キライ

とある3連休のお話

9/15
Teenagers Bloody KillinGの約2年振りのスタジオ。
本当に2年振りかと思うようなハマりっぷりで、拍子抜けてしまった。
そんなに難解なことはやっていないのだけど、もう少し初々しさが欲しかったような。
一先ず、10月14日に向けていいライブが出来る確証だけは得ることが出来た。

夜は三軒茶屋で飲みつつCharlotte is mineの面々に会いに行ったり、えんぴさん生誕祭に足を運んでみたり。
奈々さんのギターの音が凄く良くて、まさにUSインディーそのものだった。
この日は飲みすぎて終電を失くしてタクシーで帰宅。ヘパリーゼの重要性を実感する。

9/16
朝からベルリンのスタジオ。新曲を合わせたり、10/6に向けたセトリを確認。
新曲の手ごたえが良い感じ。もっと詰めれば格段に良くなるので、精進あるのみ。

夕方からはえんぴさん生誕祭@新宿NINE SPICESに行ってきた。
ANYOやRENAのライブに心を打たれた。流石としか言いようがない。
メンバーの方々に挨拶できたのも良かった。良い夜はつい酒を飲みすぎてしまう。

9/17
この日は昼間から下北沢へ。
新潟のMidnight Paradeの高橋さん、佐藤さんと一緒にKillieのワンマンライブを観に行った。
昼の部と夜の部があったのだが、我々は夜の部へ観に行った。
昼の部が終わった後の感想やらセトリやらの色々な情報がTwitterに流れ始めて、酒を飲みつつエゴサーチ。
先日発売されたベストアルバムの再現ライブだったらしく、夜の部への期待が高まった。
俺はというと、緊張もあってか酒を飲んでも酔えず。ずっと気を張っていたような気がする。
ライブはダブルアンコール含めて1時間半。ほぼノンストップのステージだった。
“悪魔の系図”からの“契約解除”の流れは圧巻。アンコールで”お前は労力”、ダブルアンコールで”脳死が俺の側に”
Midnight Paradeのお二人は勿論、birthの酒井さんやthe north endのエグチさんにも久々にお会いできて良かった。

ドリームポップやシューゲイザーを好んで聴いているけど、自分の根底にあるのはハードコアだと思っている。
言葉に表せないヘイトや負の感情を爆発させる。バンドと客の対峙のようなもの。
周りに沢山の客がいても、常に1対1の空間。叫んだり、暴れたり、黙々と涙を流していたり。
そしてライブが終わった後、晴れ晴れとした顔で帰っていく様が大好きだ。俺は黙々と噛み締めるようにライブを堪能した。

「今の時代、ロックバンドに需要なんてない。ロックが衰退していく頃に自分たちも居なくなる。」

Killieの伊藤さんがMCで言っていた言葉。
いつまでやれるかわからない故に、常に終わり時を考えなくてはいけないのかもしれない。
始まりがあれば終わりがある。終わりがあれば始まりもある。
ロックは終わらずに転がる石のように紡がれていく。それこそがロックンロールなのだと。
だからKillieは「ロックンロールバンド」と名乗っているのかもしれない。憶測だけども。

自分の原点を再確認したというか、思い出させてくれた1日だった。
週末のRosettaを観に行こう。KillieのTシャツを着て観に行こう。