光源

最近はコロナウイルスによる影響でライブハウスの閉店が相次いでいる。
危機に瀕しているライブハウスを守るべくして立ち上がった団体もいくつもあるし、それらの団体が政府に訴えるための署名や活動を支援する寄付金を集めている。

日本のライブハウス文化は常々素晴らしいと思っている。
海外に目を向ければ向けるほど、PAシステムやスタッフが完備している日本のライブハウスは特異であり、恵まれていることを痛感する。
だが、そういう十分に整った環境下でライブができることを当たり前のように感じていた。

そのライブハウスが今、窮地に立たされている。
お世話になっている大事な場所のために、今の自分に何ができるだろうかとずっと考えている。継続的にお金を生み出して、ライブハウスが延命できるような活動をしたい。きっと皆、同じ気持ちだろう。

話は変わるが、ちょうど一昨日にThere is a light that never goes outのドキュメンタリー動画をYouTubeで見た。小岩ブッシュバッシュのYouTubeチャンネルで公開した動画だ。

ゼアイズの活動から感じる90'sハードコアのD.I.Y精神。
ライブハウスという場に依存しなくても、機材を持ち寄ればどこでもライブができる。それこそ海外のハードコアシーンと共鳴する精神性であり、ジャパニーズハードコアシーンのカリスマ的存在であることがよくわかった。

今ほどインターネットが発達していなくて、SNSも無い時代。
限られた情報しかないからこそ、感性が研ぎ澄まされたのかもしれない。
もちろん現代が悪いとか、90'sが良いとかそういう話では全くない。

こういうご時世だからこそ、D.I.Yの精神を今一度思い返すべきなのかなと。1時間強の動画から強烈なメッセージみたいなものを感じた。

こういうご時世だからこそ、行動に移せることはあるはずだ。
音楽・バンドを続けていく上で自分に何ができるだろうか。