ここ最近のライブのあれこれ

随分とブログを更新できていなかった。色々と慌ただしくもあり、落ち着きの無い日々が続いていたように思う。
どこから振り返れば良いのかわからないので、一先ず直近のライブの話でもしよう。

6/16
この日はシンガポールのCosmic Childと香港のThudの来日公演に出演した。場所は久しぶりの新宿NINE SPICES。
元々のタイムテーブルがタイトなのにも関わらずリハで押しまくるというハプニングがあった。
しかも共演者のアイドルは前物販があって、スタートは推せないという事態。PAもブチ切れており、異様な空気のままライブが始まった。

我々はというと同期を取り入れた新曲を初披露し、かなりの手ごたえを感じることが出来た。
For Tracy Hydeもトラブルはあれど、相変わらず新曲が良かった。櫻の園という曲はいつ聴いても素晴らしい曲だ。
Thudは会場の音響環境に苦戦しつつも、理想的で素晴らしいシューゲイズだった。
個人的にはマイブラよりも感動したし、心を揺さぶられた。音に包まれる感覚がたまらなく心地よかった。
そして、Cosmic Childのライブがこの日はどの出演者よりも圧倒的だった。
Cosmic Childにとっては最初で最後の日本ツアーになると話していて、ステージの熱量と気迫は凄まじいものがあった。
ライブ後にぶっ倒れて介抱されるBoの姿を見て、彼らにとってもこのライブがベストアクトだったのだなと察した。

終電で帰るはずが打ち上げに残ることになり、近場の安酒飲める店へと向かった。
イギリスからCoffee BreathのギターのRyanが来日していて、ライブを通じて仲良くなったのだが、
彼が翌日に帰国するという事で、夜通し飲むことになったのがきっかけだ。彼が行くなら残ろうと。
そして打ち上げでは言葉は違えどシューゲ好き同士で楽しく酒を飲んだ。
Thudは翌朝6時の飛行機で帰ることを嘆いてテンション下がっていたのに、アフターパーティーでは一番盛り上がっていたように思う。そして深夜3時前に解散。
気が向いたので新宿から椎名町辺りまで1時間半程歩き、夜明け頃にタクシーに乗って帰宅した。

自分達が海外でライブをする機会がこの先あるかはわからない。
それでも音楽を続けていれば、いつかまた彼らと再開できると思う。
いつも思っていることだけど、少しずつバンド同士の繫がりを広げていきたいし、共にアジアのバンドシーンを盛り上げていきたい。

6/23
1年ぶりに高円寺HIGHの恒例イベントTotal Feedbackに出演した。
なかなかタイミングが合わずに1年近く経ってしまった。東京近辺のシューゲイザー御用達の箱だ。

この日は何故だか緊張感でリハからそわそわしていて、気持ちを落ち着かせるためにお酒片手に散歩したりした。普段あまりそういうことをしないはずなのに。
同じく高円寺でライブをしていたfree,I doのいっきさん夫妻と会ったり、COLLAPSEのイースタンとお酒を交わしつつ良い気分のまま開演した。

The Waterfallsやスプールが良いライブをしていたおかげで妙に緊張したし、いつもより多く出番前にお酒を飲んでいた気がする。
ライブ自体はバシッと決めることが出来たので良し。ここ最近で一番良いライブが出来た感触があった。
デカいステージだから良いというわけでは無いのだが、自分の音が気持ち良く響く箱は好きだし、テンションが上がる。

終演後はSPOOLのギターのすみちゃんの誕生日を皆で祝いつつ、程良い時間で解散して帰宅した。
仲良い友人達に囲まれて良い打ち上げだった。こういうの久しぶりの感覚だったかもしれない。

ここ1~2年でシューゲイザーやインディポップの界隈にも知り合いや友達が増えてきた。
飲みに行く機会も増えてきたし、仲間が増えていくのは嬉しいことだ。どんどん広がっていってほしいと思う。
1匹狼で出来ることなんて無い。メンバーだったり、仲間のバンドや友人達に支えられてこそ前に進めるのだ。

7/14
昨日は下北沢THREEで昼ライブ。いつもライブを観に来てくれるクワタさんの企画。
対バンのplumsもmishcaのライブはとても心地よかったし、雨の日にも関わらず沢山の人が足を運んでくれて嬉しかった。
自分はというといつも通りテンション高く弾いていたらギターのPUセレクターを壊すハプニングもあったが、概ね良い感じにライブを終えることが出来た。
終わった後に色々な人に褒めの言葉を頂き、嬉しい反面でもっと頑張ろうという気持ちにもなった。
ライブをやる度に手ごたえを感じるし、今の自分達が進んでいる方向が間違っていないことを再認識できた。

自分達がどういう立ち位置で、どういう見られ方をしているのかは正直わからない。それでも昨日のplumsやmishcaのように対バンを喜んでくれる人たちがいるのは本当に嬉しい。

誰のために音楽をやるかと聞かれたら、そりゃもちろん自分の為なのは間違いない。
それでも周りで評価してくれる人たちのおかげでバンドの価値を実感するというか、そういう人たちの思いにも応えたいと思える。
本当に幸せなことだなと思うし、期待に応えるために切磋琢磨したい。

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次のライブは来週22日(月)の新代田FEVER。I Mean Usという台湾のドリームポップバンドの来日公演に出演する。
I Mean Usとは時折メッセージを交わすのだが、本当に良い人達なので是非とも仲良くなりたい。本当に楽しみな日だ。