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神奈川フィルみなとみらい定期第397回

昨日は神奈川フィルハーモニー管弦楽団のみなとみらい定期第397回へ。

道義と神奈川フィル、最後の共演。

シャブリエ、ドビュッシー、伊福部と非常に良いプログラム。

道義が振る伊福部もこの日が最後。

松田華音をソリストに起用した「ピアノとオーケストラのためのリトミカオスティナータ」、「日本狂詩曲」の伊福部2曲は数年前のN響以来。正直言うと、どちらもオケは細部の詰めが甘く、まとまりを欠き、演奏ミスが散見されるなど、N響の完成度には遠く及ばず。とは言え、終わり良ければ全て良しじゃないけどw、2曲とも終結部に至るとともに異様な一体感を見せて溜飲を下げる。特にリトミカの高揚感は堪らなかった。「日本狂詩曲」は「夜曲」のヴィオラが出色。

道義が伊福部作品を大きく広めた功績は決して少なくないでしょう。

この日もメインプロは「リトミカ」と「日本狂詩曲」で、コンサートの後半に伊福部作品が取り上げられるなんて20年前には考えれなかったこと。

しかも道義の引退宣言効果もあると思うけど、チケット完売。満席の会場は熱気も違うし、伊福部ファンだけでは会場は埋まらないので、こうした状況は感慨深いものがあります。

プレコンサートも楽しかった!

シャブリエ/狂詩曲「スペイン」
ドビュッシー/夜想曲
伊福部昭/ピアノとオーケストラのためのリトミカオスティナータ
伊福部昭/日本狂詩曲

指揮者 井上道義
合唱 東京混声合唱団(女声)
ピアノ 松田華音


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