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激務が怖くて内定先を蹴っちゃう?激務業界へ飛び込むときの覚悟

激務が怖くて内定先を蹴る、もしくはちょっと憧れる業界を受けないという選択肢をとる学生が多くなったそう。ビビリながらもプロフェッショナルファームへ就職する人へのエールとアドバイスを書きます。

激務が怖くて内定先を蹴っちゃう?

「戦略コンサルや投資銀行といったところの激務が怖くて商社に行っちゃう」という人がどういうふうに覚悟を決めるのかという質問をいただきました。

戦略コンサルや投資銀行に内定しながら、活躍できるか不安だから、激務なのが不安だから総合商社に入社するパターンが毎年散見されます。そこでどういう覚悟で戦略コンサル、外投資銀行に入社されたかご教示ください。また不安な人へのアドバイスがあればよろしくお願いします!

なんとなく受けてみたら受かっちゃった、そういうかたもいると思います。

僕が覚悟を決めたとき

僕はやりたい職業だった株式アナリストの部署から内定がもらえたので、「夢の職業に就ける」というのが前提としてありました。そもそもやりたいことがあって、それをやれる場所にいけるなら本望で、他の職種となりえる他業界を選ぶということはありえませんでした。

一方、やりたい職業に就くだけなら他の証券会社でもよかったはずです。もともとは安定していそうな日系証券会社を志望していましたし、両親もそれを望んでいました。

そんな中、偶然にも外資系証券会社に内定をもらいました。なんとなく外資系はリストラがすごいというイメージだけあり、活躍できる自信も特になかったので、その点では僕も多くの人のように不安でした。

ただ、外資系証券会社に新卒でいけるなんて、多くの人が体験できないレアな機会です。もしダメだったとしても人生の面白いネタになるな、と思いました。一応は内定がもらえたのだから、僕にもなにか光るところはあったんだろうし、万が一にもうまくいけばアップサイドはすごそうです。

一方、クビになるなり逃げ出したくなるなり、うまくいかなかったときはほかの証券会社に転職はできるだろうと思えば、ダウンサイドは限定的だと考えました。その場合、見る目がなかった面接官が悪いんだと思おうと決めました。

「やりたいことにチャレンジできて、ダウンサイドは限定的、アップサイドは無限大!ならとにかく当たって砕けろ!砕けたら残念だけどしょうがない!」くらいの気持ちでした。覚悟といっていいのか…

不安な人へのアドバイス

不安な人へのアドバイスとしては、やりたいことやって、別にダメだったとしてもいいじゃん。捨てる神あれば拾う神あり。とにかく一生懸命がんばっておけば、ダメだったとしてもなんとかなるから大丈夫。ということでしょうか。

実際、自分は株式アナリストとしては大成はできなさそうだという現実の前で、違う場所で新しい機会を探そうと思った時、やってみたかった・やってみたくなった戦略コンサルティングファームへ転職できました。今振り返るとそちらのほうが向いていたかもしれませんが、たくさんのことを学び、鍛えてもらった証券会社の経験が無駄だったとは決して思いません。

無責任にチャレンジしろとは言えません。そもそも始める前から不安をコントロールできない人には、そうした厳しい環境の会社には向いていないかもしれません。それに総合商社にだって、きっと素敵な仕事があるでしょう。

ただ、過剰に恐れる必要もないよとだけ、伝えたいですね。

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