パチンコ文化人類学【常連さん編】

最近見えるようになったものがある。それは常連さんである。

今日は4人紹介

1人目:藤原先生
敬愛する藤原先生に激似。藤原先生がパチンコをするはずないので、みてて謎のエモさを感じる。エヴァンゲリオン専門らしい。負けまくってるとこっちも可哀想になってくる。

2人目:ルイヴィトン
いつもルイヴィトンの帽子をかぶっててサングラスをしてるなんか怖いおじさん。従業員をジローっと見る。海物語によく出没。玉をじゃらじゃら握っててなんか不潔。

3人目:老婆
1円パチンコしかしない。長髪・ボサボサのおばあちゃん。羅生門の老婆を想起させる。収入源はやっぱり年金なんやろうか。パチンコは基本男性向けの業界なので、おっぱいとかお尻が強調された女性が挑発的に演出にでてくる(音声もロリっぽい耳が痛くなるような声)。私はこういうのなんか侮辱的で嫌だと思ってしまうけど、この老婆は平気で打ってて、なんか地獄の光景。

4人目:臭いおじいさん
臭いがきついお客さんは多いが、このおじいさんも例に漏れず臭い。しかし従業員には割りと人当たりがいいので許す。

他にもたくさんいるけど、今日はここまで。

今日の締めで一緒やった人は、昼間会社員してるけど、その収入だけでは奨学金返せないから副業で深夜にパチンコバイトしてるって。しかも会社には副業は最初ダメって言われたらしい。手取り14万しか出さへんのに。
友人と2人でルームシェアしてて、深夜25:00にバイト終わった後、「今から飲みに行ってきまーす」ってチャリ漕いで帰って行った。

マクロの視点で見たら、現代の奨学金制度と雇用制度とその他いろいろな胸糞制度に、虚しい気持ちになるけど、目の前の彼女は、なんというか、世の中に中指突き立てながら、絶望なんかする暇ないくらい忙しく生きてるんだなと思うと、それはそれで、勇気づけられる。

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