自粛

世の中は自粛ムードで暗雲が立ち込めているのだが、LightfoilsとFauvelyの来日ツアーは予定通り実施することにした。
今、自分がやるべきことは最大限コロナウイルスに配慮した上でツアーを無事に完遂することだと思っている。どこまで出来るかわからないけど、最善を尽くしたい。

昨日もFauvelyのSophieやLightfoilsのNeilとメッセージをやり取りした時に、日本でのライブを本当に楽しみにしてくれていることを改めて感じた。渡航制限に関してはこれ以上のレベルが上がらないことを祈るばかりだと。

何でもかんでも自粛すれば良い話でもないし、何を基準に判断すれば良いかも曖昧な状況。それこそ今、正常な判断ができている人はどこにもいない。どれも政府に対する批判と悲観的な意見ばかりで何も見えてこないのだ。

自分もかつて大学のサークルの卒業ライブが震災で中止になった経験がある。
当時は節電対応のため、ライブハウスの公演が難しいという話で直前に中止にした。
皆が意気消沈し、暗い空気に飲み込まれてしまったのをよく覚えている。

誰のために、何のための自粛なのか。それが本当にすべきことなのか。
必死に悩んでもその時に答えは出てこなかった。未だによくわからない。

1つだけはっきりとわかっているのは、大変な時期だからこそ「前向きに物事を楽しむ」という気持ちを決して捨ててはいけないということ。

たかだか小さいツアー1つで何かが変わるわけではないけど、少しでも来てくれる方が楽しく前向きな気持ちを持てるような良いツアーにしたいなと思う。