簿記3級をCBT方式で受験してみた

試験の詳細は
・日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験をご受験される皆様へ
https://www.kentei.ne.jp/32364
・日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト
https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.html
をご覧ください。
…以上です(完)。

というわけではなく、実際に受験してきましたので雰囲気などをお伝えしていきます。
①会場入り
15分くらい前に着くと良いのではないでしょうか?
一息つく時間はないので注意してください。
そういえば自分が入ると同時刻くらいに、息を切らし高速で走ってきた人がいました。遅刻は断固認めないような言い方ですが、少し係の人に怒られるだけで受験はさせてもらえるようです。
会場ではまず、受付で身分証を提示します。免許証でいいですね。そして注意書きが記された紙に署名。
荷物はロッカーに入れさせてもらえませんでした。なるべく身軽な格好で行きましょう。
②試験開始
続いてボールペンとメモ用紙二枚をもらいます。はい、ボールペンで下書きしてくださいということです。勘定記入や財務諸表の問題では消せないペンだと困りますよね。ちょっと嫌でした。
ただ、メモ用紙はほとんど使いませんでした。画面に入力するのですから、仕分けは暫定的に入力して、後からその都度修正すればよいのです。
さて、試験室に入ります。
壁に向かってパソコンが並んでいます。もちろん仕切りがあり、机の広さは狭くもなく広くもなく…といったところでしょうか。
耳当てが置いてありました。音が気になる場合は耳栓を貸してもらえるところもあるようですね。
試験は自分の好きなタイミングで開始できます。落ち着いてからスタートボタンを押しましょう。
言い忘れましたがIDとパスワードが受付時にもらえますので、それを入力してログインしてください。
当然のことながら携帯は電源OFF、ポケットは空にして腕時計も外します。
試験時間は画面に表示されますので問題ありません。
③試験問題について
問題を持ち帰ることができませんから、覚えている範囲でお伝えします。
問1:仕分け…標準的な問題ばかりでした。ただし入力方法については慣れておく必要があると思います。勘定科目は選択式です。
問2:勘定記入…支払利息と前受利息について。なんと日付もすべて空欄です(ただし日付は採点対象でない)。紙媒体で見るのとはまた違って、解きにくいです。ここで大きく失点してしまいました。
文章の穴埋め問題もありましたが常識の範囲内です。
問3:財務諸表…ネット試験では試算表の問題は出題されません。ただし問題の資料としては登場します。ここは前問で大幅に時間を消費してしまったために、見直す時間はなし。解答欄は埋められましたが、不安でしかありませんでした。
この問題の勘定科目は選択式ではありません。「雑(損)」というように、キーボードを全角にしてから入力してください。
④試験終了
時間切れになると終了の合図が画面に出ますので、降参してください。
その後、即座に採点されます。5秒もかかりません。そして結果印刷用の画面に切り替わります。
おめでとうございます。合格した場合は、証明書印刷用のQRコードもついています。ここで印刷をしておかないとパソコン上では後日にならないと結果が参照できません。
受付で、出てきた結果の用紙を受け取ったら終了です。お疲れさまでした。

メリット
いつでも、何回でも、自分の都合の良い日、好きな時間帯に受験できるのでありがたい。試験時間も短くなって集中しやすい時間になっています。
問題も、この私が理解できたのですから易化しているのではないでしょうか?
デメリット
やはりモニターの文字が見にくい場合があります。特に0の数。
また、自筆ではないので入力ミスにも気を付けないといけませんね。
そして試験時間は減りましたが余裕も減りました。見直しの時間は作れませんでした。

ここまできて、なんといっても思い出すのは新卒のSPIです。雰囲気が似ていてツラい記憶がよみがえります。
余談ですが会場のビル内に専門学校が入っていて職業訓練が行われていました。この大変な時に頭が下がります…。

今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

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