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【World of Warships】シチリアはいいぞ

なんと続きました。今回は好きな戦艦であるシチリアについて書くことにしました。


○シチリアとは

"大人気"海戦ゲーム「World of Warships」においてtier10に位置づけられるイタリア戦艦です。シチリア島を思い浮かべた方には残念ながらお戻りいただくしかありません。
スペックに細かく触れる気はないので、一番見やすく性能が書かれているwiki貼っときますね。ただし誰でも編集できるので正確性にはやや難があります。

https://wikiwiki.jp/wobships/Sicilia

○気に入っている点

・排気煙幕

本艦の最大の特徴と言えます。むしろ本体です。ツリー艦より動作時間が長く、準備時間も短いので気軽に使えます。
転舵時やフォーカスが厳しいときの一時凌ぎ、消耗品の準備時間中など使い方は色々あります。条件次第でcapを取りきるまで煙幕内にいることも可能です。レーダーやソナー艦の位置に気を付けましょう

・斉射火力

主砲の斉射火力が高いです。380mm砲が16門もあり、敵の側面を撃てれば3万くらい入ることもあります。決定的な場面で2回目が撃てることはほぼ無いので門数が多いことは大きな武器となります。

・対空砲

通常ツリーの同格であるコロンボが最大射程の短いイタリア製の対空火器(4.6km)を搭載しているのに対して、本艦はアメリカ製のもの(5.8km)になっているので敵航空機に対する抵抗力が増しています。

○欠点

・38cm砲であること

AP弾が26mm装甲までしか強制貫通できません。多くの同格戦艦の艦首・艦尾は抜けませんし、巡洋艦も抜けない相手は多いです。
マッチ帯の艦は装甲配置を覚えて的確に抜ける相手や場所を狙う必要があり、ダメなら構造物を狙うしかありません。それなりに知識が要求されます。

・HE弾

弱いです。1発のダメージも大したことない上に火災発生率が24%です。大半の戦艦は30%を超えるのに恥ずかしくないんですか?
上記のAP弾の特性と合わせて縦を向けてきた戦艦や強制貫通できない巡洋艦には本当に打点がありません。buffを要求します。

・近距離における後部主砲の射角

普段の射撃距離での射角は良いのですが、6.2km以内になると極端に悪化します。その距離で後部主砲を撃とうとすると強制跳弾することができない角度となりめちゃくちゃ抜かれるので、すれ違うくらいになるまでは前の8門で戦わざるを得ません。
特に困るのが駆逐艦等に肉薄されたときで、敵がミスしない限りどうにもなりません。頭を押さえられないようにしましょう。

○使い方

・コロンボとの扱い方の違い

運用面では大抵コロンボでも同じようなことができますが、煙幕の動作時間と準備時間が遥かに優秀なのでより長く前線にいられます。主砲にSAPが無いこともあって生存寄りの性能ですね。
よってコロンボよりも深めのクロス角度を作ってAP弾を撃ち込む必要があり、立ち回り面ではシビアになっていると言えます。

・立ち位置

中央や内側寄りにいて、なるべく前を向いているのが強いと思います。
斉射火力が高いことを活かし、外周の味方に対して艦を立てた敵に不意打ちで大きい一撃を入れることが主眼です。モスクワ系なんかが耐えようとしているところを咎められると気持ち良くなれます。
ただし外周の味方がちゃんと敵を抑えていることが条件です。誰も外周に残らなそうなら残念ながら自分で外周をやるしかありませんが、防御姿勢の敵への火力は他戦艦より低いのでそうならないことを祈ってください。シチリアの弱いところです。
位置が内外どこになったとしても煙幕を使える間はなるべく前目に付けることで敵の腹を狙いに行きましょう。島裏に無理矢理通しに行けるときもあります。
煙幕が準備中でまだ時間がかかるときは無理せず、ある程度待つのも選択肢です。

・全周砲塔の利用

後部主砲が全周砲塔なので前を向いている限り左右両方に比較的早く全門で射撃ができます。1度撃ってすぐに反対側に向け始めれば装填が終わる前に十分間に合います。

・煙幕の利用(対水上)

中央寄りにいると敵のフォーカスを受けやすいですが排気煙幕があるので1分間は逃れられますし、その間に転舵してしまえば煙幕が終わってから再びスポットされてもすぐには沈まないでしょう。
余裕があれば煙幕を使う前に修理班を1回使うくらいまで我慢するのもオススメです。その間味方が楽をできます。自分が苦しくなったら煙幕で隠蔽に入ると味方にヘイトが分散されてチーム全体の利益になります。煙幕が終わる頃には消耗品の準備もかなり進んでいるはずなので仕切り直しです。
煙幕を使って転舵するときはちゃんと隠蔽状態になってから転舵を始めてください。せっかく煙幕を使っているのに抜かれていては本末転倒です。
煙幕と工作班を併用するときも同様に、隠蔽に入ってから工作班を使わないと煙幕内で燃え続ける羽目になりかねません。
通常だと発見されて通行料を取られるような島の前を通ったり最短距離で駆け抜けたいときも有効に使えます。機動面で他戦艦と差を付けましょう。

・煙幕の利用(対航空機)

航空機に襲われたときも攻撃を受けたくなければ煙幕で拒否するのも良いですね。
敵機が明らかに自分を攻撃しようとしているなら対空射程に入ってから煙幕を使えば一方的に対空攻撃ができます。もし敵機が見えなくなるようなら自分の航空機を上げるのもアリです。コロンボより対空射程が長いので嫌がらせの効果が大きいです。
ただ煙幕内でも上手い空母乗りは当ててくるので過信は禁物です。回避運動は怠らないようにしましょう。むしろその回避運動中に敵戦艦等に痛いのを貰わないようにする方がメインと言ってもいいかもしれません。
上でも言いましたがこの艦の煙幕は自由な機動を保証する為のものであるべきです。

・駆逐艦の直掩

味方駆逐艦が敵の駆逐艦と当たりそうなときは強気にいきましょう。そういうとき私は駆逐艦の6㎞くらい後ろにいることが多いですね。まぁでも距離は状況によりけりです。
会敵してすぐに大きい一撃を入れられれば敵駆逐艦が撃つのを止めて隠蔽に入ろうとするかもしれません。そうすれば味方駆逐が一方的に撃てるボーナスタイムです。
駆逐同士の戦いは空母の介入が勝敗を分けることも多いのですが、戦艦の対空圏を味方駆逐の近くに置くことで多少のやりにくさは与えられるはずです。
1発撃ったら思考を生存に寄せていいと思います。30秒後にもう一回撃てるとは思えないですからね。
当然魚雷を受ける等のリスクは大きいものになりますが、そういう無理を通しやすいのがシチリアです。というか通さないと他の戦艦に差をつけられません。
ただミリ残りの敵駆逐を味方が倒しに行ってるとかだと、自艦が近づいてくることで早めに逃げられて見つけられなくなると厄介です。援護が必要かどうかは判断しましょう。

総評

正直なところ現環境ではコロンボの方が強いです。HEが弱すぎるせいですね。
ただ、とにかく排気煙幕が優秀でシチリアならではの動きができるので決まると気持ちよくなれます。皆さんもシチリアを手に入れたら自分なりの変態ムーブを開発して私にも教えてください。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。

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