TOKYO CITY

今日はセミナーを受けに行くため、朝から日本橋周辺に来ている。
沢山のサラリーマンやOLが行き交うこの街で働きたいと憧れていた時期が自分にもあった。社会に出て華やかな世界を見てみたいと思っていた。
今、思い返すと青臭く若い思考だなと思う。

そんな自分も働き始めて早7年も経つわけだが、流石に華やかな世界が自分に合わないことくらいは理解できた。

綺麗なオフィスビル群、スーツやオフィスカジュアルを身に纏って颯爽と歩くビジネスマン。
どこか自分と照らし合わせては無駄な劣等感を感じていた。同じ社会人なのにまるで自分とは別世界の人たちのように感じて。

華やかに見える世界にはそれなりの苦労と努力が必ずある。努力を重ねなかったらそれなりのものしか手に入らない。
自分の身の丈にあった生活と価値観を持ち合わせられたら良いのだが、逆に停滞したまま浮かび上がれない苦しさにも気づいた。

でもこちら側の世界に身を置いていたら、音楽とは無縁な人生を歩んでいたかもしれない。それなりにお金貯めてゴルフとかやったり、車買ったりしてたかもしれない。それが良いか否かはわからないけど、少なくとも今の自分からは想像もつかない。

自問自答しても答えは出ないけど、バンドをやりながらも今の生活をどうにか保てている自分に悔いはない。いつも自分に問いかけては改めて再確認する。

心なしか晴れやかな気分です。
午後も頑張ろう。