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I Mean Us

月曜日は新代田FEVERでI Mean Usの来日公演だった。
大好きなバンドのサポートをするのはいつだって緊張するもので、なんだか朝からそわそわしていた。

家のあれこれを済ませて早めに会場入りしたら、ちょうどI Mean Usがリハをしていた。
既に貫禄があり、とにかく良い日になりそうな予感が凄くあった。
少し押し気味でリハが始まったけど、自分達はいつも通りスムーズにリハを終えた。FEVERはやはりやりやすい箱だ。

リハが終わっていつもならえるえふるに行くところだけど、I Mean Usのメンバーも皆揃っていたのでしばし談笑。
彼らは各バンドにサイン入りのCDをプレゼントしてくれた。俺は嬉しくて思わず彼らのTシャツを買いに走った。
I Mean UsがSXSWに出演したり評価を受けるのは、音楽性の良さは勿論だけど、人柄の良さもあるのだなと思う。
Vo&GtのChunが自分のボードに興味津々だったので、お互いのエフェクターボードを見せ合いながら、機材トークで盛り上がった。
国は違えど、機材の話は盛り上がるものだ。Wairus Audioの電源は時代遅れだと話していたし、実に面白かった。

初ライブのMorningwhimのメンバーもとても良い人達だった。
音源をリリースしたいという相談を持ち掛けたことがきっかけで、今回のO.Aの話が舞い込んできたらしい。
いきなり満員の新代田FEVERでライブは緊張しただろうな・・と思っていたら、案の定でした。
彼らもまた物腰柔らかで人柄が凄く良かったし、その雰囲気が見事に音楽に表れてた。優しいギターポップだった。

正直に言うと、自分の目指している方向性であったり、鳴らしている音に対して自信が無くなる事が最近はあった。
誰かが向かう先を照らしてくれるわけではない。真っ暗な中で正しい道かどうかも見極めないといけないし、悩みがあった。
それでも終演後にI Mean Usの皆が絶賛してくれた言葉が本当に嬉しくて、少しばかり自信が持てた気がした。
言語は違っても、音楽は伝わるんだなと。まだまだやれると思った。やらなければならないと強く思った。

俺は別に海外バンドに媚びを売りたいわけでも、縋りたいわけでも無い。
音楽を通じて国内外問わず友人が出来ることがただ嬉しいだけだ。

自分がそう思うようになったのは、去年の6月にFree,I doのいっきさんが台湾のDoZzzのギターのshengweiを紹介してくれたことがきっかけだった。
その時は彼と全然話せなくて、お互いにenvyのTシャツを着ていて最高だねと言い合った。むしろそのくらいしかコミュニケーションが取れなかった。
ちょうど同じタイミングで英語を勉強し始めたので、英語の練習がてらShengweiや他の海外バンドとコンタクトを取るようになっていった。
長らく放置していたFacebookを更新し始めたのも、その時期だった気がする。自分にとっては大きな転機だった。
彼とはフジロックで再会する予定だ。もし会えたら一緒に乾杯でもしようかなと思う。

ちなみに次のライブはUSのNIIGHTS来日公演のサポート。本編は見れなくて残念だけど、彼らと会えるのが凄く楽しみだ。