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【World of Warships】戦艦主砲の撃ち方

今回は戦艦での主砲の撃ち方について話そうと思います。だいたい一般的な艦の話をするので特殊な艦や状況までは記さない場合があります。


○基本方針

私はキルに繋がりそうな敵を優先しています。このゲームは沈まない限りポイントの増減が発生しない上、浮いている限り火力はほぼ100%発揮できるからです。
主砲の特性上、より多くHPが残っている敵を撃ちたくなるかもしれませんが、戦艦や巡洋艦が1万近く残ってるならほぼ撃っています。区画HPが減った敵を巡洋艦や駆逐艦のHEで倒すのは大変ですが、戦艦なら全貫通でも1発1000前後確実に入るので倒し切る能力が高いのです。手間取って回復されたり隠蔽に入られたり1斉射余分に撃たれるリスクを負うくらいなら装填の30秒を支払った方がいいです。早く倒して次に進みましょう。


○空母戦場の開幕

最初の航空偵察で見えた敵には割とHEを使います。工作班を使わせられればその後の1分ほどを消極的な動きにさせられます。特に駆逐艦の最初の会敵時の援護枚数に差が出て影響を与えられるでしょう。
工作班の回数に制限がある艦であれば継戦能力を確実に削れますし、対空砲を壊してあげると味方空母が喜びます。例えばクレムリンがいたらほぼ初弾はそいつにHEです。
修理班を使ってくれるならめちゃお得です。

駆逐艦を援護したそうな種類の巡洋艦がいたら前に出たところで航空発見が入って回避運動を始めるなんてことがあるので、そういうときはAPで待っていた方が良いでしょう。

何をするにしても最初は航空機を照準で追いかけていた方がいいですね。


○序盤、駆逐艦がcap付近に到達

味方駆逐艦の種類と動きはなるべく追っていた方がいいでしょう。何をしようとしているかでこちらも狙いが変わります。

・味方駆逐がcapに向かう

駆逐艦同士でぶつかる確率が高いので、彼我の駆逐艦の砲力、隠蔽差、索敵消耗品の有無等を目標設定の考慮に入れるべきです。

味方駆逐が敵駆逐より砲火力が高いなら、巡洋艦や戦艦を下げさせた方が味方駆逐が詰めに行きやすいです。しかし隠蔽が負けていることの方が多いので敵駆逐はあまり見えないとは思います。
レーダーや持ちの駆逐が前に出ていったら使う前兆と考えられるので、そこを見逃さず撃てる状態を作りたいですね。レーダー等が無くても島を使ったり速力で無理やり相互発見に持ち込めそうなら準備して加勢してあげましょう。
仮に一方を取られそうでもそこでしっかりHPを削っておけば、次にレーダーや航空発見で見えたときにワンチャンスで落としやすくなるので諦めないことです。

逆に味方駆逐が砲火力で負けているなら敵駆逐を積極的に撃ってあげたいですね。基本的には隠蔽差で発見はできると思いますが敵駆逐を止めないと味方駆逐のラインが延々下がってしまい、いずれは自らの首を絞めます。
一番困るのは速力で無理やり詰めて来られる事なので、最速で前進を続けるところに撃ち込むのは最有力のエイムの選択肢です。舵を切ったり速力を落とすなら味方駆逐艦が逃げやすくなるので多少外れてもOKと割り切ることも必要です。
なるべく他人任せにせず自分でやるべきですが、こだわり過ぎて当たらないのに撃ち続けるのも考え物なのでその辺は臨機応変に。

・味方駆逐が外周へ向かう

外周に行くようならダメージ交換を有利にしてから押し上げる形になるので、リスクを取りすぎて大きいダメージを貰わない方がいいです。
敵戦艦や外周巡洋艦が前を向いた状態でスポットできればそれをしっかり咎めます。そのまま消耗させてラインを下げさせればその後のcap取りが楽になると思います。

敵の外周が引き撃ちの姿勢などであまり削れないようなら方針を変えるのも一案です。外周で引き姿勢ということは敵のcap周りの火力が低くなりがちなのでそこを突くことを考えた方がいいと思います。
しかしその辺りは味方前衛次第なので主導権はありません。戦艦の辛いところです。排気煙幕があるなら自分で踏むこともできるので少し柔軟にやれます。

こういう形になった時にcapで交戦できればかなり有利
外周艦が味方駆逐を撃つようならブルゴから外周艦への大ダメージを狙える

・中央にスポーンしたとき

中央寄りにスポーンしたときは、駆逐を援護しに来た敵艦がだいたい中央に腹を晒すような姿勢でcapに近付いていくのでそこが狙い目です。
こちらに気付かなそうなら斉射でもいいですし、一撃で決める自信がなければ順射や半分ずつ撃ってこちらを気にさせる時間を長く取るのも面白いです。駆逐支援を妨害してやりましょう。
島に入りたがっているならその間際を狙うと動きが単調になりやすいので狙うべきです。

この射線が使えると敵の動きを制限しやすい


また射程が長めなら味方外周艦に対して艦首を向けた敵外周艦を狙うのもお勧めです。後進しだす艦が多いので遠くても比較的当てやすいです。

この手の射線を使うには射程が長い方がいい

いずれにしてもマップ全域に目を配って、油断していたり他のことに気を取られている敵に意識外から撃ち込みたいですね。慣れれば他の味方の射撃や雷撃、航空攻撃に対する回避運動を狩れると強いです。
有効射程の長さを活かして、撃つ相手を距離で選ぶよりも角度や動きの甘さで狙っていきましょう。


○中盤

・ダメージ交換

HPが減っている敵を撃つのはもちろんですが、艦首を向けた敵の優先度も高いです。スポットできているならフォーカスでそのまま沈むか転舵するかを強要できます。多少減っている艦尾を向けた敵かフルへの前を向いた敵なら後者を狙うべきだと思います。そうしてヘルス有利を取りにいきましょう。
逆に自分がそうした対象にならないようにすることも必要です。火災等で工作班を使うと切れ目を狙われるので、しばらく撃たず隠蔽に入るつもりで使った方が敵のダメージ効率を下げられます。
とにかく効率よくダメージを取り、敵のダメージ効率を落とさせることを主に考えるべきです。

・自分だけ撃たない、撃たれない

味方の被発見状態や発砲の有無は常に確認しておいてください。一緒に撃ち、一緒に撃ち止めるというのは強く意識すべきです。気が付いたら自分だけ交戦していたり発見されているなどというのはナシです。
同数か数有利で撃ち合い、数不利や単独なら引き撃ちにするか交戦を避けた方がいいでしょう。ただし圧倒的不利でない限り全速で下がり続けるのはその後の形が苦しくなるので要注意です。

・終盤へ向けた形作り

中盤とは終盤へ向けた準備時間でもあります。より広い範囲を制圧して射線を確保しておけば効率的な射撃を続けられ、自軍有利に傾けやすくなります。
発砲、敵との距離、消耗品の使用、移動や艦首の向き、砲戦舷、全てその状態でいる理由と変更する理由を説明できるようにしてください。これは常にそうすべきですが、単純な撃ち合いが長く続いて思考が止まりやすい中盤は怠りがちです。自戒でもありますが漫然と行動した時間だけ勝ちが遠のきます。


○終盤

拮抗した試合であればマップ中央付近での戦いになると思うので、時間とポイントを見て撃沈の必要があるなら味方とのフォーカスができる艦、落としやすい艦から順番に倒していきましょう。

位置取りは敵の正面はやや外し、capなどを踏みに来た敵に味方とクロスを取れるような形が理想だと思います。正面はだいたい味方の誰かがいるので外寄りの方が正解になりがちです。敵より少しだけ広く展開した方が有利なことが多いと思います。

ラムが必要な場合もあります。ヘルスを残してきた敵戦艦を手っ取り早く落とせればそれだけで逆転不可能にできることもあります。終わる前にしっかり命を燃やしてください。

ただしポイント的に逃げで良いなら無闇に撃って相手に逆転の目を与えることはありません。自分がどんな射撃を受ければ沈むのかは常に考えておき、生存と攻撃の割り振りをしっかり行い、相手を詰ませてください。


○まとめ

・敵味方が何をしたがっていて何を嫌がっているかを観察して合わせる
・撃つ相手とタイミングを味方とある程度合わせる。
・敵のどの艦を落とせば詰みになるのかを考えて移動し撃つ

戦艦は隠蔽と機動力が悪めで基本的に交戦の主導権がありません。その分味方との協調は重要かつ強力に行えます。訪れたチャンスを逃さずモノにすれば少しでも勝ちを引き寄せることができるでしょう。


今回は以上になります。長くなりましたがお付き合いくださってありがとうございました。ご意見・ご感想いただければ喜びます。

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