常識の話

「そんなこと当たり前」「そんな普通の事もわからないのか」と色々な場面で言われることがある。
またやらかしてしまったな・・・と都度反省するし、「常識外れ」というレッテルを貼られるのは一番刺さる。出来ればそうならないような行動を心掛けたいのだが、なかなか難しい。

自分も友人と話している時に「普通はそうするよね」「当たり前だよね」とつい口走ってしまう癖があるのだが、そもそも「普通・当たり前」とは何なのか。誰が決めたものなのか。

自分が考えている「常識」や「普通」は誰もが同じとは限らない。
身を置いている環境によって変わるし、それこそ育った時代背景だって関係してくる。
自分にとっての「常識」が相手にとっては「非常識」だということすらある。

もしかしたら、自分の価値観に基づいて、相手に強要するための言葉でしかないのかもしれない。
それでは「偏見」と「常識」は何が違うのだろうか。世の中には「普遍的な常識」は存在するのか。

だいぶ飛躍して哲学的な話になってしまったが、この手の話は人によって解釈や結論が異なるものだ。
価値観だって人それぞれ異なるわけだし、「常識」や「普通」の捉え方も人それぞれ違うわけだ。

みんなそれぞれ正しいのよね。自分の中では。
相手がどういう考え方を持っていて、自分は自分の価値観の下でどう応えれば良いのか。

自分の中でも1つの結論が出ているわけでは無いけど、これから仕事やプライベートで色々な人と関わりを持つ中で、意識していくことが物事を円滑に進める上で大事だなと思うわけです。