し暑い天気の中、久しぶりに駒場の日本民藝館に行ってきました。渋谷駅から京王井の頭線に乗り、駒場東大前駅から東大の緑を横目に住宅街を5分ほど歩き、カーブを曲がると、ででーん!

この外観!テンション上がります〜

何度来てもテンション上がります。チケットを買い、中に入ると、そこは古いもの大好きな私のパラダイス。残念ながら建物内は撮影ができないのですが、一階から二階をじっくり見学、また一階に降りてきてお土産ものもチェックして大満足の1時間でした。

初代館長には柳宗悦が就任し、二代目は陶芸家の濱田庄司(1894-1978)、三代目は宗悦の長男でプロダクトデザイナーの柳宗理(1915-2011)、四代目は実業家の小林陽太郎(1933-2015)、そして現在はプロダクトデザイナーの深澤直人が館長職を継いでいる。当館には柳の審美眼により集められた、陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、日本をはじめ諸外国の新古工芸品約17000点が収蔵されており、その特色ある蒐集品は国の内外で高い評価を受けている。

日本民藝館ホームページより

弥生時代の土器から、アフリカの民俗品、北欧のお菓子の型、室町時代の掛け軸、まぁいろいろな民藝の品が陳列されているのだけれど、どれを見てもなんだか落ち着く…。何百年も前に作られ、いろいろな人の手に渡ったものたちが、今ここで鑑賞することができるなんて、ため息しか出ない。

それから、陳列されている民藝の品と同じぐらい又はそれ以上に私が気になるのは、陳列の什器なのです。飴色の木で統一され、ガラスもおそらく古いもの。これまた大興奮。こんな素敵な棚が家にあったら…と妄想は膨らみますが、中に入れる見合う品がない…笑。

頭の中は目まぐるしくいろいろな妄想や感想が浮かんできます。散らかった我が家の部屋からしばしの逃避行でめちゃくちゃ充実した時間でした。かつ、子どもは家にいる夫が見ているので、しばしのひとり時間を満喫したのでした(これ大事。生きる活力!)。

家に帰り、レゴ、折り紙、空き箱で作った家、ペン、クレヨン、小さいおもちゃで足の踏み場がないカオスとなっている部屋を見て、現実に引き戻されましたが…。

ではまた。