Sobs

来年1月に来日するSobsのジャパンツアーのサポートが決まった。
Sobsは本当に大好きなバンドだし、彼らのアルバム“Telltale Signs”は今年のベストアルバムには間違いなく入る。
アジア圏のバンドを漁るようになったのも彼らがきっかけだった。自身の焦りも感じたし、衝撃も大きかった。
縁があって今回共演させてもらえることになって、彼らがインタビューで挙げてくれたFor Tracy Hydeと揃って共演出来ることをとても嬉しく思う。

昨今、アジアの音楽シーンが注目を集めていて、ようやく日本でも雑誌で特集が組まれる程になった。
世の中の動きとしてはもっと早くて、様々なアジア圏のバンドが日本への来日ツアーを狙ってアプローチしてきている。
シンガポール、インドネシア、フィリピンは特に流れが速いように思う。台湾はやや落ち着いてきたかな。
日本も良い音楽が沢山あるのだが、至って閉鎖的なのでなかなか拾ってもらえないのが現状だ。

自分も様々な海外バンドを漁るし、それこそアジア圏のバンドも沢山聴いている。昨日もフィリピンのバンドを沢山漁った。
恐らく、自分と同じように日本の音楽シーンに興味を持って漁っている海外のリスナーが少なからずいる。
サブスクで世界中の音楽を好き放題に聴ける時代、これからは耳の早い海外リスナーにいかに拾ってもらえるかがカギとなってくる。
可能性は無限大にありつつも、非常にシビアな世界だと思う。国内外のライバルに負けないような強靭さを持たなければならない。

最近ではイタリアで自分達を知ってくれて推してくれている人がいたり、チリやインドネシアのファンからFBでメッセージが来ることもあった。
本当に嬉しいし、ありがたい話だなと思う。限られた情報をもとに調べて聴いてくれているわけだから。
海外での評価が全てでは無いし、あくまでも自分達は日本のバンドであることを忘れてはいけない。
日本から生まれる音楽だからこその良さを大事にしつつ、もっと良い作品を生み出していけたらと思う。