おでんを作るのが下手な母親の家庭に生まれた結果

私はおでんが嫌いです。

最後に家でおでんを食べたのが
いつか思い出せないほどに、
小学生の低学年か、中学年を最後に、
35年以上食べてないと思います。

おでんを嫌いになった理由は、
2つの要因の重なりからでした、

我が家は、割と厳しい家庭で、
すこぶる食事のマナーに関しては、
箸の持ち方が正しく出来ていないと手を叩かれたり、
テレビを見ながら食べてはいけないという
家庭でした。


そして、直接おでんに結びつく厳しさは、
食事中に水を飲んではいけないというルールでした。

これは、水で流し込むことで噛まなくなる、
というのが理由でした。

二つ目の要因は、母親が大雑把だったことです。

それでも料理は上手い方だったと思いますが、
おでんはその料理の裏の理由としても、
具材を入れて、出汁を入れて煮るだけ、
という手軽さ、気軽さにあったんでしょうけど、
タマゴやじゃがいもが、丸のまま、切られずにはいっていたのです。

この時点で察しがついた方は、
きっとクイズ王になれます。応募してみてください。

じゃがいもとタマゴ、
この2大水分吸収食材が、ひとたび口に入ると、
スポンジのごとく、口内の水分を全取りするわけです。

そうすると当然口の中から水分がなくなる。
その内乾いたジャガイモで喉が詰まり、
さすがにそうなれば、水を飲んでもいいのですが、
拷問のようなのです。

もぐ、もぐ、もぐ、
ごほっ、ごほっ。。。
ごくっ、ごくっ、ごくっ、
はぁーはぁーはぁー、(死ぬわ)

の永遠ループな訳です。

姉も妹も同じように苦しんでました。
それに見かねた母。

その光景が何度か続いた後、
おでんは我が家から遠のいて逝きました。

今でも、姉妹にその話をすると、
やはり覚えていて、彼女ら自身も、
おでんは作らないといいます。

料理の好き嫌いは、
育った家庭の影響を大きく受けますが、
自分がおでんを食べないのは、
間違いなくこの家庭に生まれ育った事が原因だと、
科学的にも証明できます(笑)

皆さんもそういった嫌いな食べ物のエピソード、
お持ちじゃないですか?

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