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"Astar Learning" で Astar エコシステムを加速!

はじめに

HackaDOT 2023 が 行われています。(この記事投稿時 2023年6月4日)
HackaDOT は、4月から6月にかけて、オンラインワークショップとオフラインDemo Dayを開催し、ソウルで開催される BUIDL Asia 2023 のサイドイベントとして実施されます。

https://www.hackadot.xyz/

今回は、Astar WASM Japan Community から構築されたチームがエントリーした「Astar Learning」を紹介します。

投稿時点で、このプロダクトは作品審査に通り、6/9 に韓国で行われるDemo Day に選出されたチームの1つとなっています。

Astar Learning について

コンセプト

Astar Learning は、Astar Network上でエンジニアと非エンジニアが積極的に知識を共有し、学び合う仕組みを提供するためのプロダクトです。

ink! 上で動作するスマートコントラクトと連携したdAppはまだ少ないため、将来的にdApp Stakingと連携できれば、報酬の財源確保や半永久的な学習コンテンツアプリの実現が可能となります。

https://github.com/HackaDOT-East-Asia/Summer-HackaDOT-2023/tree/main/teams/topic2-AstarLearning

Astar Learning のチャレンジ

Astar Learning は以下の点についてチャレンジしています。

1,WASM に対応したdApp がまだ多くない
2,WASM そのものについてあまり知られていない
3,学習や WASM 準拠の dApp を体験するための教育コンテンツの不足

dApp/dApps:
Decentralized Application(ブロックチェーン上で動くアプリケーション)

WASM(WebAssembly):
スタックベース仮想マシン用のバイナリ命令フォーマット

WASM はポータブルなプログラミング言語のコンパイルターゲットとして設計されており、Web上のクライアントやサーバーアプリケーションへのデプロイを可能にする。

https://webassembly.org/

Astar Learning のソリューション

前述のチャレンジに対して、以下のようなアプローチで解決を試みます。

1,エンジニアもそうでない人も、Astar Network や WASM について知ることができる場を提供します。

2,質の高い学習コンテンツを提供した人に報酬を支払う仕組みを持つことで、Astar Learning の参加者にインセンティブを与えます。

おわりに

今後 WASM をベースとしたユースケース作りをアクセラレートするプロダクトになることが期待されます。

ラーニングシステムにおける基本、コンテンツの提供と学習者対しての理解と効果測定などの基本要素に加え、dApp ならではの FT や NFT を活用して、インセンティブ設計をしっかりすることで、コンテンツの質の向上、学びする側もコンテンツを提供する側も双方の行動にモチベーションを与え、Good サイクルを作り持続可能となる仕組みが盛り込まれていく予定です。

2023/6/9 の Demo Day の結果については別途報告したいと思います。

References

ソースコード

https://github.com/HackaDOT-East-Asia/Summer-HackaDOT-2023/tree/main/teams/topic2-AstarLearning/src

デモ

https://www.youtube.com/watch?v=zGJyoyoBBqg

テクノロジースタック

!ink / Next.js / Swanky / TypeScript / NFTStorage / Tailwind CSS / Contract-UI / MonoRepo

https://github.com/HackaDOT-East-Asia/Summer-HackaDOT-2023/tree/main/teams/topic2-AstarLearning/

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