マガジン

  • 短編小説綴

最近の記事

長文noteの下書きはいくつか溜まっているのに書き進められていない、という自戒の報告です。

    • “ポケモン“で紐解く人間階層学

      ポケモンに種族値、個体値、努力値があるように、人間にもそれらがある。 「人間」というだけでいくら種族値が高かろうと、個体値の低い人間も当たり前にいる。 誰も、0Vのガブリアスに興味は無い。 僕は今、24歳だ。人間レベル24。 ただ、僕は物心ついた時から、何かと少し無理して必死に生きてきた。周りよりも少し頑張って、周りよりも少しだけ忙しなく生きてきた。 あくまで、相対的にだが、僕は同い年の人々よりも長く生きている。つまり、人生経験が多い。そうつまり、経験値を多く取得している。

      • フォアユウ

        始 この、余りにも広過ぎる世界で、私は私を生きている。自らの意思で訪れた場所、偶然立ち寄った道、気がついたら通り過ぎていた駅、そして、言葉を交わした人々。その全てが積もり、混ざり合い、私に成る。人生は一筋縄では無い、とは良く言ったもので、幾多の縄が結ばれ解かれ出来た何かを、遠目に人生と呼ぶのだろう。私が私足る全ての場所を、人を、感情を、愛している。「自分は何故に生きるのだ」という在り来りな問に、私はこう応えたい。 形成 ・意識下で、一緒にいた。意識がハッキリとしている今、

        • ダブルスタンダードバーガー、Bセットで!

          There are four beautiful seasons in Japan. 日本には美しい四季があります。 皆さんはどの季節が好きですか? 僕は夏が好きです。厚着したくなくて、寒いのが苦手で、乾燥が嫌で、だから冬は嫌いです。 でも、冬は次に来るのが夏だから、好きです。 そう、僕は冬が嫌いで、好きです。 「この人は何を言っているんだろう。頭がおかしくなったのかな。」と感じたあなたは正常です。 この、相反するような二つの意見や主張を同時に持ち合わせていること、行

        長文noteの下書きはいくつか溜まっているのに書き進められていない、という自戒の報告です。

        マガジン

        • 短編小説綴
          4本

        記事

          Do I have "real" DREAM?

          気が付くとそこは1980年代暮れの世界。 少しレトロで、それでいてまた刺激的な服装を身に纏う街行く人々。丸いヘッドランプが特徴的なやけに角張った車の助手席に座っている俺は運転席に目を向ける。まだフサフサで白髪の1本も無い髪に、目を細めてしまう程に明るい水色のジーンズ、白いタンクトップとネックレス。あまりにも夏、TUBEの擬人化のような姿をした男。サングラスはかけていたっけ。しかし、彼はれっきとした俺の父親だった。いや、父親になるはずの男だった。 何故か俺は動揺していない。有り

          Do I have "real" DREAM?

          銀格子或いは精神世界.zip

          駅のホームで熱烈な視線を注がれる小さな端末は持ち主と共に徐々に熱を帯びてきて、ふと魔が差して顎を上げると扉の閉まる音、電光掲示板の数字は少しだけ進む。 炎天下の春、寒空に打ち上がった色鮮やかな火の華、出逢いを昨日に託して別れの秋を待ち侘びる。そこには無限と交差があって、限りなく平坦な秩序はなく、歪んだ歯車のようだった。 暑さを嫌った地下道の人混み。流れに逆らい左に曲がる。130°振り返って前方に階段とエスカレーターを視認した。他に誰もいないのでエスカレーターに向かい、何と

          銀格子或いは精神世界.zip

          現代人の五感から指先まで

          が短すぎやしないか? (※多少批判的、賛否覚悟、以下理解上頼読) 目の前で人が転んだ時、体の向きを変えようともしないのに。 理不尽を目の前にして、その声帯は微塵も震えないのに。 なのに、指先だけは恐ろしい程けたたましく液晶を弾いていて、どうやらその指先は液晶の向こうを想像する力を失ってしまったようなのだ。 見聞きしたこと、体験したこと、感じたこと、その全てがまるで脊髄反射のように指先に伝わり、文字になり、ネットという海へと投下される。 脊髄反射だから、途中に中継点は存

          現代人の五感から指先まで

          大妖怪「ナヅケレッテル」

          さぁ、少し難しい話をしよう。 と言っても爆発律を体系的に解明しようだとか、フェルマーの最終定理を1から考え直そうだとか、 そんな話ではない。 「鶏が先か卵が先か」…… Not. 「名前が先か現象が先か」 わけわからねぇ書き出しをしたので、わけわからねぇと思いますが心配なさらず。 俺が書くのはいつだって、手に取れるけどどこか掴めない、そんな左肩甲骨の内側の痒みのような話です。 想像してごらん、目を閉じて。 まだだけど。 「オタク」 このワードについて想像してみて

          大妖怪「ナヅケレッテル」

          余裕/surplus/ゆとり/yoyu

          起床(めがさめる)。1番はじめにすることといえば、スリープモードを解除してコントローラーを握ること。今日もまた今日。太陽と気温が昼につれて上がっていくように自我を天の果てまでぶん投げるのです。 正味、「めんどくさくね?辛くねぇの?」と自分でも思う。感情の思うまま生きていきたいよ、 「やりたくない、とかいう感情、where?」 このコピーが全てを物語っていて、俺の「やりたくない」という感情は今ごろどこかのショッピングモールの迷子センターで預かられているだろう。 なんで起きて早々

          余裕/surplus/ゆとり/yoyu

          俺が「」と言う時

          8号館101教室からこんにちは。 お久しぶりですね、俺です。 久しぶりのnote、何を書くのかと言えば、最近といってもかなり直近の俺の現状について。 リアルな俺のことを知らない人からすれば甚だ「?」といった感じではあるけど、周りと比べて少しイレギュラーな人生を歩むことになっているこの現状を恥ずかしがらず記していこうと思います。 周りをみれば、みんな友達のような何かと楽しく談笑していて、それに比べて俺は一人黙々とキーボードを叩く音を響かせているだけ。 そういえば俺がnoteを「

          俺が「」と言う時

          「限りなく透明に近いブルー」が強過ぎる件について

          小説のタイトルに成りそうなお洒落な短文を考えています。 今のところ対抗馬はいません。 俺と村上龍のタイマンを見届けな 「離反エイジ」 →処女作。実際に自分が書いた短い小説にタイトルとして使用した。同世代の周りから自分だけが置いていかれるような孤独感をもつ主人公を表した言葉。主観過ぎるが、「離反鋭児」ともワンチャンとれるのが○。 「レジンと春とシフォンケーキ」 →オシャ小説タイトル欲に火をつけたのがコイツ。短文集のタイトルとして使用。「クリームソーダ」のもつ文学味に

          「限りなく透明に近いブルー」が強過ぎる件について

          レジンと春とシフォンケーキ

          ー 久しぶりに外でマスクを外してみた。外の空気は、もう冬の味がした。 ー 時々、「明日」とか「昨日」とかが分からなくなる。気が付けば「今日」になっているし、気が付けば「今」になっている。 ー 一番面白いひらがな2文字 「くわ」 アホが何も考えてない時にとりあえず言う言葉。 先生「お前らもう進路は決めたのか?」 生徒「大学に進学します!」 先生「お前は?」 生徒「くわ」 ー オシャレな歌詞を書いてみたい。ので、歌詞を付けてほしい音源をお持ちの方は僕に連

          レジンと春とシフォンケーキ

          誰ガ為に吐いているのか、俺達は

          はい、いらっしゃいませ。 この頃、過剰に甘い物を食べることにハマっています。カルシウムはもう充分に足りているし、脳みそにも糖分が必要なお年頃ってわけ。オススメはこれ、アメリカ産のプレッツェル。お住まいの近くにあるドンキに300円くらいで売っていた気がするのでお試しあれ。 . . . 「タイトルのスカし具合からの落差すご」 って思いました? まだまだ落ちて往きます 皆さんは「すべらない話」持ってますか?何か咄嗟に間を埋められる会話をしなきゃいけなくなった時とか、

          誰ガ為に吐いているのか、俺達は

          正解がわからん

          わからん。分からんすぎる。思い付きで書いた(書いている)ので雑になるとは思うが、よしなに。 ガチで世の中正解がわからん。 「正解なんてない」「正解は臨機応変に幾多もある」という答えは知ってるけどね。そうじゃあ無いんだよ!!! これはダメだろ、って思ったことが案外許されてたり、これはイける、って思ったことが思いっきりバツくらったり。俺の知識経験不足なのかもしれんけど、どうやっても周りの人達が考えてる正解とばっちし合わない。 「それは良いのにそれはダメなんだぁ……」 生

          正解がわからん

          「フェミニストに殺される」「縛られて生きていく」他

          「大人に必要なもの」 あと3ヶ月もすれば、俺と同い年の人全員が21歳になる。18歳になったとき、いわゆる18禁が解禁されたとき、片足だけでも大人の仲間入りをした気がした。20歳になったとき、成人式を迎えたとき、大人になる自覚を持たなきゃいけない気がした。そして21歳になったとき、21歳になるとき、"子供"という肩書きが外れ、完全に自立した大人に強制的になってしまった気がした。20歳であれだけ飲んだお酒も、月に何回か嗜む程度になったし、あれだけステータスの物差しになっていた

          有料
          100

          「フェミニストに殺される」「縛られて生きていく」他

          インスタグラマーが好きな話

          俺はインスタグラマーを見るのが好きだ。 暇であろうものならYouTubeで加藤純一の配信の切り抜きを見るか、Instagramの検索欄でインスタグラマーを漁っている。 中学三年生でアイドルにハマり、今まで約6年間アイドルオタクをしてきた俺なら、可愛い女の子を眺める事が好きなのは頷ける。けど、インスタグラマーには何か違う、形容しづらい独特の魅力がある。俺はそれに魅せられている。めちゃくちゃに。 「この インスタグラマーずかんを きみに たくす!」 何気なく

          インスタグラマーが好きな話