パチンコ文化人類学【ブルシット編】
いうまでもなく、パチンコはオワコンだ。
神の見えざる手なんだか知らんが、どう考えても、パチンコ台はレガシーと化している
そのうちオシャレなインスタグラマーがアンティークとしてインテリアにし始めるだろう
だって、冬のソナタとか、東山の金さんとか、E-girlsとか、バカボンとか(言い出したらキリがない)の、台があるんやで??え、何年前?
あとは、スタッフの仕事も、
・パーテーションを元に戻す
・台を拭く(というか撫でる)
・ゴミや玉を拾う
とかで、そこにさらに専属で社員が1人ついて、
「もっと早く歩けるようになろうか!」
みたいなアドバイスをされる
勤務中ずっとつきっきりで
新人のアルバイトがサボらないように見張る仕事って何??
社員さんもぽろっと
「スマパチになってからスタッフの仕事はだいぶ減ったからな」
と言っていた
(スマパチとは玉が自動でカウントされるパチンコのこと)
まぁその無意味さとかしょうもなさを自覚した上で、迎合するというのもいいのかもしれない
そして、これはパチンコに限らず、娯楽のほとんど(ガチャガチャとかスイーツとかなんとかランドとか、、、)もどんぐりの背比べかもしれないとも申し添える
こうやって、薄々自分のやっていることが無意味だ(もはや有害な可能性さえある)としっていながらも、声を上げず誤魔化しながら、生きていると、気づいた時にはホロコーストが行われれていたりするのだろうか
やはり、そこの葛藤はある
いやそれは考えすぎか?
でも今のガザでのジェノサイドとかはほんまに、無関心が人を殺してるなと思うし
「自分も忙しいから仕方ない」という良心の声を無視して自己正当化するための言い訳を並べてるこの自分こそが、ナチスドイツ禍のドイツ人にそっくりだといえる(ハイデガー)
とりあえず、今、お金が必要というこの自分の状態からして、パチンコをすぐに辞めるのはもったいない気がするので、とりあえず続けていくつもり
ただ、変に慣れたりせず、常にフィールドワーカーとしての良い距離感(なんていうんやっけ)をとっていきたい所存
以下書き足し↓
しかし、1つパチンコで働いていてよかったと思えることがある
それはなんと言っても労働環境
時給も1250〜1600だし
残業ももちろんない
契約もちゃんとしてるし、初歩の初歩からみっちり手取り足取り教えてくれる(そしてもちろんその時間も時給が出る)
前働いていたところでは、「いい経験なるやろ!」という名目で、無給でたくさん働いたかと思えば、「今日はやっぱ休みで!」みたいなこともあったし、なんなら普通にLINEとかSNSで休日に電話かかってきて、事務作業を任されるとかもあって、結構辛かった
こないだの贈与論の勉強法から「そもそも労働は曖昧なものを無理やりお金に変えるためにやや暴力的に区切ったもの」みたいな意見があることを知ったので
ある意味後者の、24時間勤務状態みたいなのは自然ともいえるんだけど、やっぱり資本主義だし、まずは、よい労働環境を作っていくというのは大事だと思う(家事などもそう)
そういう意味で、世の中の企業は、非正規雇用者に対する待遇を最低パチンコレベルにすることを目標にしてほしい
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