ガイアックス本部長が語る、『生き方に合わせた働き方』
あなたの周りには「仕事を楽しんでいる大人」はいますか?
自分の好きなことを仕事にしている人。
常に新しいことにチャレンジしている人。
気の許せる仲間と一緒に、社会に大きな価値を提供している人。
私たちのキャリアセミナーではそんな「仕事を楽しんでいる大人」を講師として世界中からお招きし、学生の皆さんに仕事の流儀や仕事を楽しむためのノウハウを伝授していただきます。
ワクワクする社会人生活を送れるように、私たちと一緒にキャリアについて勉強していきませんか?
初回のゲストは『オンライン就活』の運営の1人である管さん!
ガイアックスの本部長でありながら起業され、オランダに移住を決めた管さんは一体どんな方なんでしょうか?
管さんってどんな人??
管さんは就活生の頃、どんな学生だったんですか?
今はIT系のベンチャーにいるんですけど、はじめは商社や金融系を受けていました。
そこからサークルの先輩に紹介していただいた大人に40〜50人くらいOB訪問で会って、そこで色々な大人の考え方や働き方を学びました。
その中でもベンチャー企業に勤務されている方の話がみんなすごいかっこよくて。楽しそうに仕事をしているんですよね。
大企業に勤務されている方もかっこいい方もいたんですけど、そうではない方もいて高低差が会ったんですよね。
そこからベンチャーに興味を持ち始めました。
就活の軸としては、『会社がいつ潰れても自分で生きていけること』で就活を進めていて、社会的にすぐに評価されるような仕事をしたかったんですよね。
会社の選定基準としては
・社内競争が少ないこと
大企業であると、まずは社内競争を勝ち抜かないと最前線に出れないので。そこで成果が出せないとずっと会社に依存する働き方になるなと思ったんですよ。
具体的にいうと、同期が10人以下の会社。
・事業部あたりの人数が少ないこと
会社の人数が少なくても、事業が1つしかなかったらライバルは多いですよね。
僕が就活生の頃はガイアックスは80名程度で事業部数が10個。割り算すると1事業8人。そのうち50%が営業だったからライバルは3人だったんですよ。
・キャッシュが安定しているかどうか
ベンチャーとはいえ、ちゃんと資金がないと新規事業の立ち上げって難しくて、まずは目の前の仕事で利益を上げないといけない。そうなると雑用が回ってきたりする可能性があるなと思って。
1つの事業が潰れても会社が傾かないくらいの規模感であると、新しいチャレンジはしやすい環境だと思ったんですよ。
これに全て当てはまるのがガイアックスでした。
入社されてからはどんなお仕事をされていたんですか?
入社後はSNSマーケティングの部署に入りました。
ここにも意図があって、TwitterやFacebookなどのSNSが使われ始めたのって2011年あたりで、僕の入社年が2013年でした。
なので、SNSマーケティングの市場ができてからまだ1年2年しか経っていませんでした。
その頃は業界内にまだベテランがいないわけですよ。
SNSマーケティングであれば、第一人者になるのも難しくなさそうだと思いました。
そこからどのように現在にいたったんですか?
はじめは『夜の12時〜朝の8時までしか家にいてはいけない』という決まりを作って、めちゃめちゃ働きました。
まずは社内で1番にならないと社外からの評価は受けられないと思っていたので、社会人1年目は誰よりも仕事をするというのを心がけていました。
実は僕ガイアックスの同期10人の中でドラフト10位って言われててw
そこで見返そうというのもモチベーションになっていました。
でも確かにガイアックスの同期すごい優秀なんですよねw
当時のガイアックスが変化期であったこともあり、そこから事業部長になり、2年くらいで売り上げを5倍にすることができました。
そして入社6年目の昨年に本部長になれました。
社内でも実績を上げると社外からの評価も受け、ポジションも伴ってうがっていくんだなと感じた20代でした。
新卒から現在で仕事面でなにか管さんに変化はありましたか?
仕事の楽しみ方のポイントが変わりましたね。
僕、就活生のときは結構お金を稼ぎたかったんですよね〜w
20代で1000万、もっといえば2000万稼ぎたいw
そんか感じだったんですよ。
実際に働いてみて、
1年目は『知らないことを吸収できること』
どんどん新しいことを吸収すれば、営業でも成績を上げれて、給料も上がるなっていう意味での楽しさだったんですよね。
2年目あたりに部長になってからは『社員が満足してくれること』
ていうのも、それまでは自分のことばかりを考えて仕事をしていて、社内の人が全然付いてきてくれなかったんですよ。
このままではいけないと思い、他のメンバーの不満に耳を傾け始めました。
そして、リモートワークや外注依頼で仕事に集中できる環境を作りました。
その中で意図はしていなかったんですけど、
子供がいる女性社員さんから子供と一緒に入れる時間が増え、子供の成長がこんなに見えるようになって、この部署に来れて幸せです。
って、泣きながら打ち明けてもらえ価値観が自分の成果から社員満足度変わりました。
そこからは徐々に変わってきて、
社員満足度を上げれるようになると、お客さんから喜んでいただける機会が増えました。
そこで『お客さんを喜ばせるの』って大事だなって気づきました。
そして、昨年あたりから全く接点のなかった人からTwitterやFacebookでDMが届くようになりました。
そこで僕の働き方改革の記事をみて、まねしたらすごい良くなりましたっていう感謝もお言葉をいただき、これが『社会貢献』なのかなと思い始めました。
『自分のため』→『メンバーのため』
→『お客さんのため』→『社会のため』
という動機に変化がありました。
入社前と入社後にガイアックスに入る動機に変化はありましたか?
なるほど〜
でも変わらないこともあって、ガイアックスって基本的にやならければいけないことをやっていれば、なんでもやらせてもらえる環境なんですよ。
会社に不満があるなら会社の在り方変えていいよっていうスタンスなんですよw
僕はそのおかげで会社を言い訳にできなくなったので、
やりたいことをやるべき時期にできるようになったのはガイアックスの変わらない価値だなと思います。
本部長を勤めたり起業をしたりする中で
一貫して意識されていることはありますか?
自分軸と他人軸があって、
自分軸は『自分が夢中になれるかどうか』を大切にしています。
自分が夢中になれないものってある程度満足したところで投げ出せると思うので。
そういう意味で自分はどれだけ夢中で取り組めるのかを行動軸としています。
他人軸は『約束を守る』を大切にしています。
どんなに小さな約束でも守るようにしています。
一緒に働いているメンバーに働きやすいと思ってもらえるように、
口に出して終わりではなく、しっかりアクションを起こし実現すること。
たとえ今の事業がうまくいかなかったとしても、
新しい事業を一緒にやりたいですって言ってもらえるのが本当の安定だと思うんですよね。
そのためにも「信頼」をすごく大切にして働くようにしています。
業務以外でされていたことや、やってよかったことはありますか?
僕は1年目の時に先輩に毎週ランチに連れて行ってもらいました。
そのときに決めていたことは『その人が好きな本を聞くこと』
そして1週間以内に絶対に感想を送るというのはやっていました。
A4で2〜3枚とかで、
印象に残った部分、その理由、先輩が勧めてくれた理由の推測
を送っていました。
そうすると先輩の中で噂になるんですよ。
やっぱり新入社員の中で誰がよかったか話が出るじゃないですかw
そこで必ず自分のかなえが出るようにしようと思ったんですよ。
そうすると先輩から声が掛かる回数が増えて、仕事の機会も増えたんですよ。
そういうふうに仕事以外のところでも信頼を得るのはすごい大切だと思いました。
『生き方に合わせた働き方を実現』
を掲げられている管さんの今後の目標はなんですか?
前提として、『生き方に合わせた働き方を実現』できる社会を作るためには、自分や他のメンバーができていないといけないと思います。
自由な働き方を選べながらも、業績を伸ばす組織。
世の中のためになるサービスを提供している。
日本の中ですごく重要な会社になっている。
を大切にしていて、
『自由な働き方』と『業績を伸ばすこと』
この2つを実現できれば、他の会社のロールモデルになることができる思っています。
資本主義社会では絶対に利益を追求するという考え方はあり、それは怠るとNPOになってしまいます。
NPOも全然いいんですけど、影響を与えられる範囲が違うんですよね。
僕がやりたいのは資本主義を壊すのではなく、乗っかった状態で人の働き方を柔軟にすることで人生の幸福度をあげたいんです。
なので、まずは僕や僕のチームがその2つを体現してロールモデルとなり、他の会社もまねしてくれれば、世の中少しずつよくなってくるのかなと思います。
学生からの質問集
就活のときに理想としていたファーストキャリアを
実現できていると思いますか?
すごいそう思います。
僕は『会社が潰れても生きていける力をつける』を就活の軸としていて、今ガイアックスをやめるとすると声をかけてくれる方が多くいますので、実現できているのかなと。
理想のファーストキャリアを実現するためにはどんなことをすべきですか?
自己分析で自分の特徴を把握することが大切だと思います。
僕は仮面浪人して2つの大学に通った経験があるんですけど、2つ目の大学のブランド力を使うとアルバイトの面接1回も落ちなくなったし、おばあちゃんが喜んで泣いてくれたんですよね。
僕はその時すごい誇らしげだったんですが、自分がブランドに弱いことも気づきました。
就活で大手商社に入社したとすると、
僕は会社ブランドに甘んじる性質があると思い、会社名にブランド力のないところに行こうと決めました。
就活時に40〜50人の大人に会ったときは
どのようにコンタクトをとっていたんですか?
はじめの1人はサークルの先輩でそこから
「社会人の友達紹介してください」
って、ひたすら紹介してもらいました。
就活サービスは何も使っていません。
市場価値を高めたい理由はなんですか?
1番安定すると思ったからです。
会社の肩書きがなくても個人で仕事を取れれば、仕事に困ることはないと思いました。
社内評価がいくら高くても社外評価が低ければ、その会社が潰れたら意味がなくなるんですよね。
なので、個人で仕事を取れる状態を作っていれば、真の安定だと思いました。
NPOとビジネスでは与える影響はどう違いますか?
巻き込める人の数がビジネスの方が多いと思います。
あとはビジネスの方が色々な広告手段を使えるのでサービスを広め、自分達の思想をより広められると思います。
なぜ真の安定を手に入れた今もガイアックスで働かれているんですか?
今の自分のやりたいことを実現するのに1番最適なのがガイアックスだからですかね。
『生き方に合わせた働き方』で僕は今、
日本の会社員やりながらオランダに移住しているんですけど、
フリーランスや経営者になると社会的インパクトが弱くなるんですよ。
なんかフリーランスや経営者ならこの生活実現は簡単そうじゃないですか。
それを会社員としてすることで『生き方に合わせた働き方』のロールモデルになれるんですよ。
もしやめると、僕の目指す働き方からは遠ざかってしまうんですよね。
管さんおすすめの本を教えてください
『手紙屋』 (喜多川 泰シリーズ)
『イノベーション・オブ・ライフ』(クレイトン・M・クリステン)
なぜオランダに行かれたんですか?
これは偶然なんですよw
世界を仕事しながら旅行しているときに、オランダで初めて会った日本人の方が家を買ったけどしばらく住まないらしく、そこでオランダに住むことになりましたw
イキイキしている社会人と優秀な社会人の定義を教えてください
イキイキしている社会人=夢中になって仕事をしている人
優秀な社会人=いっしょに働いている人から信用されている人
社会的発言力を高めるには個人の力か会社の力どちらが必要ですか?
どっちも大切だと思いますね。
あとはなんのために発言力を高めたいかによりますね。
僕の場合は働き方を変えたいので、
僕自身の力だけではなく、会社の力も必要なんですよね。
社員は世界中のいろんなところで働いているけど、業績は低いってなると社会に影響を与えられないと思うんですよ。
僕はそのために発信力が欲しいです。
管さんが採用したいと思う学生の特徴は?
『覚悟を決められる人』ですかね。
本気になった経験があるかどうかを見ますね。
覚悟を決まれば現時点でのスキルはなくても後で身につけられるので、決めた目標を実現できると思います。
感想
話を聞けば聞くほど
「おいおいおいおい〜!この人どうなってんだよ!素敵すぎ!!!」
って感じでしたww
僕も個人に合わせた働き方を実現できる社会を作りたいと思って就活をしたので、管さんを似た部分があって、すごいためになりました!!
僕のモデルロールは管さんですかねw
明日のゲストは、
パイロットから老舗メーカーの人事になった西島さんです!
『オンラインキャリアセミナー』に参加したい学生は
下のURLからホームページにアクセスしてください!
(▼オンラインキャリアセミナー 詳細・お申し込み)
https://bit.ly/2Rhqf6u
オンライン就活はオンラインキャリアセミナーの他にも、
『オンライン合同説明会&座談会』と『オンライン就活セミナー』
を開催していますのでご興味のある方は是非参加してください!
(▼オンライン合同説明会&座談会 詳細・お申し込み)
https://bit.ly/39TmquG
(▼オンライン就活セミナー 詳細・お申し込み)
https://bit.ly/2RlQzfX
*****
オンラインキャリアセミナーにご興味がある方は、以下のnoteを参考にしてください!
僕が初めて参加したオンライン就活の合同説明会&座談会の体験談note
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?