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匣にはらわたを配置する

さきほど、こんなことを呟いた。

実は昨晩、母と喧嘩している。

身内の事情を晒すのは気が引けるが、東京の実家の隣には親戚が住んでいる。母にとってはいとこにあたる人物だが、統合失調症の気がある(らしい)としか知らない60代の男性だ。わたしは見事に避けられているのか、帰省しても滅多に会うことはない。
この男性が昨晩、大声を上げながら家財を壊すような音を立てて暴れているというので怯えた祖母から母へ電話が入った。(祖母は「ときをには言うな、すぐ通報したがるから…」と言ったらしい。よく分かってる。)
改めてわたしからも祖母に電話をして「通報はしないけどまた同じことがあったら#9110に相談してね。」と伝えて一旦は一件落着となった。
半年に一回ほどこうして暴れる伯父だが、わたしは何しろ前述した通り、避けられているのか何なのかほぼ会話すらしたことがない。
「どうして暴れるんやろ。病気?仕事?わからんなぁ。」
帰宅後の唯一の楽しみであるチューハイを飲みながらぼやくように言うわたしだったが、なんとなく母の機嫌は悪そうに見えた。うまく言えないが、祖母と母の間にも何かがある。
「まぁ、何かあったんちゃう。」
あー、これは機嫌悪いな。何言っても地雷踏むわ…。と思いながらもわたしもタイミングが悪く常備薬を切らしていて情緒の乱高下が普段とは違った。
「…なんか悲しいこととかあったんかもな。ねこちゃん、死んじゃったとか。(※隣家はねこ屋敷)あんたもあきちゃん亡くなったとき暴れたやん。」

「暴れてへんわ!!!!!!!!!!!!!!!」

「色々暴言も吐いたくせに…悲しさをそういうことでしか発散できない人もおる、っていうそれだけの話やん。」

「あんたとは口聞きたくない!!!!!!!!!!!!!!!」

はい、見事にね、触ったらあかん場所をわたしが触ってしまったんですね。今となってはごめんねえ…と思うんですが、こうなったら正直どうにもならないので昨晩はとりあえずお酒を飲みきってから寝ようと思いました。そこで気づいたのが、

『自宅にLaputaとakiさんが多すぎる』

これです。嫌でも目に入る感じ。これはあんまり良くないんじゃないかとすごく冷静な頭で思った。すごく悪く言えば「逃げ場がない」。閉塞的なのは初期の音楽性だけにしてもろて…と思いながら、ここ数ヶ月の母との関係を思い出していたけれど、正直関係としては良くない傾向にあると思う。ただただ下降している。共依存の親子ではあるけれど、母の機嫌に振り回されるのも疲れてしまって、仕事後などは宙を見ながらお酒を飲むくらいしかないわけで…。なので、可能な限り会話の数を減らすために、「わたしの所有するわたしのLaputaやakiグッズは目の届かない場所へしまってしまう」ことにした。

帰宅してから自分のものを綺麗に整理して箱の中でそっと眠っていてもらおうと思います。Laputaもakiさんもわたしと母をつなぐ大事なものであることに変わりはないんですが、おかしな場所に癒着していたり過敏になっていたりするのもまた事実なので、ちゃんと自他境界を引き直す作業を頑張ります。捨てるわけではないのでいつでも抱きしめられる。けれどサブリミナルみたいなのは一度やめてみよう、と思ったわけです。かさぶたを剥がすような気持ちにはなると思うんですが、もうそれは自分の弱さだと思って諦めます。明日も仕事だけど、今晩は長い夜になりそうです。

これは分析と自分頑張れ!!!!!だけの言葉なのでいろいろお気になさらず。復活云々についてはアカウントで散々わめいたので特にお気持ち表明はしないです。「あきちゃんが元気で歌ってくれてたらマッマも機嫌よくいてくれて、わたしも辛くないのになー」なんて、ときどきひどいことを考える最近です。来月は飛行機で出張だけど、社が取ってくれたのがLCCなのでうっかり何かの間違いでわたしだけひろーい海におっこちて青い海の藻屑になっちゃいたいね。
京都は毎日暑いよ。

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