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【World of Warships】撃たない戦艦

今回は戦艦で主砲を撃たない判断をする場合があるという話をしようと思います。
戦艦に乗ってダメージはそこそこ出しているのにイマイチ勝てない、思うように試合運びができないという人の参考になればと思います。


○戦艦の発砲判断

このゲームにおいて戦艦で勝つためには必ずといっていいほど主砲を撃たなければなりません。
しかし、ただ主砲装填が終わり次第撃っていれば勝てるというものではなく、その発砲タイミングはよく吟味する必要があります。
なかでも主砲を撃たない判断はかなり重要かつ難しいので、多くの経験を積んだり敵の思考を読むことが必要になります。

○敵の転舵の抑止

前を向いた状態でスポットを切れなくなった敵の、いわゆる奥転を防ぐことです。戦艦の最も重要な仕事だと思っています。
敵が覚悟を決めて腹見せ転舵をするなら通行料を頂くだけですが、難しいのは防御姿勢を維持しそうなときです。
以下に敵の行動パターン別のこちらの判断を記します。

・敵が高速で前進しているとき

基本的には発砲しません。敵が瀕死ですぐ倒せるなら別ですが。
速度が出ていると舵を切り始めて十数秒で回頭を終えてしまうので、発砲してしまっていると敵はここぞとばかりに帰ってしまいます。逆の立場なら撃たずに待たれる方が嫌じゃないですか?
味方が有効な火力を出せている状態ならなおさらです。勝つためなら必ずしも自分が火力を出す必要はないのです。維持していればそのうち敵は決断を迫られるでしょう。
火力を出す艦が自分しかいなければ、砲塔1基ずつなり半分ずつ撃つのも選択肢です。その際は敵が腹を見せるころに最低2基分は着弾させられるように撃つ間隔を調整してください。
もし敵が転舵せずに前進を続けるようなら自軍の火力が増すだけなので、自艦のDPMの低下はさほど気にしなくていいと思います。

・停止か低速で前後進しているとき

装填が早い艦や装填ブースターがあるなら斉射してもいいと思います。ただし前進行き足が残っているとか、加速が速い相手のときは熟慮しましょう。
装填が遅い艦なら半分ずつ時間を置いて撃てば、火力を出しつつ転舵狩りに備えることができると思います。

・全速近くで後進しているとき

こうなるとDPM重視でガンガン撃ち込んでいいと思います。装填手のスキルを取っているならHE弾もアリです。
ただしバーモント系はあまりに装填が遅いので、巡洋艦相手であれば半分ずつ撃つ方が無難でしょう。戦艦相手ならたぶん斉射しても大丈夫です。

○位置取りを最優先にする

自艦が隠蔽に入れている場合に移動を最優先にした方が良いときがあります。今優先するべきは火力であるか移動なのかは常に考えておいた方がいいでしょう。
以下は移動のパターンです。

・横方向の移動時

クロス角度を取るためや島裏に射線を通すためなどで“隠蔽状態で”敵に対して横方向に移動するときは、発砲して見つかると回避や防御姿勢を取る必要が出てしまい、目的地に着くのが遅れる原因になります。
ひいては自軍の前進の遅れや敵軍の進行の加速につながり、ポイントや戦線の不利に繋がりかねません。
移動していることがバレると対応されて意味がなくなる可能性もあります。

・有利及び前進時

自分のいるエリアが有利に傾き、前進していくときは敵が引き撃ち態勢であることも多いかと思います。
そのとき互いに隠蔽に入れる状態か相手のスポットだけができていて、ダメージ交換をすると不利になる場合は撃たずに前進だけした方が良いときがあります。
無料で戦線が上げられればそれだけ自軍の制圧エリアが広がり、ポイントや射線の面で有利が取れます。その後に敵が反転してきても逆にこちらが引き撃ちする十分な縦深が取れたり、よしんば撃ち負けても敵がcapエリアを踏み返すまでの時間が稼げてやはり有利になります。
敵が倒せなくても前進した方が良い理由ですね。勝ちきれない試合が多いときはそれを怠って自軍側から反対戦線や別のcapエリアに走ってしまい、まんまと残敵の逆襲を許しているパターンが考えられます。

・不利及び後退時

敵の方が火力的に優勢なら撃ち合わない時間が長い方が有利になりがちです。隠蔽状態を維持できるよう努力すべきでしょう。
島裏で待機するのも手です。その方面において数的不利であれば単に撃ち合うよりもコストを掛けさせることができるかもしれません。もし島裏にいて敵が自艦の排除に来なかった場合は、敵の側面や背後から撃ちかかる心づもりはしておいた方がいいですね。というかそれが島裏待機した後の一番やりたい行動です。それが嫌だと考えている敵なら排除に来るか、そうできないルートで侵攻して来ますが。
縦方向に逃げていくのも状況次第で選択肢です。狙いは島裏と同じですが、進んでくる敵に対してクロスが取れる味方増援が来ているときの方が望ましいです。そうでないならただの時間稼ぎにしかならないので判断が難しくなります。

○まとめ

・前を向いた敵の転舵を防ぎたいときは次弾の装填が終わるまでに敵が転舵できない状態でのみ撃つ
・移動して射線を変えたいときは道中で半端に撃つよりも、良い位置を取ってから撃ち始めた方が良い結果が得られる場合がある

そんなところです。
目に映る全ての敵を破壊できるならこんなことは考えなくていいんですが、私には必要な小細工でしたし今後もこういうのは考えていこうと思います。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。

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