節目

今日、職場に退職願を出してきた。

実は2月中旬に栃木転勤の内示を受けたのだが、生活環境を移せないので、3月末での退職を決めた。

もちろん、簡単に出せた決断ではない。悩んだ末の苦渋の決断だった。

今年で正社員で働き始めて10年目。
自動車業界を希望して、一番最初に選考を通過して入社したのが今の職場だった。
第一希望だった某完成車メーカーを最終選考で落とされた苦い思い出も懐かしく感じる。

今回、栃木に呼んでくれたのはかつての上司であり、入社してから一番お世話になった方。
未だ期待を持ってくれていたことには本当に感謝したい。

2年前まで上司だった総務課長とも面談をし「辞めてからライブハウスで働いたりするなよ」と冗談交じりで言われたが、残念だという感情が溢れんばかりに表れていた。自分の成長を見込んで面倒見てくれた上司だ。不出来な自分を何かとかばってくれて、かつ色々な経験を積ませてもらったことに改めて感謝したいと思う。

自分にとって一番大事なのは生活と家族のこと。仕事だけが全てでは無い。
私は私自身と家族の生活を守るために仕事をする。如何なる時でも守り続けなければいけない。
もう私一人だけの人生では無いし、自分がどこに身を置くべきかを考えれば自ずと結論は出る。

また、今の部署でのアンマッチからメンタルを壊しかけたのも一因としてある。
ちゃんと健全な身体に戻していくためにも、今の環境を変えることが大事だと思うようになった。
このまま居続けても良くはならない。自分を引き留めるものが何もない以上、無理して今の環境に居続ける理由もなくなった。

今回の決断に関して、背中を押してくれた妻には感謝の気持ちしかない。
4年前にバンドをクビになった自分に今のバンドへの加入を勧めてくれた時と同じだ。
そういう時は大抵良い流れが来ると思っている。自分自身が変わるタイミングだ。

初めて経験する転職活動には大きな不安と期待が入り混じっているが、迷いはない。
これからが正念場であり、頑張り時だ。