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【World of Warships】有利が取れた後の戦艦

ここでは自分がいる側で何らかの有利が取れたと仮定します。その後どのように有利を活かすかの話をしようと思います。


○capエリアが取れたら

制圧戦のcapは取れたからといって試合に勝つわけではないのでそれに安心せず、cap を維持するかcapがあることを活かしてさらに有利を拡大しなければなりません。
戦いはその場だけではなく反対側が押されている、あるいは将来的に押される可能性があるためそれを補うために自分側で敵が挽回不可能な勝勢を作るのです。

○取った cap を固める

戦艦で cap を守ろうとしたとき、理想は戦線を上げてしまうことです。capエリアに自軍が近付き敵が遠ざかる、単純です。
戦線を上げるにあたって概ね2種類の方法があります。直接的なものと間接的なものです。

・直接 cap を守る

自分の体で cap 内かその正面に構えることです。戦艦が居座っていて周りにも複数の艦がいるようなcapを取りに行ける駆逐艦はいません。
この方法は集中砲火を浴びやすいので状況を選びますが、生きている間は守れます。また、味方駆逐艦の負担軽減も狙えます。
足を止め続けるのは危険なのでそのまま敵を押し込んでいくか、撃ち合いが有利でないなら引き撃ち姿勢を作るのも手です。できればcapエリアより敵陣側に入り込んでから姿勢を作ることで、多少引いてもcapを守れるだけの縦深を確保したいですね。
守るだけで良い状況なら時間は味方であるというのは頭に入れておいてください。

この位置で駆逐艦同士がcap付近で会敵するなら有利
普通はそこまで近づいてこないのでポイントが回りその間は有利
射線か視界を切る算段はしておきたいところ

・間接的に cap を守る

敵巡洋艦や戦艦が cap に入ろうとしたり駆逐艦を援護しに来たときに、その行動を阻害する位置に付くことです。cap エリア 正面からは外れてその横手に付ける形になります。
直接的なものより自艦の安全性が高く、近づいた敵の側面を突く形になるため火力も活かしやすいです。
さらに押すにも引くにも動きをとりやすいので、味方の駆逐艦等の前衛が元気ならこちらの方が良いかもしれません。

大型艦がcapに近づいてくるのを防ぐ
そのままプッシュしていくのもやりやすい

どちらを選ぶかは敵味方のヘルス状況などを見て判断してください。

○撃ち合いで有利が取れたら

撃ち合ってヘルスなり隻数で有利が取れたら、消耗品の状態と相談しつつできるだけ間を置かずに戦線を上げましょう。敵に時間を与えることは良い位置を確保されたり苦しい状態から立ち直らせてしまったりします。
特に増援が来る前に畳み掛けることです。残った敵艦と増援艦のクロスが厳しくなるまでにどれだけ上げられるかが勝負です。
上げた戦線は射線を確保するためのスペースや引き撃ちの猶予距離になります。ヘルスが苦しくなった味方の安全圏を作ることにもなります。
また、残った敵の火力が高いなら味方との足並みを揃える必要があります。焦る気持ちはあるでしょうが、自艦がフォーカスされて沈むことは敵の逆襲の契機になるかもしれません。

こうなってしまえば C はそうそう踏み返されない
駆逐艦がcap維持の為に無理しなくてよくなる

・内側からの支援

プッシュするとなったときに外周から進むのは必要なのですが、それだけでは引き撃ちされ続けるのでいずれ有利を失うおそれがあります。
そうならないため内側からAPが強い艦を差し込めると強いです。これには隻数は必要ありません。
大きな一撃を入れられれば敵のヘルス管理を崩せるかもしれませんし、こちらに撃ってくるようなら外周側が撃たれずに前進することができます。
これをやるときの注意点は視界を取り続けられないようにすることです。駆逐艦に見られたり空母に絡まれるとただのフォーカス対象になりかねないので割と艦を選びます。排気煙幕を持つイタリア戦艦、長距離でも打点があるスラヴァ、バーモントなども適性が高いと思います。
距離感と射線(反対側のものも含む)には十分気をつけてください。どんなときもそうですが味方全体の位置が一直線に並ぶようにすると良いでしょう。
この立ち回りは有効ですが難易度は高いです。無理そうなら外周から行くのが無難です。

敵の引き撃ち艦が味方外周艦を撃とうとすればオハイオから腹が撃てる
オハイオが撃たれるなら外周艦が楽に前進できる
射線やヘイト管理が難しい

・視界が一方的で敵の引き撃ちに付き合うのが嫌なとき

隠蔽状態のまま前進するのも良い手です。視界を取られている敵はだいたい下がっていくので無料で戦線が上げられるかもしれません。
今、ここで撃ち合うことがポイントや時間的に必要かどうかで判断してください。

ブルゴの消耗品が準備中等でそのとき撃ち合いたくないとしても
視界が有利なら撃たずにラインだけ上げておけば
引き撃ちの猶予が大きくなり、後でその分だけ足止めしやすい


○有利が取れた後のサイドチェンジ

慎重な判断が必要です。このゲームは基本的に自軍の制圧面積を増やして勝つものなので、前進が可能な場所とタイミングを放棄してまで横移動に時間を費やすと全体の不利に繋がりかねません。
有利にはなったが押しきるのが難しいと判断して反対側で有利を作りに行くというならアリだと思います。先に述べた内側からの支援を兼ねるのがいいでしょう。
その場合はある程度守れる戦力がそこに残るというのが条件でしょうか。逆襲を許すほどの数がサイドチェンジしてしまえば意味がありません。

大挙して移動した先で敵を潰し切れればいいが、
そうでなければ C 側に残った味方は沈み C cap も取り返されたうえ囲まれて詰む

・どうしても必要な場合

そういうことは確かにあります。通常戦のcapが踏まれるとか、反対側の突破を許すと自軍の押す側の側面を短時間で突かれるなどというときなどです。
そういうときは自分一隻が防衛に加わってその状況が解決するかを考えて、プッシュを続けることと天秤にかけてください。

・そうする消極的な理由

自分のヘルスが少なくなっているときです。押し切るにはある程度のヘルスが必要になるのでそこに参加して火力を出すことは難しいでしょう。
移動している間に修理を回せば回復する頃には目的地に着くはずです。隠蔽状態をメインにして、少し余裕ができたらAPで大きいのが入る敵にたまに撃つといいと思います。

○まとめ

・自軍 cap を敵が踏み返しにくい形を作る
・撃ち合い有利ならできるだけ間を置かず戦線を上げ、できたスペースを有効活用する
・自軍の制圧面積を大きくすることを主に考える
・中盤以降もサイドチェンジは慎重

有利を取った後の動きは試合に勝ちきれるかどうかを決める大事なものです。途中まで良い展開だったのに最後に逆転されたという試合が多いならその辺の判断を誤っているかもしれません。
そうならないために有利を磐石なものとし、戦果拡大を怠らない様にしましょう。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。


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