ガンバ大阪 外国籍選手列伝 その2 2000年代

その1を見てくれたオールドファンの方や、当時を知らないという方からも反応をいただけてありがたい限り。その2は記念すべき初タイトルを取る黄金時代の始まりとも言えるべき時代。必然的により思い入れのある選手が多いので長くなりました。笑 外国籍選手的に言うと90年代からの東欧路線から完全にブラジル路線、さらに国内他クラブで日本に適応している選手を狙う路線に完全にシフトした時代。09年にはチョジェジン、パクドンヒョクという初の韓国籍選手も獲得して2010年代以降のブラジル&韓国路線にもつながりますでは2000年からスタート

2000年

アンドラジーニャ
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2000年

アーセナルで得点王という触れ込みだったけど、ロンドンのアーセナルではなく当時ロシア2部のアーセナル(どこなん)。ガンバではフィットせずに半年で去り、J2大分、札幌とかに移籍してた。大分時代の長居でのセレッソvs大分の試合を偶然見に行った時、アンドラジーニャがロベカルばりのめちゃくちゃ長い助走からフリーキックを豪快に叩き込んでてテジナーニャ並に衝撃でした。

ビタウ
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2000年〜2002年

アンドラジーニャとやってきてこちらはチームにフィットしたビタウ。バイタルエリアにも果敢に飛び出すボランチ。名前のつづりはVitalと書き、親が「バイタル(vital)エリアによく顔を出す選手になりますように」っていう意味でつけてたらいくらサッカー大国ブラジルでも引くわ。誕生日は閏年にしか存在しない2月29日。ガンバに加入してすぐの2000年2月29日に6歳の誕生日を迎えていた(本人がそう主張していた)。柏戦で明神はんの策略にハマって退場したり(ツンッと蹴ったら明神はんがこの世の終わりの様に別の場所を抑えて痛がった)、僕が縁あってボールボーイしてたジェフ戦でも延長Vゴールを決められた後、僕の目の前の副審にニーノブーレと共に詰め寄り「ノー!!オフサイド!!ノー!!」と激昂していた思い出がある。ガンバ退団後札幌にも在籍していたことあり。
3年くらい前の画像では礒貝顔負けの別人になっていた。まだ10歳のはずなのに。


ニーノ・ブーレ
ポジション:FW
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
在籍年:2000年〜2001年

クロアチア代表歴のある長身FW。長身だけど足元が上手くてゴールはほとんど地上戦だったはず。ビタウとのコンビも良好。格闘家みたいな風貌の男らしいイケメン。ボスニア代表から招集されてチーム離脱したのにクロアチア代表歴があるから出れませんよってなって帰ってきてた。去年からディナモ・ザグレブのアシスタントマネージャーを務めているらしく、来季も継続ならチャンピオンズリーグで姿を見れるかも?なので来月末のCL予選2回戦から登場するディナモを応援したい。


2001年

ヘルゴビッチ
ポジション:MF
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
在籍年:2001年

綺麗に染めた金髪のベリーショートヘアーを輝かせながらベンチ裏で淡々とアップしてたのが印象に残っている。ガンバ退団後クロアチアの名門ハイデュク・スプリトでプレーして、サポーターが決めるという「ハイデュクの魂賞」を受賞(ガンバでいう黄金の脚賞かな?)した後に、ジェフ千葉に移籍して日本に帰還。登録名はヘルゴビッチからフルゴビッチに。(クルプニもヘルゴビッチも千葉で登録名変更するん何なん)ガンバにいたときより数段進化したという前評判でありながらジェフにもフィットせず早々に退団し、なんとハイデュクのライバルチームのディナモ・ザグレブに移籍。ハイデュクの魂とは。

2002年

マグロン
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2002年〜2004年

188センチのニーノブーレは足元好きだったけど、192センチのマグロンは空中戦大好きマンだった。高さを活かしたヘディングシュートと、キーパーが弾いたりしたこぼれ球押し込みマン。2004年に彼が負傷離脱したことによって、「足元で繋ぐしか無いですやん…」ってなったことがその後のガンバにつながったとされる。90年代にはヴェルディに在籍経験もあり。ヴェルディ時代はDFライン裏へのボールを受けようと走りこんだら、デカすぎてパスが自分の後頭部に当たる珍プレーをしていた。今年2月には三浦のやっさんのツイートにて今の姿を確認。元気そう。

ファビーニョ
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2002年

ブラジル人+10番=テクニシャン?というイメージを覆すシンプルなボール奪取マシーン。敵からボールを奪っては近くの味方に渡すまさに水を運ぶ人。リビングレジェンド遠藤大先生もガンバで一緒にプレーした過去最強助っ人はファビーニョと言っております。まぁこれはボランチでペアを組んでいたから、というのが多分にあるだろうけど。面白いのは当時の試合をテレビで見ていた時に解説していたラモス瑠偉が「この10番凄いよ〜。見てよほら!」としきりにファビーニョを大絶賛していたこと。司令塔タイプの選手に愛される選手だったのかなー。1年で退団してしまったのは残念だった。2年後の2004年には清水に加入するもその時はノーインパクトでしみじみ清水エスパルスを去っていかれました。本当にありがとうございました。

マルセリーニョ・カリオカ
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2002年

元祖マルカリ。小さいけどすんごい奴が来る!と前評判がものすごく、これはドロブニャク以来の前評判や!と思うもドロブニャクはパッとせんかったやん!とヤキモキした。素行不良の悪童と言われていたけど、日本では問題なかったし、23センチの足から繰り出されるキックの精度の高さ、柔らかいパス、アシストは天使の右足と言われるのがうなずけた。右アウトでスピンかけてマグロンの頭にドンピシャクロス凄かった。一芸の凄さとチームの成績は伴わなかったけど、今でもyoutubeでゴール集動画がわんさか観れるのは名選手の証拠かな?

2003年

チキアルセ
ポジション:DF
国籍:パラグアイ
在籍年:2003年

現役パラグアイ代表のキャプテンとして加入。ポジションは右SB、右WB。開幕早々フリーキックをものすごいカーブかけて直接決めたりアウトスイングのコーナーキックでアシスト決めた!と思ったら曲がりすぎててラインを割っててゴールが認められなかったりキックを売りにしてた。結論としては全くフィットせず1年で退団。初めてアルセを見た試合で数タッチ見て「この選手全プレーでダイレクトかワンタッチではたいてシンプルにプレーするなぁ」と思ったけど、その後いつ見ても全部それ。前に運んで欲しいと思うようなシーンでも一切ドリブルをしなかった。しろよ。引退後は指導者としてずっと活躍してるみたい。パラグアイ代表監督経験もあり。丸々太ってて別人見たいになってるけど。

ガレアーノ
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2003年

アルセとともにブラジルのパルメイラスで活躍して99年にはトヨタカップで来日、マンチェスターユナイテッドと対戦。アルセもガレアーノもスタメン出場。そんな経歴を持つ選手もガンバではほとんど起用すらしてもらえず。アルセと共に西野監督が「Jリーグに初挑戦する外国人選手はあてにならない!」と思うきっかけになった。その後ガンバは他クラブで実績残した選手を狙うことが増える。余談になりますがガレアーノみたいに優しそうな顔してる人が実は犯人!みたいなの結構好き。

アリソン
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2003年

浦和と神戸を経由してガンバに。ガンバではシーズン途中から数ヶ月だけ在籍して特にインパクトなし。今は神戸でチームメイトだった播戸のインスタのコメント欄にたまに現れている。ので物好きな方は播戸のインスタを要チェックや!(奥様?パートナーとの共同アカウント、アリソンアンドレッサ。鍵垢なので投稿は見れない。)


2004年

シジクレイ
ポジション:DF
国籍:ブラジル
在籍年:2004年 〜2007年

山形、京都、大分、神戸を経てガンバにやってきたシジ。速さは無いけど高さと強さとうまさでガンバでの地位を築いてキャプテンを務めたり引退後もコーチとして帰ってきたり今もSNSでガンバを追いかけた投稿もしてくれて嬉しいかぎり。神戸時代、土屋と北本とシジのスキンヘッド3バックで「ピカッと3」と、フラット3をパロってネタにされてたときはこんな存在になるとは思わなかった。ガンバでの大阪最終戦となった長居での天皇杯清水戦、試合後ゴール裏に来て感極まって涙を浮かべていたシジ。あの時は勝ったのに悲しかったなぁ。写真は京都移籍後の翌年、城陽の練習場でのやつ。

フェルナンジーニョ
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2004年

加入翌年、大黒とアラウージョと3人で見事なコンビネーションからゴールを量産したガンバ三銃士の1人。球離れが悪いのが悪癖と言われていたけどあれだけボール持てるのが凄い。そんなフェルが今でも鳥取でプレーしてて日本で見れるのは嬉しい。近年始めたインスタでは体幹トレとかに励んでる動画めっちゃアップしてて息長くプレーする為にこういう努力をしているんだなーと勝手に目を細めて見てる。退団前西野監督に干されてた時の万博での試合後、帰ろうとスタンドから出たところでベンチ外だったフェルを発見!周りの人達も気づいてみんながフェルに群がり、フェルのチャントが自然発生、フェルが車に乗って去るまでみんな歌ってた。後日の試合のマッチデープログラムにフェルのインタビューがあってそのことに感動したって言ってた。その時フェルが身につけてたラコステのトレンチコートとハットがかっこよくてラコステ製品お買い上げたわ。今でも干されるきっかけ(欠場のきっかけ)になった名古屋のキムジョンウのタックルが憎い。一昨年、万博に来た時「フェルー!」ってスタンドから声かけたらニコニコ手を振り返してくれて、他の顔馴染みのサポにも愛想振りまいていて、幸せそうで僕も幸せだった。

2005年

アラウージョ
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2005年

04年清水に加入し、翌年移籍してきたガンバで大ブレイク。万博に1年だけ舞い降りた天使と言われたりアラウ神と言われたり。上手くて凄くて頑張る選手だった。故人の松田直樹が当時インタビューで「清水にいた時から結果以上にめちゃくちゃすごい選手だな、と思っていたらガンバに移籍して余計に厄介だと思っていた」という内容のことを話していて、特にサボらず頑張るところが厄介と言ってたけど、まさにそうだと思う。途中からは短髪だったけど、シーズン序盤は黒髪のエクステつけたロン毛。あのロン毛は侍に憧れていたからって話していたのも懐かしい。侍好きの話の流れでプレステのゲーム「鬼武者」もめっちゃ好きやったとか言ってたからシーズン序盤のアラウージョを見ると鬼武者を思い出す体になってしまった。家庭の事情とかでガンバからは1年で去ってしまったけど、アラウが残っていた未来も見てみたかったなぁ。

2006年

マグノ・アウベス
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2006年〜2007年

アラウージョの代わりにやってきたといいながら本名マグノ・アウベス・デ・アラウージョってアラウージョ入ってるマグノ。元々大分で抜きん出た成績残してたので非常に楽しみにしていたら予想を上回るクオリティ。アラウより万能な感じだった。当時、橋本のインタビュー記事でアラウとマグノの違いについて聞かれて「アラウはパスがずれても追いかけてくれるけど、マグノはきちんと出さないとダメで要求が厳しい。」という感じに説明しててわかりやすかった。去年、現役選手でロナウド、メッシに次いで世界で3番目にゴールを取ってる選手と認定されていた。ゴールを決めた後に両手を上げてお祈りを捧げるのは若くして亡くなった弟のためとのことで、弟が亡くなったことでマグノは敬虔なクリスチャンになったそう。今でもインスタでお祈り投稿いっぱい。07年のアウェイ甲府戦、FM甲府の中継で実況(いやいやあかんやろ!というくらいホーム寄り)に「マグノアウベスク!」とずっと言われていた。06年のホーム最終戦、雨の京都戦のロスタイムのヘディングゴールはゴル裏で見てて涙ちょちょ切れた。インタビューでマグノも泣いてたよね。おかげで最終戦浦和と直接対決に臨めた。その浦和戦でのバックヒールでの先制点はアウェイじゃなかったら、優勝がかかった試合の負け試合じゃなかったら、もっと評価されてしかるべきナイスゴールだった。翌年末の強行退団は残念だったけど、中東移籍後のサカダイかなんかでのインタビューで「ガンバとは契約満了が決まってて、次の中東のチームとはあそこで契約しないと移籍できなくなるから練習休ませてほしいと頼んだけど断られたんだよ!」と事情を説明しつつ、「知ってるよ!ガンバサポーターみんなに嫌われてるんだろ!」って言ってたけど、全くそんなことはない僕は未だに大好きな選手。それを伝える意味でも今年の開幕戦でスタジアムで流れたマグノからのメッセージシーンを写真撮ってインスタでタグ付けたら「いいね」してくれたので少しは伝わってるといいなー。

ルーカス
ポジション:MF
国籍:ブラジル
在籍年:2006年

ガンバ初のC契約の外国人選手。ガンバでは残念ながらトップではベンチ入りのみで終わったけど、ブラジルを経由してイタリアに拠点を移してセリエCタラントでキャプテンとしてチームをセリエB昇格に導いて、本人はセリエAに昇格したシーズンのペスカーラ(現役イタリア代表のインシーニェ、ヴェラッティと入れ替わり)に移籍。ペスカーラでは試合に出れず、翌シーズンから今までセリエBで活躍してる。ルーカスのインスタではガンバにいたころの少年のような面影は薄れて男らしい姿が見れる。胸元にはデカデカと「神様」のタトゥー。


バレー
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2007年〜2008年

甲府時代の昇格プレーオフでダブルハットトリックを達成した時は髪が少し長くて、首が太くてディズニーのヘラクレスみたいと思っていたけど、ガンバにいた時は短髪で完全にミスターインクレディブル。ガンバ加入前年の2006年のリーグ戦での対戦時にツネさんに封殺されて途中交代してたのを覚えてるけど、うまさはあった当時のガンバに、強さと速さをもたらしてくれた。07年のガンバ最強説。08年途中に中東から断りきれない待遇のオファーを受けて移籍。西野監督の「なんだよそれ!認められるわけないだろ!」の名言?を生んだ。世界陸上大阪に従姉妹が出るからってゴール決めた後に競歩パフォーマンスしてた。シュールすぎるって!引退して本人ぽっちゃりしちゃったけど、先月2人目の子供が生まれたみたいでおめでとうございます。インスタ

2008年

ルーカス
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2008年〜2010年

FC東京からやってきた優良助っ人。08年はバレー、09年はレアンドロ、チョジェジン、ペドロジュニオール、2010年はチョジェジン、ゼカルロスなど、いつも相棒に助っ人外国人がいたこともあってチームプレイの出来るルーコンは自分でガツガツゴールを取りに行くよりチームの勝利を優先してくれていた。それもあってリーグ戦では3年とも二桁得点は無かったけど、ACL決勝では2戦3発の固め取り。ガンバの歴史に名を残した。08年にハワイで開催されたパンパシでのLAギャラクシー戦ではミネイロがベッカムを削ったのに、ベッカムが態勢を整えたときにその場所にいたのがミネイロじゃなくルーコンに代わっていたのに気づかれないままベッカムにキレられる貰い事故を受けた。(ルーコンもしっかりキレかえしてた)。ガンバTVの懺悔部屋、懐かしいですね。

ミネイロ
ポジション:DF
国籍:ブラジル
在籍年:2008年

ピッチ外で歴代最強のインパクトを残したミネイロ。僕の中では、加入の噂が出た時に初めてYouTubeの動画で事前にプレーをチェックできた選手として思い入れがある。その動画はこれ。サイドバックといいながらフリーキック決めて本物のおしゃぶりパフォーマンス。だいぶお調子者なんかなー?と思ったら想像の2万倍お調子者やったわ。練習見に行った時も隙を見つけてはサポーターに愛想振りまいてたり。かと思えばキャンプレポートで自然を見てホームシックになってたり。自由。サイドバックなのにそこでは使えない、とオフェンシブな位置でばかり途中出場してたり、那須の急所蹴ったり。ACLでほぼ活躍してないのに表彰の時ベスポジにいたり。ミネイロのインスタでは不定期に近況が観れます。

ロニー
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2008年

認められるわけない移籍を果たしたバレーの代わりに横浜Fマリノスより獲得したロニー。元セレソンだけあって随所にうまさを見せていて右足も左足も上手かった。ただACL準決勝アルカラマ戦でのゴールよりもACL決勝第一戦の3-0で迎えたロスタイム、遠藤の直接決まったフリーキックがロニーの飛び出しによりオフサイドとして無効になったことを思い出してしまう。つい先月、母国ブラジルで逮捕されたとのニュースが流れてきたけど、怖い顔した優しいおじさんと思ってたのになんか残念。

2009年


チョジェジン
ポジション:FW
国籍:韓国
在籍年:2009年〜2010年

2シーズン在籍したけど腰痛とか故障もあって活躍しきれなかったジェジン。万全の状態で見たかったなぁ。レアンドロとのツートップはロマンがあった。中東からのオファーを断って残留してくれたのは嬉しかったけど。今はゴルフショップとかを経営しているらしい。熱心にお店の宣伝を投稿していたインスタ個人アカウントはもう全然投稿が無いけど、ついこの間イグノのインスタライブにコメントはしてたからチェックはしているみたい。

パクドンヒョク
ポジション:DF
国籍:韓国
在籍年:2009年

兄貴分に使うヒョンという言葉はドンヒョクで覚えた気がする。播戸が昔年代別代表の時に同じホテルになったことがあって夜に日韓の選手で交流を持ったことがあってその時知り合ったドンヒョクとチームメイトになるとは…って言ってたのとか、09開幕戦のジェジンのゴール時に一緒になってゴール裏を煽ってたのとか印象深い。

レアンドロ
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2009年、2012年〜2013年

外国人選手好きとして他クラブの選手はよくチェックしてるけど、レアンドロを認識したのは初来日の大宮在籍時のBS1の中継があった試合に途中出場で出てきた時。その後山形、神戸を経てガンバに来る時には「牛ンドロ」とか「左足はおもちゃ」とか言われてた。個人的に未だにガンバ史上のベストゲームと思っている09年のACLアウェイFCソウル戦のハットトリックの活躍はヤバかった。ジェジンとのコンビネーションで決めた2点目、3点目。特にちょんっと浮かしてキーパーを交わして決めた3点目のトラップからシュートまでが「まんまロマーリオやん!!」って声出た@HUB茶屋町店。あの活躍で完全に魅了された分、アルサッドへの移籍はマグノ、バレーの何倍もショックだった。移籍後のインタビューでカタールスターズリーグのことを上手い選手と下手な選手の実力差が激しい格差リーグと評してた。真偽は分からないけど中東に移籍したのはブラジルに残る一族を養ったり若い頃に離婚した奥さんへの慰謝料とかもあったりで稼ぐ必要があるって話も出てたなぁ。上の写真は2012年に帰ってきてくれた直後の練習場での写真。みんながレアンドロに「おかえり」と声をかけていて、僕も同じように声をかけながら09年に購入していた23番のコンフィットシャツに3年越しにサインを貰おうと、そのシャツを出したらレアンドロは申し訳なさそうに「(サインの横に書く番号は)9番でいいの?」と聞いてくれた。僕は「帰ってきてくれただけでええんや!なんやったらサインなんかいらんねや!!」と、思いながらも「9で」と答えました。

ペドロ・ジュニオール
ポジション:FW
国籍:ブラジル
在籍年:2009年、2010年

「謝る、謝らないの問題じゃない。使わない。」by西野朗。2010年の3月の新潟戦で途中出場て投入されたのに途中で下げられたペドロはブチギレ、ユニ叩きつけ西野監督に文句を言いながら下がっていき、そのままレンタルで放出された。キープ力はそんなに無いのに持ちたがってボール離したがらない、フェルとは違うタイプの球離れの悪い選手だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?