「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ロケ地の世界 ― その20年後 #3
昨日、岩井俊二監督特集が上映されている目黒シネマでは、岩井監督の登壇もあり、満員札止め状態だったそうです。「打ち上げ花火~」はラインナップには入っていませんが、今も根強いファンがいることを象徴しているようですね。
さて、典道が家を飛び出して、純一(小橋賢児)や祐介(反田孝幸)と共に駆ける登校シーン。
飯岡の街並みが一望できる眺めの良い通学路ですが、こんな通学路だったら楽しいだろうなと思います。
ところが、実際に行ってみると「ん?」という光景に出くわします。
この眺めの良い道、実は灯台に通ずる道なのです。彼らのようにステップを踏みながら学校へ向かおうとすると、灯台に着いてしまいます(笑)
このあたりは、飯岡の沿岸部でも唯一の高台なので、津波の時には多くの人が避難をされたようです。現に飯岡灯台の脇にある展望台には、その時の模様を写した写真が掲示されています。
灯台を目がけて走った3人は学校にたどり着きます。
小学校のシーンは2つ使われていますが、登下校のシーンなどに使われているのは銚子市立豊岡小学校です。
実は多くのロケ地がある場所からは少し距離がある関係上、ここに立ったのは今回の訪問が初めてだったのですが、校舎に掲げられている時計なんかそのままなんですね。
友人が車を出してくれたのでやっとこれた場所だったので、今回の訪問では一番テンションが上がったかもしれません。
ちなみに校門は閉まっていて中には入れなかったので、門越しに撮っています。
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