表明式

今日は個人的に嬉しい出来事と情けない出来事が重なって収拾がつかないが、一先ず前向きに考えることにした。
台風も来ているし、家でおとなしく過ごすのが吉だろうか。ライブハウスに行く予定も取りやめたので、家で酒を飲もうと思う。

ところで、本日は新譜”Object”の発売日である。
いつだって音源が世に出るタイミングは期待と不安で胸がいっぱいになる。
聴いてくれた人たちの反応とか、感想とか気になって落ち着かない。

今後、セルフライナーノーツにも書かれるだろうけど、今回の新譜は固定概念から脱する新しい挑戦だった。
2ndでシューゲイザーに振り切り、3rdになる今作ではサイケやインディポップにも影響を受けた新曲群となっている。

音楽をジャンルで区分けするのは非常にわかりやすく、聴き手にとっては馴染みやすくなる。
だが、一度括られてしまうと、その固定イメージから抜け出せなくなる。
特にシューゲイザーはその傾向が強いし、そこから抜け出せないバンドをいくつも見てきた。
ずっと好きでそのジャンルを突き詰めているなら良いのだが、それしか出来なくなると先は短い。
往年のシューゲイザーバンドが無理やり方向転換しようとして失敗し、解散した事例も少なくない。

自分たちは所謂「シューゲイザー」を期待されているのか、どうなのか。
そう思うことも少なくはなかったし、良い意味でも悪い意味でもどっち付かずで振り切れていない感じが今まではあった。

今作を通じてバンドとしてどこか振り切れることができたし、成長できたと思う。
まだまだ先に進める自信もついた。自分のギターに対しても可能性をもっと感じることができた。

まだまだ駆け抜けてみせます。やっぱり今日はギターを弾こう。