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向けられた怒りに対して

誰かから怒りを向けられたとき、頭が真っ白になるほど慌ててしまうという経験はないでしょうか。

それで余計にパニックになってしまい、怒りの対象となった出来事以外でも更に怒りを引き起こすようなミスなどを起こして取り返しのつかない悪循環にハマってしまうということは、多くの人に陥りがちな現象だと思います。

ではどのようにして怒りと向き合い、対処していくことができるでしょうか。

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まず前提として、どんな出来事でも、出来事そのものには基本的に意味がないと考えています。

例えばみんなから美味しいと言われているカレー屋さんがあったとしましょう。食べログでも高評価を得ているような人気店だったとします。

そんな人気店でもなかには美味しくなかったという評価を与える人間がやはり一定数生まれてくるものです。

なぜか。そのカレーがおいしいかどうかという判断を下す基準はあくまでも人の主観の中にあるからです。

これを怒りが起こる場面に置き換えてみましょう。

例えば仕事でミスを起こしてしまったとき。同じミスであっても、上司の取る反応はそれぞれによって違います。

怒りを見せることもあれば、場合によっては首にされるかもしれません。あるいは全く怒られないこともあるでしょう。

このカレーと仕事でのミスの間にある共通点はどちらもやはり人によって取る反応は様々であるということです。

起きた現象に対して意味がないというのはこういうことで、結局は人間がそれぞれの主観で勝手に物事を解釈し、反応・反射しているに過ぎません。

そうした主観にまみれた世界の中で、僕たちがとることのできる行動は一つ。

自分で現象に対して自分の思うように反応・反射してしまおうということです。

他人がどういう反応をするかはコントロールできる範疇を超えてしまっていますから、そこに対して働きかけようとしてもどうしても不確定な要素が大きくなってしまいます。

反対に、自分がどういう反応をするかは自分次第です。心の持ちようによってはいかようにも変えられる。その自由は決して奪われることはありません。

ならば勝手に解釈しましょう。勝手にいい方向に捉えましょう。怒りになんて反応しないようにしましょう。

僕たちは自由です。自分を見失わず、頑張っていきましょう。

ありがとうございました。

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