新しいやり方

連休前最終出社日。今朝はいつもより早起きして職場に向かったら、スーツケースを持った人たちで異様にごった返していた。
それらが全てコミケに行く人たちであることはすぐにわかった。毎年コミケとライジングサンの話題になると夏休みが来たんだなと実感する。

先日、我々のバンドはアルバム発売日にYoutubeに全曲公開するという新しい取り組みを行った。
リスナーの音楽の聴き方が徐々に変わりつつある中で、Youtubeへの公開は必ずしもマイナスでは無いと考えた。
海外では特にYoutubeやサブスクリプションが主流だと思うし、いかに拾ってもらえるかを考えるならば間口は広いほうが良い。

実際に自分もApple Musicを使い始めたのはごく最近のことで、それまではYoutubeやbandcampを通じて音楽を漁っていた。
恐らく自分と同じような聴き方をする人が少なからず国内外にもいるのではないかと思う。耳の早い人たちにどうすれば知ってもらえるのか。

イタリアの激情HCでRaeinというバンドがいるのだが、彼らが2015年にPERPETUUMという新譜をリリースした時に、
Bandcampにname your price(投げ銭)でアップロードしたことに驚愕したことがあった。
1人でも多くの人に聴いてもらいたいという姿勢故だと思うし、フィジカルが欲しい人は絶対に買いに来るはずだからだ。
良い音源をいかに広めるか。拡散させることができるか。そこにどれだけ力を注げるかが問われる時代になってきた。

ちなみに海外でのSNS普及率を見ると、フィリピン・タイ・インドネシア・ブラジル等ではインターネット利用時間が高く、普及率が高いそう。
特にFacebookとYoutubeのシェアは高い。日本ではTwitterを使った告知が多いように思うが、海外目線で見ると違う解釈になってくる。
どちらにも幅広く対応できるにこしたことはないが、どこまで視野に入れるかは見定めないといけない。

どこまでやれるだろうか。今が踏ん張り時である。