お菓子のかがく【004】

お菓子作り業界では大変有名な、津田陽子さんの本。

津田陽子さんの他のレシピ本も読んだことあったんですが、今回は「かがく」という単語にひかれて読んでみました。

「科学」であり「化学」と言われるようにお菓子作りって料理とまた全然違うんですよね。(料理も実はそういうものなのかもしれないんですが・・)

よくあるレシピ本とは違い、掲載されてるレシピは9つで、つくり方の種類によってそれぞれのポイントをQA形式等で細かく丁寧に解説していく、といった感じです。お菓子作りに慣れてるひと向けです。材料や手順がけっこう多いので、慣れてないひとは力尽きてしまうかもしれないです。

この本に載ってるバターシフォンケーキと、ミモザを作ってみました。
バターシフォンケーキは家族に100点満点と高評価でした。その名の通りシフォンケーキにバターを入れるレシピなんですが、シフォンのふんわり感そのままでバターが香るんですよ…!ちょっと予想を超える、でもどこか馴染みのある美味しさでした。
ミモザはドライフルーツの入ったバターケーキなんですが、つくり方の随所に、今まで読んだことのあるレシピに無い方法が出てきます。ほんとにこれでいいのか…?と思いつつ作ってみたところ焼いてるときの香りが尋常じゃない位良く、寝てたこどもが起きてくるほど。手前みそですがこれは近所のやる気のない(失礼)ケーキやさんに勝てる!と勘違いするくらいいい出来でした。

ただ、前述のように材料は使い切りとは無縁の分量感で、型も、富澤商店にはあってもホームセンターには置いてなさそうなものを使ってたりします。

でも出来上がったお菓子は美味しかったので、お菓子作りに慣れてて挑戦心がある方はぜひ読んでみてください。

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