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ダノンピレネー(2024.7.27 新潟競馬8R1着)の前走レース映像分析

ダノンピレネー(キズナ産駒/母父More Than Ready・高柳大輔厩舎)

2024.7.27(土) 新潟競馬8レース・1勝クラス(ダート1800m)1着。
鞍上・松若風馬騎手。

単勝・3,700円(8番人気) 複勝・810円


レース結果


ネット競馬より

ダノンピレネーは芝からダート替わりの一戦。6馬身突き放して、単勝3,700円は快哉叫びたくなる結果。

いわゆる、単勝1倍台の頭がないレースでありました(単勝多点買いの狙いどき、馬単・馬連跳ねまくるレース)。

今回は、ダノンピレネーの前走などをレース映像分析して行きます。


ダノンピレネーの前走


ネット競馬より

ダノンピレネーの前走は、2024.3.9 中山競馬7レース 芝2000mでした。
2番枠。重馬場。鞍上は岩田望来騎手。10着。

レースラップ 12.6-11.4-12.4/12.1-11.8-11.6-12.1/12.5-12.5-12.9


レース映像再生。


JRA公式動画より

2番枠からダノンピレネーは馬なりより抑えて前目、先行して行きます。
逃げて行くチャンスは十二分にありましたが、鞍上は抑えて控えます。外からエコロマーズ(内田博幸騎手)が来る。

ダノンピレネーはインへ潜る。ただエコロマーズも思いっきり逃げたい訳ではなく、牽制しつつ1角に入って行く。


JRA公式動画より

エコロマーズが逃げたくてスタートからスピードに乗ってダノンピレネーの前に出た訳ではなく、牽制しつつ前に入られる形。そのため、1角に入ってからダノンの方は強く手綱を引いてるシーンが見られます(首を上げてる)。

コーナーに入って減速してるところによりブレーキふまされた形。

ペースは重馬場、3歳1勝クラスからするとテン3ハロンは遅くもなく速くもなくなくらい。

(余談・1角入りでダノンピレネーの後には馬が入ってきてません。今回のような事象を自分は「渋滞」と呼んでますが、真後ろにいなくても、一つ隣の列でも軽めの負荷がかかったりします。該当馬はトレミニョンヤマニンアドホック。3/9のレース後、馬券になってます)。


JRA公式動画より

中間の4ハロンは「12.1-11.8-11.6-12.1」と逃げたエコロマーズが飛ばしたので3歳1勝クラスでは超ハイペースに。残り600mでも超ハイペースのまま。

インベタで回ったダノンピレネーはエコロマーズを捕らえに追い出していきます。


JRA公式動画より

しかし、しかし、ダノンピレネーは脚がたまっていなく、差しかけますが垂れて行く……。

10着でゴール。上がり3ハロン40.3秒。


ダノンピレネーの新馬戦


ネット競馬より

ダノンピレネーの前々走は新馬戦でした。
2024.1.20 京都競馬5レース 芝2000m。重馬場。11番枠。
鞍上は坂井瑠星騎手。

レースラップ・13.1-11.9-12.9/13.0-12.6-12.7-12.5/11.9-11.8-12.4


JRA公式動画より

隣のホウショウリナのゲートの出がポーンと良かったことにびっくりしたのか、ダノンピレネーは出遅れ。
しかし、軽く促し二の脚繋いで先行して行く。


JRA公式動画より

ダノンピレネーは内目に潜り込むチャンスはなく、内3頭外を回って行く距離ロスを抱えて1角-2角を回っていく。

ペースは少し遅めのテン3ハロン。

(余談・この新馬戦のピンク帽2頭もかなり外目を回っている。ムルソーライスベリー。両者ともその後ダートに替わって馬券になってたり)。


JRA公式動画より

3角-4角。ダノンピレネーは内2頭外を回る距離ロス抱える。

中間4ハロンのペースは遅くもなく速くもなくなペースで進む。新馬戦特有のドスローまで遅くはないが、馬場状態考えるとスローペース。

直線。ダノンピレネーは外目に出して行く。追い出せるスペースは外目回ったこともあり確保済。追って伸びて1着でゴール。上がり3ハロン36.0秒。

距離ロスがコーナー4つで5頭分。おおよそ1.0秒くらいのロスをしてると考えられる新馬戦内容。


ダノンピレネーは前に馬置かない方が走るタイプ?

新馬戦のレース内容→次走の凡走から考えられるのは「前に馬置かない方が走るタイプ」かもしれないと。

ダート替わりでダノンピレネーは逃げましたが、馬体重が500キロ超える馬の中には前に馬を置かないでスタートからグイグイ行った方がいい馬がいたりする。

ダノンピレネーの血統は母母母母父にDeputy Minister、母母母父にSeeking the Gold。奥深いところにダートっぽさはあります。

兄弟馬のダノンフォーナイン(ディープインパクト産駒)は芝からダート替わりで勝ち上がり。

ネット競馬より


狙いづらさはありますが、加点材料のある馬がダノンピレネーでした。


以上、ダノンピレネー(2024.7.27 新潟競馬8R1着)の前走レース映像分析という話でした。


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