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河川敷に取り残されたAirPodsProを見つけ出せ

「あれ、AirPods Pro が片方ない…」

片耳分しか入っていない AirPods Pro のケース

12月某日某所。

このところ運動不足気味だった僕は、友人とサッカーをする約束をしていました。

集合場所は河川敷。僕はいつも通り AirPods Pro をカラビナで腰につけ向かいます。

到着すると、そこは、ほどよい芝と開けた土地で、友人とのサッカーに最適と思えるような場所でした。

パス回し、リフティング、とりかご、2対2…
久々のサッカーで盛り上がっていれば、気づくともう辺りは暗くなっています。
もう12月、さらに、灯りの少ない河川敷ということもあってか、時間の印象より濃い闇でした。

そして、気付く。

河川敷を後にして、これから晩ごはんの買い出しに行こうという時でした。

「あれ、AirPods Pro が片方ない…」

消えてしまった左側

僕には、普段から定期的に AirPods Pro のケースの中を覗く癖があります。
どこかに置き忘れたりしていないか不安になるからです。
失くしたことにこのタイミングで気付いたのも、この癖からでした。

AirPods Pro (左) を置き忘れていることを知らせる通知

急いでスマホを確認すると、Find My から通知が。
全てを悟りました。

AirPods Pro の位置が離れていることを示している(頭が大きいわけではない)

Find My で地図を確認してみると、案の定、さっきまでいた河川敷に置いてきてしまっているということが確認できます。

朝になってから改めて探しに行くことも考えましたが、このことでこの後ずっともやもやし続けるのが嫌で、すぐに探しに行くことに決めます。

紛失モードもオンにしておく

捜索開始。

まずは河川敷へ。幸いそこまで距離は離れていなかったので、走って10分ほどで到着します。

暗くなった河川敷

写真からは伝わりにくいかもしれませんが、辺りはすっかり暗くなり、捜索は困難に思えました。

それでも諦めることなかれ。

まずは Find My を起動。

Find My で AirPods Pro (L) のシグナルを追う

サッカーをしていた場所付近まで移動します。
すると、Find My に反応が。

Find My が「ここにある」ということを教えてくれる(far)

詳細まではわかりませんが、Find My が「AirPods Pro (L) は確かにここにある」ということを伝えてくれます。
「もしかしたらここにはないかもしれない」の不安が払拭できるだけで、とても心強い存在です。

発見まで。

反応があった場所から少し離れると、Find My は AirPods Pro (L) のシグナルを再度探し始めるような挙動を取ります。
これを使い、反応の中心点をおおよそに絞りました。

次に、Find My から AirPods Pro (L) の音を鳴らし、聴覚も動員しながら探します。

かなり近くにはあるはずですが、Find My の表示は、「far」のままで、それ以上の情報を示してはくれませんでした。
AirTag の場合はかなり詳細に場所まで案内してくれるため、AirPods Pro でも少し期待していたのですが、そこまでの精度は単体だと厳しいのかもしれません。

そのまま地面と睨めっこすること10分ほど…

地面に横たわる AirPods Pro (L)

ついに左耳と再開することができました。

感謝。

河川敷に落としたイヤホンを探す、という、一般的には非常につらい体験ですが、
今回は、Apple パワーにより、これまでにない随一の UX で完遂することができました。

Apple 製品はこういう万が一っぽい場面で真価を発揮したりするので抜けられない。

これから AirPods Pro を探しに行くあなたへ

AirPods Pro とそれ以外では少し事情が異なる

Apple 製品のイヤホンだとしても、Find My で使える機能が異なったりします。探しに行く前に、対応機能の確認をしてみても良いかもしれません。

まずは Find My

貴重な情報源であるとともに、「確かにそこにある」というだけで安心感が桁違いです。積極的に確認していきましょう。

「明日でもいいや」は少し待って

効率よく AirPods Pro を見つけ出すために、「Find My が使えること」「音が活かせること」の二つがは欠かせません。

  • バッテリーが残っていること

  • 周りが静かなこと

そのために、上記二つの条件が重要です。失くしもの探しの定石「明るくなってから」に従うまでに、他の条件とも合わせて検討してみることをおすすめします。

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