街録ch「及川眠子さん」回から考える〝馬券を買える確率に対応してるか〟
街録chというとドロドロもドロドロしたインタビューが多かったりするけれど、及川眠子さんの回はちょいと感じが違った。
(うん億円無くなってという話はあるけど、それも芸の肥やしと言いますか、自分の言い方だと「起きたこと、皆持ちネタメソッド」と言いますか、街録ch的ドロドロ感は薄い。相手のこと思いっきり恨んでないのはよくわかる)。
「エヴァのオファーはどんな流れで来るんですか?」
チャプターで言うと5つ目「国民的ヒット曲の制作秘話」が面白い。
(13分過ぎ)
「エヴァのオファーはどんな流れで来るんですか?」
との質問に、
と、おっしゃる。
インタビューしている三谷氏が「偶然って言ってもチャンスをつかむ実力がないと、ああいった結果はないんでしょうけど……」を受けて、及川さんはこう言う。
「対応できる努力」が一種類なわけない
思い出したのは細菌学者・パスツールが言った「観察の場において、チャンスは準備された心のみを優遇する」。
観察をする際、比較対象する材料を上げて方向性が多様なところから違ってることを消して行く(要するに、実験)。
話は違うけれど、観察の先には自信を持って強振できるバリエーションをどれだけ事前に持ててるのかな話につながる。
「チャンスをつかむ実力」と言うと、万能薬が一つあるみたいに聞こえるんだけど、作詞の世界で言えば感情は多種多様でその感情が広がる場所、繋がり方、相手関係、一方的か、多重か、どこで終わらせるか、話のどこの部分を抜き出すか、スターウォーズみたいに順番変えるか、対応するのは人間か動物か昆虫か宇宙人か、二次元か……とバリエーションはいくらでもある。
及川さんがおっしゃる「それに対応できる努力」の根幹は、この直前に話されてた「インプットとアウトプット」のことから来てるなんだろうなぁと。
そうそう。
「チャンスの前髪」って言っても、ロングヘアーなのか、セミロングなのか、ショートなのか、ベリーショートなのか、瀬戸内寂聴さんなのかで違う。前髪って言っても、どうなびいてるのかも違うし。東南東か、北北東か、鬼門は恵方巻は……。ズラだったらどうするんだ。
後ろ髪ツルツルなら「ケハエール・チャンスフェール」な増毛剤ふりかけて「ちょっと失礼」と揉んで差し上げて、しばらくして生えてくれれば……ライバル少なしのブルーオーシャン(なんの話や……それだけ種類はいくらでもある)。
馬券を買える確率に対応してるか
むりくり感はあるけど、馬券につながる話でもある。
「馬券を買っていい確率に当てはまる馬」を買えるように日頃からしてるかと。
何も難しい話ではなく「運が来たときに対応できるように事前にしてるか」と言う話。競馬は同じレースを2度することは絶対も絶対にできない。チャンスは1回。
人気薄な馬の馬券を買えないと言うのは、それに対応するように予想して行ってると言うこと。
馬券一つとっても、日頃どうしてるかで変わるんですよ。
以上、街録ch「及川眠子さん」回から考える〝馬券を買える確率に対応してるか〟と言う話でした。
あっ、そういえば、街録chって競馬関係の人って全然出演してないんですよね。どうしてなんだろ。
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