見出し画像

北八朔行きに乗って。

だいたい自分の乗り慣れている都心部の路線バスは、駅から駅とか、公共施設だったり、なにかのランドマークだったりするので、どこへ行くかはだいたいの想像がついている。

ただ、昔から妙に気になるバス路線があった。

田園都市線の青葉台駅から出ている「北八朔」行き。

今でこそGoogle Mapとかでどんなところか画像や映像として見ることができるけど、小さい頃からいったいどんなところなのだろう?という気持ちがあった。

そして、今頃になって実際に足を運んでみた。

青葉台駅は田園都市線でも屈指の乗降客数を誇る駅だし、バス路線もたくさん出ている。

そんななか、この「北八朔」行きは1時間に1本しかなく、長蛇の列ができているバス停を尻目に、私の他には孫を連れたじいちゃんの3人しか乗せずに出発した。

孫とじいちゃんは途中で降り、終点までは自分一人。

そして20分足らずで着いた終点は、突然住宅街からポンと抜けた田園風景の広がるところにポツンと存在していた。バス停の後ろには無人販売所。まったく家がないわけではないが、住宅地を縫って来たことを忘れるような、ローカルな風景が広がっていた。

5月からは近くの幹線道路が開通して、少し足を延ばした横浜線の中山駅まで路線が延伸されたけど、こんな終点は東急線沿線から出るバス路線では珍しい存在だったかもしれない。

https://goo.gl/maps/p6fRG

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?