新しい音楽の在り方

我々がこよなく愛するライブハウスの閉店が各地で相次いでいる。
ライブハウスに限らず他の中小企業も同じくで、ぎりぎりの運営で賄っていた企業は次々と倒産しているのが現実だ。恐るべきコロナ不況である。

この大規模なパンデミックが収まったとしても、以前のような日常は戻ってこない。一度ついてしまった悪評を拭うには相当の時間がかかるわけで、世間一般にライブハウスが危険ではないという認識が浸透するのは数年先かもしれない。

だが、この状況に絶望している場合ではない。音楽に近しい立場の自分たちに一体何ができるだろう。バンドに出来ることは何だろうと。

一番は諦めずに活動を続けて、新しい音楽を生み出していくことだと思う。
明確に何とは言えないが、音楽の楽しみ方や活動の仕方を考えて見直していくべきタイミングに差し掛かっているのかもしれない。ライブ文化を大事にするのは当然だけど、固執しすぎてもいけない。

とは言え、緊急事態宣言が解除されたら、真っ先にお世話になってるライブハウスに足を運びたい。お酒でもランチでもなんでも良いから、お金を落として力になりたい。そう思う人が周りにも多いとわかっているから、今の環境に絶望感なんて抱かない。絶望するくらいなら前を向け、出来ることを考えろと思うのだ。