転機

1月に入って職場でまた一人、若手の社員が辞めていった。
他人の事情は知らないが、人生長いのだから色々なことに挑戦してみるのも良いと思う。
今年は本当に沢山の人が職場を後にした。そういうタイミングなのだろう。

職場が嫌で辞めることが頭をよぎることもあったが、仕事を辞めてもっと稼げるほどのスキルは自分には無い。
潔く自分のやれることを精一杯頑張って、細々と働き続けるのがベストだとは思っている。
何が自分にとっての長所なのか、短所なのか。改めて見直すのも良いかもしれない。

ちなみに昔から俺は不器用だし、手際が良いタイプの人間ではない。
「何でそんな当たり前の事も出来ないのか」と今も昔も言われ続けているし、自分で思うことも沢山ある。当たり前とは一体何なのか、普通とは何なのか。

幼少期にあまりに不器用で運動神経も無く、人付き合いも下手だったので、自閉症ではないかと疑いがかかったこともあった。失礼な話なのだが、頷ける部分もそれなりにある。
その頃の記憶はあまり残っていないが、人と仲良くなるのが下手で引きこもりがちだったと思う。

他の人よりも何倍も時間をかけないと同じレベルに達しない。
勉強も運動もそうだった。出来ないことが悪とされ続けて、ずっと自己肯定感が低いまま育った。

自分に自信が付き始めたきっかけは高校受験で第一志望に合格したことと、自分の意志で軽音部に入ってバンドを始めたことが大きいと思う。

「お前の人生を変えたのがバンドだ」と父親と初めてサシで飲んだ時に話してくれたことをよく覚えている。今の自分を作り上げたのはバンドの経験があってこそだと。
決してギターの技術があったわけでも無い。だが、コピーとは言えど人前でギターを弾き、表現することが自分にとってはとても大事なことだった。

短所ばかりでは無くて、自分の長所を大事にしようと思えたきっかけがギターであり、バンドだったと思う。それは今でも変わらない。俺には俺にしか弾けないギターがあるわけだから、それは最大の長所であり強みなわけだ。

まずは自分に出来ることを頑張る。自分の強みを理解して活かすこと。
この先の人生を生きていく上で大事なポイントになっていくだろうなと思う。

LightfoilsとFauvelyの招聘に関しては無事に終わってからまとめよう。
ビザ発行も含めて来日まで円滑に進むことを願う。あとは予約が沢山入りますように。