ジャンルのはなし

自分はオタクです。
オタクになると同時に腐った人間であり、人生の半分をオタクとして生きているのですが、まあジャンルも紆余曲折あり、ただ結局、最近は同じところをぐるぐるしつつたまに新しいものを食べる生活なのだなぁと思ったのでちょっとそのジャンル歴を整理してみようと思ったのであった。
なんか結構長くなってしまったので暇で暇でしょうがない時に読むことをおすすめするぜ。ただの自分語りだしな。

目覚めはミスフルです。十数年前に週刊少年ジャンプで連載していたMr.FULLSWINGという野球漫画で唐突にその日は来た。虎鉄が好きです。同時期は黄金期とも呼ばれるワンピやテニプリやブリーチ、ナルトやリボーンなどと言った漫画が連載されていた。ミスフルは時代が少しズレていたら天下と取っていただろうと今でも思っている。
その頃はPCでの個人サイト黎明期といっても良いような時期で、なんなら自分は「新規で開いたブラウザの閉じ方」すら知らなかった。ブラウザとう言葉も知らなかった。「ページの右上についている“×”のボタンはインターネットを終わる時に押す」と教わっていたため、新窓を開きまくり、Windows '98を落とす時に連打するボタンだと思っていた。
ただPCサイト黎明期といえどみんな懐かし「魔法のiらんど」や「フォレストページ」などというガラケーでHTMLが解らなくてもサイトが作れるというサービスによってサイトを持っていた者もいるだろう。今目を伏せた画面の前の君がそうだ。ぼくはフォレストで作ってました。
で、そのフォレストで作ったミスフルサイトに色鉛筆の絵や小説や夢小説もどきを投稿して過ごしたのであった。
ミスフルはオンリーイベントなどもちょくりょくあり、オンリーとコミケの一般参加デビューもここで果たした。

そうして野球部に入ったりなどしてミスフル時代を過ごした(野球部は一年生の半ばで入部しちゃんと三年になって引退するまで真面目に過ごした)が、新たなジャンルに襲われるのである。「ミッドナイトホラースクール」である。
元々は日々通っていたミスフルサイトで擬人化絵を見かけたのが始まりであり、その頃は何が原作か、擬人化というものがどういうものかもよく解っていなかった。
色々調べた結果、アニメがあり、アプリゲームが出ているという。それをダウンロードし、遊んだ。
そうしたらめちゃめちゃにハマった。
MHSはフルCGの子供向けアニメで、グレゴリーホラーショーとかペコラとかなら解る人もいるかもしれないが、同じ会社が作っており、四角っぽい体の二等身キャラクターのアニメである。それがめちゃめちゃにかわいかった。
MHSは小学校の忘れられた物たちが意思を持ち、真夜中の小学校で人間達に忘れられない「不思議」を作るというストーリーで、ナスカの地上絵やミステリーサークル、UFOもこの学校の生徒だったりする。
で、それにはまった結果、バイトすら出来ない未成年の財力でDVD(一本5000〜6000円くらい)を一年かけて全13巻集めた。お年玉とかほぼ全部ここに使った。これが人生で初めてのDVDである。平行してグレゴリーホラーショーにもハマり、これもDVD全3巻を集めた。これらは今メチャメチャに価格高騰しているし、GHSはバンダイチャンネルで全シリーズ配信しているがMHSは合法に見る手段がほぼ無いと言っていい。早く配信されるといいね。
MHSとGHSはまり擬人化という文化を知り、擬人化は今でも楽しく続けている。最近風当たりちょっと強いけどね!おれが楽しいならいいんだ。
GHSは今スマホアプリでゲームが出ているので気になったら「ロストクオリア」で検索だ。

漫画、アニメと順調にオタクとして媒体を制覇していくと、次はそう、ゲームです。
それまで遊んだことのあるゲームといえば「ブロック崩し」と「ポケモン銀・クリスタル」や「鬼武者2」くらいしかなかった。あとはテトリス。まじでそれくらいしか思いつかない。あとスーファミのセーラームーンの横スクロールのやつ。
何のゲームかというと「BAROQUE ~歪んだ妄想~」というPSのゲームです。
元々セガサターンで出ていて、PSに移植され、今はリメイク版はPS2やWiiで出ていたりなんか前にはアプリでもプレイできていた。
これは平たく言うと崩壊した世界で何も知らない主人公が何度も死んでダンジョンを攻略していくゲームです。ゲームプロデューサーはぷよぷよを作った人らしい。
登場人物は全員狂っていて、やるべきこともわからず、グロテスクなモンスターにパクパクされて、自動生成ダンジョンに翻弄されるゲームが好きな人におすすめです。あと廃墟とか退廃した雰囲気が好きな人。
バロックはめちゃめちゃ好きなんですけど、わたしはゲームが下手なので買ってから一度もクリアしたことありません。でも大好き。
コミカライズもあり、一時期絶版で最終巻が数千円にまで高騰してたこともあるけど、数年前に復刊ドットコムで新装版として復刊してます。今まだ買えるかはわからない。
根強いファンが多いので、ゲーム内記念日の2032年5月14日にあやかって毎年5月14日に「大熱波記念日」と称してイラストなどがツイッターやピクシブに投稿されているよ。
あとバロック以前の世界を描いた「BAROQUE▼SYNDROME」というビジュアルノベルもあるので本編が気に入った人はこっちもチェキです。

次は何にはまったかというとpop'n musicです。やり始めたころはいろはが稼働中でした。やっとメジャーっぽい名前が出てきたぞ!
最初は訳もわからず適当にキャラクターを選び、知ってそうな曲を叩いて遊んだり、まあゆるくやっていた訳ですがMHSも扱っているサイトのメインがポップンであり、そこの管理人は好きだったキャラクターに自分もまんまとはまります。ミラクル★4です。これだけの情報で解る人にはそのサイトがバレてしまうね。
この頃には自分のサイトもフォレストからジオシティーズに移転し、サイトの構成もフレームを使い当時のイマドキになっていた。お絵描きBBSもついていた。余談だがこのサイトは名を変えURLを変え、今でも現存している。来年の9月で15周年を迎えるぞ。
ポップンではオンリーも盛んで、サークル参加とコスプレデビューをした。保健ラップのニッキーが初コスです。
正直ポップンにはかなり通ったので結構な金額を使ったと思う。それまではジャンプ代とコミックス代とか、集めきったら終わりなDVD分くらいしか公式相手に出費するところが無かった。ただポップンは、というかゲーセンは際限がなかった。後悔はもちろんしていないし今でもたまに叩きにゲーセンへ行く。たのしい。
せんごく辺りまでは結構通ってやっていたんだけど、悲しいかな受験の壁に阻まれあまりゲーセンへ行けなくなっていくのであった… 勉強は全然しなかった。

ポップンの頃には結構細かく色々手を出していて、戦国BASARAとかキングダムハーツとか、メテオスっていう落ちものパズルゲーとか、KHから派生してFF7をやったり(クリアしたのはBCとCCだけで本編は未だにウータイで止まってる)、テイルズオブジアビスとか、みえるひととか、ゴジラとかガメラとか電王とか、まあ結構色々手を出した。出しました。

そうしてオタクライフに青春を費やしていた頃、新たな衝撃に出会います。トランスフォーマーです。
これも今までのジャンルでよく通った道で、「あるジャンルを目当てに通っていたサイトで扱っていた別のジャンルが気になって手を出す」というパターンだったのですが、この時はGHS目当てにビーストウォーズへ転げた感じです。
ただ、BWはご存知の通り、当時は相当流行っていてご多分に漏れず自分も小学生のころに見ており、無印のEDに見覚えがあったりワスピーターやタランスの物まねをした記憶が確かにあった。ごっつんこー!とか。
それで懐かしい気持ちになり、見てみた。BWを。そうしたらまんまとはまりました。
BWから当時まだ一作目しか公開されていなかった実写映画を見て、初代トランスフォーマーに行き、2010やマイクロン伝説をはじめとする平成三部作を見、二年くらいで当時見れるTFは大体見た。おもちゃもものすごく増えた。今はでかめの衣装ケース3個分くらいでセーブしている。
TFでポップン以降のサークル参加とコスプレをしたり、お友達も結構増えた。インターネット様様。
来年の3月に実写映画の最新作が公開されるのでよろしくね!

TFには結構長く定住していて、そんなある日TFの民から齎されたのがニンジャスレイヤーです。
ツイッターで連載している翻訳小説です。これがもう、面白い。
サイバーパンク物なのだが、出会った頃には三部が連載されていて、過去のエピソードを読み終わりさあツイッター連載に合流するぞ!とそのタイミングで新しくはじまった話を呼んでいたら知性を持つマグロ通称「知性マグロ」をぶつけられたのは良い思い出です。正確には初実況は「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」なんですけど。こっちも好きな話。
ニンジャにも結構長く居ましたね〜。ニンジャでもサークル参加したりニンジャセッション(コスプレ)したり、いろいろした。なぜかニンジャの民、ニンジャヘッズはイベントとかなくても集まる性質があるらしく、軽卒に飲み会とかしていたのでここでもかなりお友達増えました。みんなありがとう。あとバイタリティすごいのでオンリーイベントやDJイベントとかいろいろある。◆しよう◆

ニンジャ第三部が終わり、ちょっと落ち着いてる間にTFの新しいアニメ展開があってそっちに比重が傾いたりしている頃、特撮にも再度はまりました。宇宙を救うあいつらです。今度は十年前とは違う熱量ではまった。これも当時高校生の財力と社会人の財力の差というもの…あとはまった年の10月から翌年7月くらいまで無職で時間が有り余ってたのも大きい。
元々はキャラクターデザインに好きな漫画家「久正人」先生が参加されるということと、TFイベントのアフターで「お前は絶対バランスが好きだから見ろ」と2話が放送された時点でいわれ、4月終盤にテレビ線を繋いでしまったのが運の尽きでした。久正人先生もいいからみんな読んで。好きなのは「ジャバウォッキー」です。
そこからは怒濤だった。Gロッソ(東京ドームシティで僕と握手!のやつ)デビューをして中の人のイベントにも行ってしまったし、映画の舞台挨拶にも行ったし放送終了後にある地方での公式ショーにも遠征しまくった。エキストラ参加とかもした。TFアフターで勧めてきた本人たちは「まさかここまで勢い良く転げ落ちるとは思わなかった」と言ってきた。君たちのせいですよ!
おかげさまで日曜の朝だけは起きられるようになりました。今も元気に戦隊とライダーを毎週応援しています。

最近はしばらく読めていなかったニンジャスレイヤー四部を読み直してツイッター連載に追いついたり、TFの実写公開を楽しみにしたり、相変わらずの生活をしています。FGOしたりメギドしたりもしてるよ。

こうしてうだうだ書いておいてオチはないのであった。解散!

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